Akane Ikeno

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ロードレース2020シーズン開幕4連戦@オーストラリアを振り返る

ロードレース2020シーズン開幕4連戦
@オーストラリアを振り返る

こんにちは、オーストラリア・メルボルン在住のスポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。

1月19日(クリテリウム)~26日までアデレードで開催されたサントス・ツアー・ダウンアンダー(以下:TDU)についての記事が、先日cyclowired(@cyclowired_jp)で公開されました。

この記事は、これらの続きといえるものです。
TDU後にメルボルンへ引っ越し、レース・トーキー(1月30日)とカデルエヴァンス・グレートオーシャン・ロードレース(2月2日、以下:カデルエヴァンスGORR)、ジャイコ・ヘラルドサンツアー(2月5日~9日、以下:ヘラルドサンツアー)を観戦しました。

今回は、4大会すべてを観戦しての総括編をお届けします!

昨日と一昨日公開した自転車ロードレース観戦@オーストラリアの記事はこちらからご覧ください。

1~2月のロードレース観戦@オーストラリアがおすすめな6つの理由

【観戦記】カデルエヴァンス・グレートオーシャン・ロードレース2020

Santos Tour Down Under

例年1月20日前後に南オーストラリア州・アデレードで開催される1週間ほどのステージレース。
カテゴリーや性質(ステージ、ワンデーなど)の違いがあるとはいえ、今回観戦した4レースでは断トツの規模間を誇ります。

現チームに所属してから2017年以外は母国でシーズン入りしているロマン・バルデ(FRA/AG2R La Mondiale)の初参戦や、タイムトライアル世界王者で地元出身のローハン・デニス(AUS/Team INEOS)の移籍後の初陣となるなど、例年同様シーズン初戦として注目度の高いレースとなりました。
(※2017年のバルデは中東・オマーンでシーズン入り)

ある程度の内容はcyclowiredの記事に書いているので、大筋の内容はそちらをご覧ください(再掲)。
今回はcyclowiredの記事に書くまでもないこぼれ話を中心に。
(※日本国内の放送を見ていないので、放送内で言及されている内容と重複していたらごめんなさい)

NTT Pro Cyclingの初陣にNTT関係者も現地で応援!

サイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton – Scott)の右側がNTT関係者の席でした。

19日のクラシックでフィニッシュ地点のすぐあとに設けられた関係者席にいたのが、NTT(企業)の関係者たち。
ロードレースに関心がある方たちが集まっているのか、単純に幹部の方たちが集まっているのかはわかりませんでした。
しかし、とにかくNTT Pro Cyclingの選手が前を通るたびに大歓声。
日本のNTT関係者がいたかはわかりませんが、アジア系でそれっぽいかな?という方はふたりほどいました。

NTT Pro CyclingとMovistar Teamの見分けがつかなくて困る

ヘルメットやバイクなど見分けるポイントはありますが、
猛スピードで駆ける選手をぱっと見で判断するのは難しいです。

TDUで発生した問題として大きかったのが、濃いブルーを基調にしたジャージの2チームの見分けがつかなかったことがあげられます。
TDU以降の3レースはMovistar Teamが不出場(ヘラルドサンツアーはNTT Pro Cyclingも不出場)だったので、他のレースではこの問題に悩まされずに済みました。

ほかにもブルーを基調にしたジャージのチームはありますが、ホワイトの面積が大きかったり(Deceuninck – Quick Step)淡かったり(Astana Pro Team)するので、見分けはつきます。
Twitterで検索をしても「見分けづらい」とのツイートがあまり見当たらなかったのですが、空撮だと見分けがつくのでしょうか?

ロードレースのアイドル・カンチェラーラ

ちなみに彼のパスの区分は”Legend”。

個人的な話をすると、自転車ロードレースを”ちゃんと”見ようと心に決めたきっかけがファビアン・カンチェラーラ(SUI)。
とても極端な話をすれば、ロードレース界におけるわたしにとって唯一無二のアイドルです。
この話は脱線になるので割愛しますが、2016年ジャパンカップ以来の生カンチェラーラ。
2016年というと、わたしはギリギリ学生だった頃です。

今年のTDUに彼が来るアナウンスをメルマガで知ったときは、本当に変な声が出ました。
なかなかタイミングと場所が合わず、カンチェラーラを見れたのは第3ステージの日だけ。

Race Torquay

レース・トーキーは諸般の事情で写真の撮れ高が断トツに悪い大会となりました。
というのも、レースを見ながらcyclowiredの記事を書いていたので、スタート/フィニッシュ地点の辺りにずっといて、トーキーの海岸沿いの写真がほぼありません。
ちなみに、トーキーへ向かう道中もずっと記事を書いていました。海が写っている写真はよくてこんな感じです(改めてひどい)。

DNF直後のディフェンディングチャンピオンのカレブ・ユアン(AUS/Lotto Soudal)。

観戦は穴場でめちゃくちゃおすすめ!

フィニッシュは前方の観客でまったく見えず…。

写真の撮れ高は悪いですが、観戦そのものは穴場でかなりおすすめです!
レース・トーキーはオセアニアツアーに分類され、TDUやカデルエヴァンスGORRに比べるとカテゴリーは下がります。
しかし、出場選手はカデルエヴァンスGORRとほぼ同じなので、かなり豪華です。

それなのに平日(木曜日)開催で人が少なく、スタート/フィニッシュ地点以外なら人だかりで選手が見えない…ということはあまりないと思います。

地味にこのシートは有料席だったりする(TDUのヴィレッジの椅子は無料だった)

あと、トーキーまで電車とバスで行けるのも、メリットです。
所要時間1時間半~2時間で、料金は往復35ドルくらい(約2,600円)。
電車は自転車を組み立てた状態で積めるので、トーキー周辺をロードバイクで走りながら観戦すると効率的かもしれません。

引用元:大会公式サイト
終盤に飛び出したのは、数日後のカデルエヴァンスGORRで表彰台に乗る二人。

コースは13km×10周なので、トーキー周辺に着けば徒歩でも十分観戦できます(もちろん車があった方が便利だとは思います)。
これも、レンタカーより電車やバスまたはロードバイクを推す理由です。

ちなみに、レース終了後の表彰式を見ずに帰りましたが、電車駅行きの終バスにギリギリでした。
電車はまだあるので、Uberを使えばメルボルンの中心地から観戦に出かけても帰れますが、注意が必要です。

ワニさんも応援(旗にはマイヨ・ジョーヌのカデル・エヴァンスが描かれています)

Cadel Evans Great Ocean Race

表彰式に登場したカデル・エヴァンス(AUS)。

この記事のカデルエヴァンスGORRについて書いていたところ、別に記事をまとめられる文章量になりました。
そのため、具体的な観戦の様子はこちらにまとめています。

【観戦記】カデルエヴァンス・グレートオーシャン・ロードレース2020

今回は、上記記事で触れていないことを書きます。

チームプレゼンテーションは現地観戦の特権

ディフェンディングチャンピオンのヴィヴィアーニ。

海外の放送も恐らく日本同様だと思いますが、チームプレゼンテーションは基本的に放送されません。
放送されるのは、レースとレース前後のインタビュー、表彰式といったところ。
グランツールでも開催国以外でチームプレゼンテーションが放送されるのは、ツール・ド・フランスくらいではないでしょうか。

件の遅刻で、今回のチームプレゼンテーションを見れたのは4チーム。
地元の優勝候補カレブ・ユアン(AUS)を擁するLotto Soudal、ワーフの加入で注目度急上昇のTeam Ineos、前回優勝チームのDeceuninck – Quick Step。
そして、前回覇者エリア・ヴィヴィアーニ(ITA)が加入したCofidis。

デヘント節炸裂のチームプレゼンテーション。

今季はトレーニングキャンプやレース中はスタッフも含めチームで全面禁酒中のLotto Soudal。
トーマス・デヘント(BEL)は「カレブが勝てば飲めるから(意訳)」と、観客の笑いを誘いました(※レースに勝った日はお祝いで飲める)。

バースデーレースを走るアーチボルト。

もうひとつのベルギー籍チーム・Deceuninck – Quick Stepのプレゼンテーションでは、この日がシェーン・アーチボルド(NZL)31歳の誕生日と発表されます。
観客みんなでハッピーバースデーを歌うものの、絵に描いたグダグダ。笑

こういうのを見れるのは、現地観戦の特権だと思います。スポンサーのベジマイトジャージに身を包んだカデル・エヴァンスを見られるのも、カデルエヴァンスGORRだけです。笑

Jayco Herald Sun Tour

男子レースのみ。引用元:大会公式サイト

ヘラルドサンツアーは、全5ステージのステージレースです。
公共交通機関で観戦可能なTDUと異なり、第1~第4ステージはレンタカーが必須。

ヴィレッジには、Mitchelton – Scottのスポンサー・let’s goのキャンピングカーが。

予算の都合上、観に行ったのは第5ステージだけでした。

参加費無料のライドイベントを実施!

TDUやカデルエヴァンスGORRをはじめ、世界各地のレースで開催されているプロ選手と同じコースを走れるイベント。
ヘラルドサンツアーでも、第5ステージのコースを走るイベント・RIDE MELOBURNEが実施されました。

RIDE MELBOURNE最大の特徴は、参加費無料なこと。
コースは4.05km/周の周回コースなので、上記チケットの写真にもある通り、子供も参加できます。
また、第5ステージはメルボルン中心地からほど近いところで開催されていて、日本から輪行しなくてもレンタサイクルで参加できそうです。

一般サイクリストものんびりしながら選手を待ちます。

わたしも1月のうちにエントリーを済ませて楽しみにしていましたが、個人的な事情で参加を見送ることになりました。
コースの起伏については後述しますが、がっつり登るコースではありません。

観客は多すぎず少なすぎず

EF Education First Australiaと思われる応援団も。

その諸事情も予想以上に時間がかかり、最終的に会場に着いたのは第5ステージの開始直前。

Kinan Cycling Teamは最終日のうちに帰国便に搭乗(※福光フォトグラファー談)。

日本からはKinan Cycling Teamが出場していて、見慣れた白のジャージもちらほら。
スタートを見届けてから、徒歩で観戦ポイントへ向かいました。

4.05km/周なので徒歩でもコースを楽に周れる

緑の◎がスタート地点で、時計回り。引用元:大会公式サイト

ヘラルドサンツアー第5ステージ最大の特徴は、4.05kmの周回コース(22周)。
13kmの周回コースだったレース・トーキーに比べてもかなりコースが短いので、徒歩でコースを一周できます。

上記地図の右側直線部分が勾配になっていて、右上から登り始めて右下で下りきって右折し、スタート/フィニッシュ地点に戻るイメージ。
ちなみに、登り切った部分が残り1km地点でした。
他は細かい起伏があっても、ほぼ平坦といえるでしょう。

おすすめは反時計回りでの観戦

おすすめは、スタートを見届けてから反時計回りで観戦すること。
見どころの登りを前半で見られるので、単純に見逃さずにすむから。一周4.05kmはかなり短く、同じ場所で待機していても想像以上に早く選手が戻ってきます。

自然豊かな公園内を走るコースで日影が多く、昼下がりのレース観戦も暑すぎません。

写真を撮る場合はうまく撮れなくてもやり直しがききますが、何度もやり直しすぎるとフィニッシュに間に合わなくなることも(経験者)。
確実に見どころを押さえるためにも、反時計回りがおすすめです。

それぞれのレースにそれぞれのよさがある

ヘラルドサンツアーでリーダージャージのジェイ・ヒンドレー(AUS/Team Sunweb)。

今回、TDUから始まってレース・トーキーにカデルエヴァンスGORR、ヘラルドサンツアーと4つの大会を観戦しました。
ヘラルドサンツアーは第5ステージだったので他の大会に比べるとサンプルに乏しいですが、それぞれの大会でそれぞれのよさを実感。

  • TDU:レースの規模が大きくてお祭り感がすごい。4大会で唯一アデレード開催。
  • レース・トーキー:「選手の顔ぶれ×観戦しやすさ(観客の少なさ)」のバランスが最高。
  • カデルエヴァンスGORR:TDUよりも海を全面に押し出していて、「自然豊かなオーストラリア!」って感じ。
  • ヘラルドサンツアー:上記3大会より歴史が長く(2020年が第67回大会)、一周が短いので選手を多く見れる(第5ステージのみ)

日本から観戦に行く方のほとんどはTDU目的かと思います。
テストや仕事でTDU開催期間中に渡豪できなければ、数週間後ろ倒しにしてメルボルンでロードレース観戦するのも楽しいですよ!

以上で、3回にわたって掲載してきた自転車ロードレース観戦@オーストラリアの記事は完結とします。
それでは!

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