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【Vuelta a España 2019】ETAPA19

【Vuelta a España 2019】ETAPA19

こんにちは、オーストラリア・ブリスベン在住のスポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。

8/24~9/15までの間、グランツールのひとつブエルタ・ア・エスパーニャ(la Vuelta a España、以下:ブエルタ)についての記事を毎日更新中。
今日は、第18ステージのレース概要と第19ステージのコースをご紹介します。

第18ステージのレース概要

第18ステージのコースなどの情報は、こちらの記事でご確認いただけます。

【Vuelta a España 2019】ETAPA18

逃げ集団形成に向けたアタックは、スタートから少し経って開始されました。
アタックしたり吸収したりが続いたまま28.5kmを進み、1級山岳ナバセラーダ(Navacerrada、残り137.2km)の登坂がスタート。

ワウト・プールス(NED/Team INEOS)が飛び出したところにヘルマン・ペルンシュタイナー(AUT/Bahrain Merida)やピエール・ラトゥール(FRA/AG2R)、トーマス・デヘント(BEL/Lotto Soudal)、オマール・フライレ(ESP/Astana)などが合流。
先頭通過こそプールスに譲ったものの、山岳賞ジャージのジョフレ・ブシャール(FRA/AG2R)も2位で通過しています。

ナバセラーダの登頂後の54km地点でメイン集団とプールスらのタイム差は23秒。
ダウンヒルでセルヒオ・イギータ(COL/EF Education First)とトビアス・ルドヴィグソン(SWE/Groupama-FDJ)、ルイス・メインチェス(RSA/Dimension Data)、ニック・シュルツ(AUS/Mitchelton-SCOTT)
タオ・ゲオゲガンハート(GBR/Team INEOS)がプールスに合流します。

プールスらの集団に追いつこうと追走するのは、ヨナス・コッホ(GER/CCC Team)、ネルソン・オリヴェイラ(PRT/Movistar)、オスカル・ロドリゲス(ESP/Euskadi Murias)、オマール・フライレ(ESP/Astana)、ニールソン・ポーレス(USA/Jumbo-Visma)の5人です。
残り99.3kmと残り56.7kmで逆方向に登頂する1級山岳ラ・モルクエラ(la Morcuera)はブジャールが先頭で通過し、山岳賞の後続からリードを奪いました。

この2時間を平均37.5km/hで駆け抜けた先頭集団。
残り70kmでメインチェスとコッホが逃げグループから飛び出し、後続に差をつけます。

追走グループにいる山岳賞のブジャールは、復路のラ・モルクエラ5km手前でアタックし、再び10ptを獲得しに向かいました。
その後、メインチェスとコッホを捉えたブジャールを含む追走グループは、そのままトップへ。
先頭はブジャール、プールス、メインチェス、イギータ、ペルンシュタイナー、ロドリゲスの6人になります。

往路より勾配が急な復路のラ・モルクエラもブジャールが先頭で通過。
ラ・モルクエラのダウンヒルでイギータがアタックし、独走態勢に持ち込みます。

メイン集団に動きがあったのは、残り60km。
4分09秒差で総合5位、27秒差で新人賞2位のミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana)がアタックします。
総合勢が犇めくメイン集団には彼のアタックに応じる選手がおらず、ロペスはひとりで前を追うことに。
しばらくして前にいたフライレとオリヴェイラ、ゲオゲガンハート、コッホのグループに合流し、5人で前を追います。

復路のラ・モルクエラを下りきると、中間スプリント地点のラスカフリア(Rascafría、残り42km)が登場。
2位通過のブジャールらの集団に1分近い差をつけたイギータが難なく先頭で通過し、4秒のボーナスタイムを獲得しました。

フライレが牽くロペスのグループにはルドヴィクソンとシュルツが合流し、10秒前方を走るブジャールのグループを視界にとらえ、間もなく合流します。
さらに残り38kmでセップ・クース(USA/Jumbo-Visma)とポーレスの牽引によって、メイン集団がロペスたちに追いつき、集団は22名に。

追走のメイン集団では残り30kmを手前に、ロペスがもう一度アタック。
すぐに他の総合勢に反応されてもう一度アタックしますが、アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar)とプリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma)がつき、タイム差を稼げません。
ラファル・マイカ(POL/BORA-hansgrohe)とタデイ・ポガチャル(SVN/UAE Team Emirates)、ナイロ・キンタナ(COL/Movistar)とは少しずつタイム差が開きました。
キンタナはマイカとポガチャルからも遅れていきます。
マイカがログリッチらに合流する一方で、ポガチャルもマイカから遅れました。

このステージ最後の1級山岳コトス(Cotos、残り25.6km)はイギータが先頭で通過。
15kmほど続く、コトスからフィニッシュ地点のベセリル・デラ・シエラ(Becerril de la Sierra)へのダウンヒルで、イギータはタイム差を1分半ほどにまで広げる場面も。
そのままイギータは15秒のリードを守り、独走でフィニッシュラインに飛び込みました。

第18ステージ:ステージ順位

  1. セルヒオ・イギータ(COL/EF Education First):4h 33′ 09
  2. プリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma):+ 00′ 15
  3. アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar):+ 00′ 15
  4. ラファル・マイカ(POL/BORA-hansgrohe):+ 00′ 15
  5. ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana):+ 00′ 17
  6. カールフレドリック・ハーゲン(NOR/Lotto Soudal):+ 01′ 16
  7. ルイス・メインチェス(RSA/Dimension Data):+ 01′ 16
  8. ナイロ・キンタナ(COL/Movistar):+ 01′ 16
  9. タデイ・ポガチャル(SVN/UAE Team Emirates):+ 01′ 16
  10. オスカル・ロドリゲス(ESP/Euskadi Murias):+ 03′ 47

初出場のグランツールで初のステージ優勝。
第1週にチームメイト3人を落車などで失っているチームに明るい話題をもたらしました。

アマヌエル・ゲブレイグザブハイアー(ERI/Dimension Data)とヴァシル・キリエンカ(BLR/Team INEOS)がこのステージでDNF。
ゲブレイグザブハイアーはステージ前半の落車が理由で、キリエンカのリタイア理由は公表されていません。

第19ステージ:総合順位

  1. プリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma):71h 16′ 54
  2. アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar):+ 02′ 50
  3. ナイロ・キンタナ(COL/Movistar):+ 03′ 31
  4. ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana):+ 04′ 17
  5. タデイ・ポガチャル(SVN/UAE Team Emirates):+ 04′ 49
  6. ラファル・マイカ(POL/BORA-hansgrohe):+ 07′ 46
  7. ウィルコ・ケルデルマン(NED/Team Sunweb):+ 09′ 46
  8. カールフレドリック・ハーゲン(NOR/Lotto Soudal):+ 11′ 50
  9. ジェームス・ノックス(GBR/Deceuninck-QuickStep):+ 12′ 44
  10. マルク・ソレル(ESP/Movistar):+ 21′ 09

トップ10では、順位とタイム差に細かいタイム変動が発生。
ログリッチがステージ2位、バルベルデがステージ3位のため、バルベルデ(2秒)を除いてログリッチに対して少なくとも6秒を失っています。

総合10位にソレルが浮上していますが、9位のノックスとのタイム差は11分以上あり、総合争いには加わらないとみていいでしょう。

第19ステージ:4賞ジャージ+3

  • マイヨ・ロホ(総合首位):プリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma)
  • マイヨ・ベルデ(ポイント賞):プリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma)
  • マイヨ・デ・ルナデス (山岳賞):ジョフリー・ブシャール(FRA/AG2R)
  • マイヨ・ブランコ(新人賞):ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana)※総合4位
  • チーム優勝:Movistar
  • ステージ優勝:セルヒオ・イギータ(COL/EF Education First)
  • 敢闘賞:セルヒオ・イギータ(COL/EF Education First)

ロペスが第9ステージで失って以来の新人賞ジャージに返り咲きました。
ポガチャルとの差は32秒で、まだまだ勝負の行方はわかりません。

ブジャールは26ptを稼ぎ、累計獲得ポイントが76ptに。
第19、第20ステージで登場するカテゴリー山岳をすべて先頭通過した場合の獲得ポイントは39ptで、2位のアンヘル・マドラソ(ESP/Burgos BH)との差は32pt。
マドリードまで完走すれば、かなりの確率でブジャールが山岳賞を獲得します。

第19ステージの概要

第19ステージは、大会終盤に厳しい山岳ステージが続くグランツールの傾向と大きく異なる、スプリンター向けステージ。
カテゴリー山岳も、3級山岳1カ所しかありません。

  • スタート:Ávila
  • フィニッシュ:Toledo
  • 総距離:165.2km
  • 中間スプリント地点:Albarreal de Tajo(残り31.2km)
  • 山岳:la Paramera(3級、残り152.2km)
  • ステージ:平坦
  • 開始時刻:13:34(日本時間20:34)
  • 引用元:大会公式サイト内第19ステージコース紹介ページ
引用元:大会公式サイト内第19ステージコース紹介ページ

アビラ(Ávila)は2000年代に5年間ブエルタをホストした、ブエルタお馴染みの街。
ちなみにアビラとトレド(Toledo)を結ぶステージは、マッシモ・ジロット(ITA)がステージ優勝した春開催だった30年前の1989年大会第7ステージまで遡ります。

引用元:大会公式サイト内第19ステージコース紹介ページ

アビラの0km地点から、13kmにわたるこのステージ唯一の3級山岳ラ・パラメラ(la Paramera、残り152.2km)への上りがスタート。
標高1,420mのラ・パラメラの山頂へ到達すると、30km地点あたりまで約700mのダウンヒルが続きます。

集団は緩やかに下り続け、中間スプリント地点のアルバレアル・デ・タホ(Albarreal de Tajo、残り31.2km)までたどり着くころには、標高450mへ。
アルバレアル・デ・タホは下り基調で通過します。

引用元:大会公式サイト内第19ステージコース紹介ページ

ラスト5kmも緩やかな上りと下りが続きます。
最後の1kmは石畳の道を上ってフィニッシュです。

引用元:大会公式サイト内第19ステージコース紹介ページ

トレドが最後にブエルタで選手を迎えたのは、2010年第19ステージ。
タイラー・ファラー(USA)やフィリッポ・ポッツァート(ITA)を抑えて、フィリップ・ジルベール(BEL/当時Omega Pharma-Lotto、現Deceuninck-Quick Step)がステージ優勝しました。

J SPORTSの中継は23:00から!

きょうの第19ステージは、23:00からJSPORTSで中継!

お見逃しなく!

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