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【Vuelta a España 2019】ETAPA17

【Vuelta a España 2019】ETAPA17

こんにちは、オーストラリア・ブリスベン在住のスポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。

8/24~9/15までの間、グランツールのひとつブエルタ・ア・エスパーニャ(la Vuelta a España、以下:ブエルタ)についての記事を毎日更新中。
今日は、第16ステージのレース概要と第17ステージのコースをご紹介します。

第16ステージのレース概要

第16ステージのコースなどの情報は、こちらの記事でご確認いただけます。

【Vuelta a España 2019】ETAPA16

50km地点から始まる1級山岳サン・ロレンソ(San Lorenzo、残り84.4km)の上りに向けて、この日もアタック合戦が幾度となく繰り広げられます。
スタートを過ぎて38km過ぎ、ようやく25名ほどの大きなエスケープ集団が形成。
そこからジェームス・ノックス(GBR/Deceuninck-QuickStep)とレミ・カヴァニャ(FRA/Deceuninck-QuickStep)、マーク・パデュン(UKR/Bahrain Merida)、ロマン・シーグル(FRA/Groupama-FDJ)が飛び出しました。

カヴァニャらに追いつこうとフィリップ・ジルベール(BEL/Deceuninck-QuickStep)とマキシミリアーノ・リケーゼ(ARG/Deceuninck-QuickStep)、トーマス・デヘント(BEL/Lotto Soudal)、ヤコブ・フルサング(DEN/Astana)の強力な4人組が追走。
さらにルイスレオン・サンチェス(ESP/Astana)やタオ・ゲオゲガンハート(GBR/Team INEOS)、フェルナンド・バルセロ(ESP/Euskadi Murias)、イマノル・エルビティ(ESP/Movistar)ひらを含む大きな集団が4人になりました。
Jumbo-Vismaがメイン集団をコントロールしています。

  • ジョフレ・ブシャール(FRA/AG2R)
  • ダミアン・ホーゾン(AUS/Mitchelton-SCOTT)
  • アマヌエル・ゲブレイグザブハイアー(ERI/Dimension Data)
  • ニキアス・アルント(GER/Team Sunweb)
  • ニクラス・イーグ(DEN/Trek-Segafredo)
  • ヴァレリオ・コンティ(ITA/UAE Team Emirates)
  • アンヘル・マドラソ(ESP/Burgos BH)
  • ヨナタン・ラストラ(ESP/Caja Rural-RGA)

サン・ロレンソはブジャールとマドラソがワン・ツー通過し、ここでマドラソは第2ステージで山岳賞ジャージに袖を通して以来初めて山岳賞2位に転落。
まだこのあとの展開は分からないものの、暫定トップはブジャールになりました。
メイン集団がサン・ロレンソを通過するころには、ダウンヒルで後続グループに差をつけるブジャールとのタイム差は2分45秒に。

ブジャールはやがて集団に捕まり、先頭集団は再び20名越えの大集団に。
もうひとつの1級山岳ラ・コベルトリア(la Cobertoria、残り44.1km)の上りに入ると逃げグループからは脱落する選手も現れ始めるなか、山頂2km手前でブジャールがアタックし、ここでも10ptを獲得しました。

ノックスがラ・コベルトリアのダウンヒルで一度前に出ますが、残り30kmで吸収。
中間スプリント地点のカンポマネス(Campomanes、残り27.9km)はデヘントを先頭に通過し、サン・ロレンソ登頂時のほとんどが残る20名の逃げグループは、残り17.8kmから始まるチーマ・アルベルト・フェルナンデスのラ・クビーリャ(La Cubilla. Lena、フィニッシュ)へ向かいます。

逃げグループがラ・クビーリャの麓に入るとき、メイン集団とのタイム差は9分です。
マドラソとエルビティが先頭集団から脱落し、残り9kmでフルサングがアタック。
チームメイトのサンチェスとゲオゲガンハート、ノックス、ブランビッラが追走し、先頭は5人に。
背後からゲブレイグザブハイアーが単独で5人を追走します。

残り7kmを手前にもう一度フルサングがアタックし、そこについたのはブランビッラだけ。
他の3人との差はみるみる開いていきます。

フルサングがレースの先頭を7分後方では、メイン集団でもAstanaが牽引。
ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana)がアタックし、タデイ・ポガチャル(SVN/UAE Team Emirates)とプリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma)がすぐに反応、少し遅れてマルク・ソレル(ESP/Movistar)とアレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar)、ラファル・マイカ(POL/BORA-hansgrohe)も合流して6人になりました。

ソレルが残り5kmでアタックし、しばらくひとりで前を走りましたが、マイカが合流。
ログリッチたちの集団にヘルマン・ペルンシュタイナー(AUT/Bahrain-Merida)、カールフレドリック・ハーゲン(NOR/Lotto Soudal)、セップ・クース(USA/Jumbo-Visma)、ルーベン・ゲレイロ(PRT/KATUSHA ALPECIN)、セルヒオ・イギータ(COL/EF Education First)が追い付き、マイヨ・ロホ集団は10人に。

残り1.5kmを前にフルサングが単独先頭になり、そのままステージ優勝。
総合勢最上位のポガチャルとロペス、ログリッチの集団はフルサングから6分ほど遅れてフィニッシュしました。

第16ステージ:ステージ順位

  1. ヤコブ・フルサング(DEN/Astana):4h 01′ 22
  2. タオ・ゲオゲガンハート(GBR/Team INEOS):+ 00′ 22
  3. ルイスレオン・サンチェス(ESP/Astana):+ 00′ 40
  4. ジェームス・ノックス(GBR/Deceuninck-QuickStep):+ 00′ 42
  5. ジャンルーカ・ブランビッラ(ITA/Trek-Segafredo):+ 01′ 12
  6. トーマス・デヘント(BEL/Lotto Soudal):+ 02′ 09
  7. ミケル・ビスカラ(ESP/Euskadi Murias):+ 02′ 15
  8. アマヌエル・ゲブレイグザブハイアー(ERI/Dimension Data):+ 02′ 21
  9. フィリップ・ジルベール(BEL/Deceuninck-QuickStep):+ 02′ 32
  10. ジョフリー・ブシャール(FRA/AG2R):+ 02′ 32

フルサングが意外にもグランツールのステージ初優勝。
残り7kmのアタックでフルサングに唯一ついたブランビッラはステージ5位、最後までフルサングを単独で追ったゲオゲガンハートが2位でステージを終えています。

第16ステージ:総合順位

  1. プリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma):62h 17′ 52
  2. アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar):+ 02′ 48
  3. タデイ・ポガチャル(SVN/UAE Team Emirates):+ 03′ 42
  4. ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana):+ 03′ 59
  5. ラファル・マイカ(POL/BORA-hansgrohe):+ 07′ 40
  6. ナイロ・キンタナ(COL/Movistar):+ 07′ 43
  7. ニコラ・エデ(FRA/COFIDIS):+ 10′ 27
  8. ウィルコ・ケルデルマン(NED/Team Sunweb):+ 10′ 34
  9. カールフレドリック・ハーゲン(NOR/Lotto Soudal):+ 10’40
  10. ヘルマン・ペルンシュタイナー(AUT/Bahrain Merida):+ 12′ 05

ポガチャルとロペスを除き、総合上位勢はログリッチに対して23秒以上を失っています。
第15ステージ終了時に2分05秒あったキンタナとマイカのタイム差は逆転し、キンタナが3秒差で総合6位に。

第16ステージ:4賞ジャージ+3

  • マイヨ・ロホ(総合首位):プリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma)
  • マイヨ・ベルデ(ポイント賞):プリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma)
  • マイヨ・デ・ルナデス (山岳賞):ジョフリー・ブシャール(FRA/AG2R)
  • マイヨ・ブランコ(新人賞):タデイ・ポガチャル(SVN/UAE Team Emirates)※総合3位
  • チーム優勝:Movistar
  • ステージ優勝:ヤコブ・フルサング(DEN/Astana)
  • 敢闘賞:アンヘル・マドラソ(ESP/Burgos BH)

ついにマイヨ・デ・ルナデスの持ち主が交代。
チームメイトののロマン・バルデ(FRA)に続いて、AG2Rに山岳賞ジャージをもたらしました。
まだ5日間レースは残っていて、このステージの敢闘賞で山岳賞2位のマドラソとは6pt差なので、まだ行方は分かりません。

第17ステージの概要

第17ステージは、今大会唯一の200km越えのステージ。
ブエルタらしく起伏に富んだ「平坦」ステージですが、カテゴリー山岳はありません。

  • スタート:Aranda de Duero
  • フィニッシュ:Guadalajara
  • 総距離:219.6km
  • 中間スプリント地点:Atienza(残り116.3km)
  • 山岳:なし
  • ステージ:平坦
  • 開始時刻:11:49(日本時間18:49)
  • 引用元:大会公式サイト内第17ステージコース紹介ページ
引用元:大会公式サイト内第17ステージコース紹介ページ

スタート地点のアランダ・デ・デュエロ(Aranda de Duero)をブエルタが訪れるのは、2006年第12ステージ以来。
ルカ・パオリーニ(ITA)がステージ優勝しました。
ちなみにこのときのマイヨ・オロ(※当時のリーダージャージは金色)は、当時Caisse d’Epargne-Illes Balears所属のバルベルデです。

引用元:大会公式サイト内第17ステージコース紹介ページ

アランダ・デ・デュエロは、ブエルタ・ア・エスパーニャよりもブルゴス県を周るブエルタ・ア・ブルゴスで頻繁に訪れます。
アランダ・デ・デュエロをスタートしたブエルタ・ア・ブルゴス2016年第4ステージでは、ネイサン・ハース(AUS/当時Dimension Data、現Katusha Alpecin)が勝利しています。

引用元:大会公式サイト内第17ステージコース紹介ページ

86.4km地点のカラスコサ(Carrascosa)では、カテゴリーこそないものの、アランダ・デ・デュエロより550m以上高いところへ。
カラスコサを下って10kmほどで、ステージ中盤にある中間スプリント地点のアティエンサ(Atienza、残り116.3km)を通過すると、アップダウンがあるものの、全体的には緩やかに下ります。

引用元:大会公式サイト内第17ステージコース紹介ページ

フィニッシュ地点のグアダラハラ(Guadalajara)までの5kmも、アップダウンの連続。
フィニッシュラインの3km手前から、約100m上ります。
カテゴリー山岳がなくスプリンターは勝ちたいステージですが、逃げ切り成功の可能性も高いステージです。

グアダラハラがブエルタを訪れるのは3回目。
1999年は今大会同様に大会最長の225kmを走る第17ステージで、クリスティアン・モレーニ(ITA)がステージ優勝。
2005年第20ステージの38.9kmの個人タイムトライアルは、ロベルト・エラス(ESP)と同タイムながらルーベン・プラサ(ESP/当時Comunidad Valenciana、現Israel Cycling Academy)がステージ優勝しました。

J SPORTSの中継は23:00から!

きょうの第17ステージは、23:00からJSPORTSで中継!
平成最後のグランツールも最終日です。

お見逃しなく!

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