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【Vuelta a España 2019】ETAPA14

【Vuelta a España 2019】ETAPA14

こんにちは、オーストラリア・ブリスベン在住のスポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。

8/24~9/15までの間、グランツールのひとつブエルタ・ア・エスパーニャ(la Vuelta a España、以下:ブエルタ)についての記事を毎日更新中。
今日は、第13ステージのレース概要と第14ステージのコースをご紹介します。

第13ステージのレース概要

第13ステージのコースなどの情報は、こちらの記事でご確認いただけます。

【Vuelta a España 2019】ETAPA13

バスク地方最大の都市・ビルバオ(Bilbao)に本拠地を置くリーガ・エスパニョーラのアスレティック・ビルバオのホームスタジアムエスタディオ・サン・マメス(Estadio San Mamés)をスタートする第13ステージ。
残り60kmまで逃げが決まらなかった前日の第12ステージに比べると早かったものの、39.4km地点に登場する最初のカテゴリー山岳ラ・エスクリタ(la Escrita、3級)のダウンヒルまで逃げは決まりません。

ラ・エスクリタで山岳ポイントを獲得したワウト・プールス(NED/Team INEOS)とヘスス・エラダ(ESP/COFIDIS)、ジョフレ・ブシャール(FRA/AG2R)を含む29名の大集団ができ、スタートから60kmでJumbo-Vismaが牽くメイン集団とのタイム差は3分以上に。
逃げ集団で最も総合順位がいいのは、10分21秒遅れの14位につけている
イギータは新人賞でもミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana)から8分10秒遅れの3位です。

  • アンヘル・マドラソ(ESP/Burgos BH)
  • アントニオ・ペドレロ(ESP/Movistar)
  • ブルーノ・アルミライル(FRA/Groupama-FDJ)
  • クレメン・ヴァントゥリーニ(FRA/AG2R)
  • ダミアン・ホーゾン(AUS/Mitchelton-SCOTT)
  • ダーウィン・アタプマ(COL/COFIDIS)
  • ダビ・デラクルス(ESP/Team INEOS)
  • ドメン・ノヴァク(SVN/Bahrain Merida)
  • フェリックス・グロスシャルトナー(AUT/BORA-hansgrohe)
  • ジャンルーカ・ブランビッラ(ITA/Trek-Segafredo)
  • エクトル・サエス(ESP/Euskadi Murias)
  • ルイス・メインチェス(RSA/Dimension Data)
  • マーティン・トゥスフェルト(NED/Team Sunweb)
  • マッテオ・ファッブロ(ITA/KATUSHA ALPECIN)
  • ミケル・ビスカラ(ESP/Euskadi Murias)
  • ニクラス・イーグ(DEN/Trek-Segafredo)
  • フィリップ・ジルベール(BEL/Deceuninck-QuickStep)
  • ピエール・ラトゥール(FRA/AG2R)
  • ロブ・パワー(AUS/Team Sunweb)
  • ルーベン・ゲレイロ(PRT/KATUSHA ALPECIN)
  • セルゲイ・チェルニェツキー(RUS/Caja Rural-RGA)
  • セルジオ・エナオ(COL/UAE Team Emirates)
  • ステフ・クラス(BEL/KATUSHA ALPECIN)
  • トーマス・デヘント(BEL/Lotto Soudal)
  • スガブ・グルマイ(ETH/Mitchelton-SCOTT)

次の3級山岳ウバル(Ubal、残り109.8km)はヘススが先頭通過。
山岳賞2位のブジャールも2位で登頂し、マドラソとのポイント差を詰めました。
逃げの大集団からさらに逃げようと何度かアタックがあり、最終的に前に出たのはプールス、デヘント、ブランビッラの3名。
アタックに参加した選手は逃げ集団に戻っています。

ステージ中盤に登場する2級山岳コリャド・デル・アソン(Collado del Asón、残り80.4km)はプールスが最初に登頂。
もうひとつの2級山岳アリサス(Alisas、残り60.4km)の上りの途中でアルミライルとブジャール、イギータ、サエスがプールスらに合流します。
デヘントが先頭から脱落すると、この6人を追走していた集団が合流し、先頭はまた大集団に。

アリサス山頂の2km手前でグロスシャルトナーがアタックし、単独先頭に。
しかし、山頂を目前にしてヘススに捉えられ、アリサスのトップ通過を譲ります。

アリサスのダウンヒルでブジャールとヘススが飛び出し、2人で先頭に躍り出ました。
グロスシャルトナーは単独でふたりを追います。

前方の3人を捉えて集団がひとつになったのも束の間、今度はサエスがアタック。
ブジャールとイギータが2人を追いますが、サエスを捉えるより前に追走グループに捉えられました。
残り36kmで、サエスとJumbo-Vismaが牽くメイン集団のタイム差は8分30秒です。

残り29.1kmのフエンテ・ラス・バラス(Fuente las Varas、3級)を上っているサエスから約8分離れたメイン集団では、ゴルカ・イサギレ(ESP/Astana)がJumbo-Vismaに代わって集団牽引を始めます。
フエンテ・ラス・バラスをサエスが登頂した時点で、追走グループとのタイム差は2分近くに。

Astanaが集団牽引を始めてから、サエスや追走グループとの差がどんどん縮まっていきます。
残り21kmで追走集団に動きがあり、ブジャールとアルミライルが抜け出してサエスを追いますが、ブジャールがアルミライルについていけません。

3級山岳ラ・クルス・デ・ウサーニョ(la Cruz de Usaño、残り19.2km)はサエスと追走のふたりがポイントを獲得しました。
7カ所登場するカテゴリー山岳のうち6カ所をこなし、残すはフィニッシュ地点の超級山岳ロス・マチュコス(los Machucos、登坂距離6.8km)のみ。

中間スプリント地点のアレドンド(Arredondo、残り11.8km)を通過し、ロス・マチュコスの上りに入ると、残り6.5kmでアルミライルがサエスに合流。
追走グループとのタイム差は1分半前後と変わりません。
しかし、ヤコブ・フルサング(DEN/Astana)が牽くメイン集団とのタイム差は、ついに2分半を切ります。

実質の平均勾配は確実に10%を越えるロス・マチュコスは前半から厳しい上りが続き、アルミライルが単独に。
追走集団はアルミライルとのタイム差を30秒ほどに縮め、ラトゥールがアタックして追走集団から抜け出しました。

追走グループの1分ほど後方のメイン集団では、マイヨ・ベルデを繰下着用するナイロ・キンタナ(COL/Movistar)がアタック。
プールスら、追走グループから漏れた選手をキンタナやその後方の総合上位勢の集団が捉えます。
さらに総合上位が犇めくメイン集団からはタデイ・ポガチャル(SVN/UAE Team Emirates)がアタックしますが、失敗に終わりました。

残り4.6kmでラトゥールがアルミライルを置き去りにし、単独先頭に。
ラトゥールが残り4kmを過ぎた時点で、キンタナと他の総合上位勢のタイム差は約10秒に広がります。
イギータ、ブランビッラ、ゲレイロがアルミライルに追いつきます。

残り4kmで先ほどポガチャルのアタックにも反応したラファル・マイカ(POL/BORA-hansgrohe)が追走集団からこぼれたグロスシャルトナーと合流してキンタナを追い、他の総合上位勢とともにキンタナを捉えました。
メイン集団に合流したキンタナが、ライバルたちのペースについていけず、今度は遅れていきます。
マイヨ・ロホのプリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma)と大会最年長のアレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar)、大会最年少のポガチャルがキンタナらを追います。

バルベルデはスロベニアンふたりについていけず、ロス・マチュコスの上りでペースを落としているイギータらと合流。
その後方から遅れていたキンタナやマイカが合流しました。

残り1.8km辺りで再び勾配25%区間を通過し、残り1.5kmでついにポガチャルとログリッチがラトゥールを捉え、レースの先頭に。
ラトゥールは二人のペースについていけず、単独で前を追います。
超級山岳ロス・マチュコスのステージ優勝はスロベニアの手中に収まることがほぼ確実になりました。

そのまま最後までログリッチとポガチャルは並走。
ポガチャルを前に最後のカーブを曲がり、横並びになることなくポガチャルが最初にロス・マチュコスの山頂へ到達しました。
今大会最初のステージ2勝目です。

第13ステージ:ステージ順位

  1. タデイ・ポガチャル(SVN/UAE Team Emirates):4h 28′ 26
  2. プリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma):+ 00′ 00
  3. ピエール・ラトゥール(FRA/AG2R):+ 00′ 27
  4. アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar):+ 00′ 27
  5. ナイロ・キンタナ(COL/Movistar):+ 00′ 27
  6. ラファル・マイカ(POL/BORA-hansgrohe):+ 00′ 27
  7. ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana):+ 01′ 01
  8. ジャンルーカ・ブランビッラ(ITA/Trek-Segafredo):+ 01′ 08
  9. マルク・ソレル(ESP/Movistar):+ 01′ 08
  10. ウィルコ・ケルデルマン(NED/Team Sunweb):+ 01′ 08

ポガチャルが休息日前の第9ステージに続いて山頂フィニッシュステージを制しました。
今大会で3カ所ある超級山岳があるのは第9ステージとこの第13ステージ、そしてチーマ・アルベルト・フェルナンデスのラ・クビーリャが待ち構える第16ステージ。
ちなみに第16ステージも休息日前日です。

ファビオ・アル(ITA/UAE Team Emirates)が未出走でブエルタを去りました。

第13ステージ:総合順位

  1. プリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma):49h 20′ 28
  2. アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar):+ 02′ 25
  3. タデイ・ポガチャル(SVN/UAE Team Emirates):+ 03′ 01
  4. ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana):+ 03′ 18
  5. ナイロ・キンタナ(COL/Movistar):+ 03′ 33
  6. ラファル・マイカ(POL/BORA-hansgrohe):+ 06′ 45
  7. ニコラ・エデ(FRA/COFIDIS):+ 07′ 18
  8. カールフレドリック・ハーゲン(NOR/Lotto Soudal):+ 07′ 33
  9. ウィルコ・ケルデルマン(NED/Team Sunweb):+ 07′ 39
  10. ディラン・トゥーンス(BEL/Bahrain Merida):+ 09′ 58

総合順位のシャッフルはありましたが、顔ぶれは変わりません。

5位のキンタナと6位のマイカに3分差、9位のケルデルマンと10位のトゥーンスに2分差があります。
それに対し、2位のバルベルデから5位のキンタナまで、6位のマイカから9位のケルデルマンまではともに1分ほどのなかで4名の選手が並ぶ混戦。

ちなみに11位のヘルマン・ペルンシュタイナー(AUT/Bahrain Merida)は10分03秒遅れなので、10位のトゥーンスとの差はわずか5秒しかありません。
とはいえ両者はチームメイトなので、トップ10をかけて競うというよりは「山岳エース・トゥーンス、山岳アシスト・ペルンシュタイナー」から「ダブルエース体制」になる可能性も。

第13ステージ:4賞ジャージ+3

  • マイヨ・ロホ(総合首位):プリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma)
  • マイヨ・ベルデ(ポイント賞):プリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma)
  • マイヨ・デ・ルナデス (山岳賞):アンヘル・マドラソ(ESP/Burgos BH)
  • マイヨ・ブランコ(新人賞):タデイ・ポガチャル(SVN/UAE Team Emirates)※総合3位
  • チーム優勝:Movistar
  • ステージ優勝:タデイ・ポガチャル(SVN/UAE Team Emirates)
  • 敢闘賞:エクトル・サエス(ESP/Euskadi Murias)

a新人賞はステージ優勝したポガチャルが獲得。
ロペスの繰下着用経験はありますが、グランツールの4賞ジャージを獲得するのはこれが初めてです。

山岳賞はマドラソがキープしましたが、ブジャールが2pt差の2位につけています。
マドラソはこのステージで山岳ポイントを獲らなかった一方、ブジャールは7カ所あるカテゴリー山岳のうち5カ所で計9ptを獲得しました。

ステージトップ10に3名の選手を送り込んだMovistarが、チーム順位では盤石の体制を築いています。

第14ステージの概要

第14ステージは、第2週唯一の平坦ステージ。
スプリンターにとっては数少ないチャンスのステージ、総合勢にとっては束の間の休息ステージです。

  • スタート:San Vicente de la Barquera
  • フィニッシュ:Oviedo
  • 総距離:188km
  • 中間スプリント地点:Gijón(残り36.4km)
  • 山岳:Alto La Madera(3級、残り22.6km)
  • ステージ:平坦
  • 開始時刻:12:46(日本時間19:46)
  • 引用元:大会公式サイト内第14ステージコース紹介ページ
引用元:大会公式サイト内第14ステージコース紹介ページ

ブエルタの舞台は、バスクを抜けてカンタブリア州にある海沿いの街サンビセンテ・デラ・バルケラ(San Vicente de la Barquera)へ。
西のオビエド(Oviedo)へ向かう188kmです。

引用元:大会公式サイト内第14ステージコース紹介ページ

細かいアップダウンはあるものの、残り36.4kmの中間スプリント地点ヒホン(Gijón)まで大きく集団が動くポイントはありません。
ここ数日の山岳ステージでは、スプリンターがちぎれたあとの終盤に中間スプリント地点が設定されていたので、マイヨ・ベルデを狙うスプリンターは必ず得点したいところです。

引用元:大会公式サイト内第14ステージコース紹介ページ

ヒホン通過から5kmほどで、3級山岳のラ・マデラ(La Madera、残り22.6km)への上りが始まります。
登坂距離は8.1kmで、オビエドまで22.6kmあるので、もし遅れるスプリンターがいても十分立て直し可能。
ラ・マデラの山頂から100mほど下り、フィニッシュ地点のオビエドへ向かいます。

引用元:大会公式サイト内第14ステージコース紹介ページ

オビエドのフィニッシュはフラットですが、やや上り気味です。

前回ブエルタがオビエドを訪れたのは2016年第9ステージ。
街中でのフィニッシュではなく、2級山岳ナランコでの山頂フィニッシュでした。
逃げ集団に乗ったデラクルス(当時Etixx-Quick Step)がステージ優勝とともにマイヨ・ロホを手にしています。

J SPORTSの中継は23:00から!

きょうの第14ステージは、23:00からJSPORTSで中継!
数少ない平坦ステージをものにできる選手が誰なのか、注目です。

お見逃しなく!

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