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【Vuelta a España 2019】ETAPA11

【Vuelta a España 2019】ETAPA11

こんにちは、オーストラリア・ブリスベン在住のスポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。

8/24~9/15までの間、グランツールのひとつブエルタ・ア・エスパーニャ(la Vuelta a España、以下:ブエルタ)についての記事を毎日更新中。
今日は、第10ステージのレース概要と第11ステージのコースをご紹介します。

第10ステージのレース概要

第10ステージのコースなどの情報は、こちらの記事でご確認いただけます。

【Vuelta a España 2019】ETAPA10

第10ステージは、今大会唯一の個人タイムトライアル。
現地時間13:41に第1週を終えて総合最下位(166位)のレナード・ホフステッド(NED/Jumbo-Visma)が最初にジュランソン(Jurançon)を発ちます。

総距離36.2kmのステージで、残り24.3km地点と残り12.2km地点のサン・フォスト・ド・バ(Saint-Faust de Bas.)と、計測地点はフィニッシュ地点のポー(Pau)を含めて等間隔に3カ所です。
残り23.4km地点の中間計測地点に最初に登場したのは、ホフステッドの1分後にスタートしたパウェル・ベルナス(POL/CCC Team)。
19′ 57で第1中間計測地点を通過したベルナスは、この時点でホフステッドに2分近い差をつけました。

サン・フォスト・ド・バで35′ 40、ポーで50′ 55のタイムをたたき出したベルナスは、暫定首位でホットシートへ。
そのあと両中間計測地点でベルナスを上回るタイムを出したのは、2015年のタイムトライアル世界王者・ヴァシル・キリエンカ(BLR/Team INEOS)。
ベルナスより38秒速いタイムでポーのフィニッシュラインを通過し、

元世界王者のキリエンカをポーでちょうど1分上回ったのが、このブエルタがグランツールデビューの23歳ウィリアム・バータ(USA/CCC Team)です。
今年5月のツール・ド・ロマンディ第5ステージ(16.85kmのタイムトライアル)でステージ8位に入っています(ステージ優勝はログリッチ)。

そのあとバータからホットシートを引き継いだのは、フランスタイムトライアル王者バンジャマン・トマ(FRA/Groupama-FDJ)。
2カ所の中間計測地点では、6秒、4秒とバータから遅れましたが、ポーのフィニッシュラインで6秒バータを上回りました。

このフランスTTチャンピオンを1分39秒上回ったのは、6月末のフランスのTT選手権(47.1km)でトマに2分近い差をつけられて5位だったレミ・カヴァニャ(FRA/Deceuninck-QuickStep)。
各計測地点を18′ 45、33′ 29、47′ 32の暫定トップタイムで通過し、ポーの時点で平均45.7km/hをマーク。
ホットシートに座る時間を10分もトマに与えませんでした。

トマに次いで暫定首位に躍り出たタイムトライアルチャンピオンは、ニュージーランドのパトリック・ベヴィン(NZL/CCC Team)。
サン・フォスト・ド・バとポーをカヴァニャより数秒速く駆け抜け、2秒差で暫定トップに。
カヴァニャ以外にベヴィンに迫るタイムの選手が現れないまま、マイヨ・ロホのナイロ・キンタナ(COL/Movistar)がジュランソンをスタートしています。

総合上位勢がスタートしていくなか、第1中間計測地点でカヴァニャを上回るタイムをたたき出したのが、20歳のスロベニアチャンピオン・タデイ・ポガチャル(SVN/UAE Team Emirates)。
ただし、6分後にスタートした同じくスロベニアのプリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma)が21秒ポガチャルより速い全体トップ(キンタナ含む)の18′ 13で第1中間計測地点を通過しました。

第2中間計測地点のサン・フォスト・ド・バも、ログリッチがべヴィンを19秒上回るタイムで全体トップ。
ポガチャルは第1中間計測地点通過後に伸び悩み、暫定首位のべヴィンに1分以上遅れてフィニッシュしました。

ログリッチはフィニッシュ手前で2分前にジュランソンをスタートしたミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana)を追い抜く激走を見せ、べヴィンとのタイム差をポーで25秒に広げて暫定トップタイムでフィニッシュ。
サン・フォスト・ド・バの時点でキンタナは2分12秒ログリッチから遅れを取ったため、キンタナの感想を待たずにログリッチのステージ優勝が決定します。
キンタナとログリッチのタイム差は第1週終了時点で6秒でしたが、休息日を挟んで3分に広がりました。

第10ステージ:ステージ順位

  1. プリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma):47′ 05
  2. パトリック・ベヴィン(NZL/CCC Team):+ 00′ 25
  3. レミ・カヴァニャ(FRA/Deceuninck-QuickStep):+ 00′ 27
  4. ローソン・クラドック(USA/EF Education First):+ 00′ 48
  5. ネルソン・オリヴェイラ(PRT/Movistar):+ 01′ 02
  6. ピエール・ラトゥール(FRA/AG2R):+ 01′ 14
  7. トーマス・デヘント(BEL/Lotto Soudal):+ 01′ 21
  8. マルク・ソレル(ESP/Movistar):+ 01′ 22
  9. ディラン・トゥーンス(BEL/Bahrain Merida):+ 01′ 27
  10. ダニエル・マルティネス(COL/EF Education First):+ 01′ 28

スロベニアの選手が2日連続でステージ優勝。
現ナショナルチャンピオンのべヴィンとマルティネスはもちろん、ステージ優勝のログリッチ(2016年)にオリヴェイラ(2011年、2014~2016年)、ラトゥール(2017年、2018年)と、タイムトライアルの腕に覚えがある選手が上位に名を連ねました。

第10ステージ:総合順位

  1. プリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma):36h 05′ 29
  2. アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar):+ 01′ 52
  3. ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana):+ 02′ 11
  4. ナイロ・キンタナ(COL/Movistar):+ 03′ 00
  5. タデイ・ポガチャル(SVN/UAE Team Emirates):+ 03′ 05
  6. カールフレドリック・ハーゲン(NOR/Lotto Soudal):+ 04′ 59
  7. ラファル・マイカ(POL/BORA-hansgrohe):+ 05′ 42
  8. ニコラ・エデ(FRA/COFIDIS):+ 05′ 49
  9. ディラン・トゥーンス(BEL/Bahrain Merida):+ 06′ 07
  10. ウィルコ・ケルデルマン(NED/Team Sunweb):+ 06′ 25

総合トップ10は順位のシャッフルがあっただけで、顔ぶれは休息日前と同じ。
ステージ9位に入ったトゥーンスがケルデルマンとの53秒差をひっくり返しました。

総合11位のヘルマン・ペルンシュタイナー(AUT/Bahrain Merida)とケルデルマンは、現時点で2分以上のタイム差があります。

第10ステージ:4賞ジャージ+3

  • マイヨ・ロホ(総合首位):プリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma)
  • マイヨ・ベルデ(ポイント賞):プリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma)
  • マイヨ・デ・ルナデス (山岳賞):アンヘル・マドラソ(ESP/Burgos BH)
  • マイヨ・ブランコ(新人賞):ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana)※総合3位
  • チーム優勝:Movistar
  • ステージ優勝:プリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma)
  • 敢闘賞:プリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma)

マイヨ・ロホとマイヨ・ベルデが一気にキンタナからログリッチに交代。
キンタナがマイヨ・ベルデを代理着用します。

第11ステージの概要

第11ステージは、ステージの大半がフランスのステージ。
ラスト50km辺りからスペインに入ったりフランスに戻ったりしながら、最後はスペインでフィニッシュします。

  • スタート:Saint Palais
  • フィニッシュ:Urdax-Dantxarinea
  • 総距離:180km
  • 中間スプリント地点:Urdax-Dantxarinea(残り8.1km)
  • 山岳:d’Osquich(3級、残り102.8km)、d’Ispéguy(2級、残り56.8km)、Otxondo(3級、残り37.2km)
  • ステージ:中級山岳
  • 開始時刻:12:51(日本時間19:51)
  • 引用元:大会公式サイト内第11ステージコース紹介ページ
引用元:大会公式サイト内第11ステージコース紹介ページ

フランスのサン・パレ(Saint-Palais)をスタートして、時計回りにスペインとの国境へ近づくステージ。
フィニッシュ地点のウルダクス・ダンチャリネア(Urdax-Dantxarinea)を一度通過し、8.1kmのコースを回って、もう一度ウルダクス・ダンチャリネアへ行きます。
最初にウルダクス・ダンチャリネアを通過するときは、中間スプリント地点です。

引用元:大会公式サイト内第11ステージコース紹介ページ

アップダウンを繰り返しながらスペインへの国境沿いへ。
最初にカテゴリー山岳が登場するのは、ステージ中盤。
3級山岳ドスキッチ(d’ Osquich、残り102.8km)では、約5kmで300mを上ります。

続いて登場するディスペギー(d’ Ispéguy2級、残り56.8km)があるのは、まさにフランスとスペインの国境。
集団はフレンチ・バスクからスペインのバスク地方へ入ります。
3級山岳オクソンド(Otxondo、残り37.2km)を下りきると、再びフランスに。

引用元:大会公式サイト内第11ステージコース紹介ページ

ラスト11kmでフランスがブエルタに別れを告げて、ウルダクス・ダンチャリネアの中間スプリント地点を通過。
最後の1kmはダウンヒルでフィニッシュします。

引用元:大会公式サイト内第11ステージコース紹介ページ

ウルダクス・ダンチャリネアでのフィニッシュは、2016年第13ステージにも登場。
今年と逆周りのステージレイアウトで、今年も第13ステージのスタート地点になるビルバオ(Bilbao)をスタートし、ウルダクス・ダンチャリネアにフィニッシュしました。
ヴァレリオ・コンティ(ITA/当時Lampre-Merida、現UAE-Team Emirates)が独走でステージ優勝しています。

J SPORTSの中継は23:00から!

きょうの第11ステージは、23:00からJSPORTSで中継!
フレンチ・バスクとスペイン・バスクを行き来するステージは必見です。

お見逃しなく!

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