Akane Ikeno

sports journarist and ...?

【Vuelta a España 2019】ETAPA10

【Vuelta a España 2019】ETAPA10

こんにちは、オーストラリア・ブリスベン在住のスポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。

8/24~9/15までの間、グランツールのひとつブエルタ・ア・エスパーニャ(la Vuelta a España、以下:ブエルタ)についての記事を毎日更新中。
今日は、第9ステージのレース概要と第10ステージのコースをご紹介します。

第9ステージのレース概要

第9ステージのコースなどの情報は、こちらの記事でご確認いただけます。

【Vuelta a España 2019】ETAPA09

タイムトライアルステージ以外で今大会最短の第9ステージ。
ブエルタではお馴染みの、アンドラ公国に戦いの舞台を移します。

スタートから上り続けるコースでは3km経たないうちに脱落するスプリンターもいる一方、選手たちは17km地点の1級山岳ドルディーノ(d’ Ordino、登坂距離8.9km)に登坂開始。
36人の逃げグループにべヴィンとミケル・ビスカラ(ESP/Euskadi Murias)がブリッジをかけ、Deceuninck-QuickStepとUAE Team Emiratesを除く20チームによる総勢38名の大集団が形成されます。
ドルディーノは、登坂路で追いついたビスカラとベヴィンがワン・ツーで登頂しました。

  • アントニオ・ペドレロ(ESP/Movistar)
  • マルク・ソレル(ESP/Movistar)
  • ピエール・ラトゥール(FRA/AG2R)
  • ジョフレ・ブシャール(FRA/AG2R)
  • ヤコブ・フルサング(DEN/Astana)
  • ゴルカ・イサギレ(ESP/Astana)
  • ヘルマン・ペルンシュタイナー(AUT/Bahrain Merida)
  • フェリックス・グロスシャルトナー(AUT/BORA-hansgrohe)
  • ローソン・クラドック(USA/EF Education First)
  • セルヒオ・イギータ(COL/EF Education First)
  • キリアン・フランキニー(SUI/Groupama-FDJ)
  • ロマン・シーグル(FRA/Groupama-FDJ)
  • トーマス・デヘント(BEL/Lotto Soudal)
  • カールフレドリック・ハーゲン(NOR/Lotto Soudal)
  • ミケル・ニエベ(ESP/Mitchelton-SCOTT)
  • アマヌエル・ゲブレイグザブハイアー(ERI/Dimension Data)
  • ベン・オコーナー(AUS/Dimension Data)
  • ワウト・プールス(NED/Team INEOS)
  • ダビ・デラクルス(ESP/Team INEOS)
  • タオ・ゲオゲガンハート(GBR/Team INEOS)
  • セバスティアン・エナオ(COL/Team INEOS)
  • ヴァシル・キリエンカ(BLR/Team INEOS)
  • ロベルト・ヘーシンク(NED/Jumbo-Visma)
  • セップ・クース(USA/Jumbo-Visma)
  • ニールソン・ポーレス(USA/Jumbo-Visma)
  • マッテオ・ファッブロ(ITA/KATUSHA ALPECIN)
  • ルーベン・ゲレイロ(PRT/KATUSHA ALPECIN)
  • ウィルコ・ケルデルマン(NED/Team Sunweb)
  • ロブ・パワー(AUS/Team Sunweb)
  • マイケル・ストーラー(AUS/Team Sunweb)
  • マーティン・トゥスフェルト(NED/Team Sunweb)
  • ニクラス・イーグ(DEN/Trek-Segafredo)
  • ヘスス・エラダ(ESP/COFIDIS)
  • ダーウィン・アタプマ(COL/COFIDIS)
  • セルヒオ・サミティエル(ESP/Euskadi Murias)
  • オスカル・カベド(ESP/Burgos BH)

ドルディーノを上ったあとはダウンヒルが30km近く続きます。
このダウンヒルで一時は7名の選手が前に出ましたが、やがて集団はまたひとつに。

ステージの半分を過ぎた50km地点でメイン集団とのタイム差は約4分。
メイン集団はMovistarやAstanaら、総合勢を抱えるチームが牽きます。

残り45kmでブジャールとゲオゲガンハートが逃げグループの前に出ました。
途中でブジャールが単独先頭に躍り出て、今大会最初の超級山岳ラ・ガリーニャ(la Gallina、残り37.8km)を先頭で通過。
4分以上後方のメイン集団では、総合10位のエスデバン・チャベス(COL/Mitchelton-SCOTT)がメカトラブルでチームメイトのダミアン・ホーゾン(AUS/Mitchelton-SCOTT)からバイクを交換してもらうものの、身長差24cmのふたホーゾンのバイクが合わず、苦戦を強いられます。

逃げグループからは何人か選手が脱落し、ダリオ・カタルド(ITA/Astana)が牽引するメイン集団からはマイヨ・ロホのニコラ・エデ(FRA/COFIDIS)や元マイヨ・ロホのディラン・トゥーンス(BEL/Bahrain Merida)、山岳賞ジャージのアンヘル・マドラソ(ESP/Burgos BH)など今大会で4賞ジャージに袖を通した選手にも脱落する選手が。
バイク交換で遅れたチャベスは、エデらの集団に合流します。

中間スプリント地点のサンタ・コロマ(Santa Coloma、残り24.2km)手前で後続に45秒差をつけたブジャールは、サンタ・コロマも先頭で通過。
ゲオゲガンハートと彼に追いついたオコーナーがボーナスタイムを獲得しました。
残り20kmを手前に、チャベスは総合ライバルたちと同じ集団に復帰しています。

残り20kmで新人賞ジャージのミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana)がアタックし、ポイント賞ジャージのナイロ・キンタナ(COL/Movistar)、アルカンシエルのアレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar)、総合4位のプリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma)が反応し、第7ステージのマス・デラ・コスタと同じ顔ぶれに。
バルベルデが残り19kmでアタックしましたが差をつけられず、むしろカウンターアタックしたロペスに差をつけられました。

ブジャールが2級山岳ラ・コメーリャ(la Comella、残り18km)を先頭通過した時点で、ロペスらの集団とのタイム差は1分を切ることに。
ロペスは逃げグループから下がって合流したゴルカとともに前を追い、ゴルカの弟ヨン・イサギレ(ESP/Astana)もキンタナの集団にいます。
この集団には、総合8位のラファル・マイカ(POL/BORA-hansgrohe)と9位のタデイ・ポガチャル(SVN/UAE Team Emirates)、逃げ集団から降りてきたクースも合流しました。

その頃の先頭はゲオゲガンハートとオコーナーがブジャールに追いつき、先頭は3名に。
ゴルカと離れたロペスもまた、逃げに加わっていたもうひとりのチームメイトフルサングと落ち合いました。
エンゴラスタース(Engolasters、残り10.6km)はブジャールらに追いついたソレルが先頭で登頂しています。

そのころ、フィニッシュ地点になっている未舗装路を含む1級山岳コルタルス・デンカンプ(Cortals d’Encamp、登坂距離5.7km)は雷雨に見舞われます。
国際映像の配信が停まるトラブルも起こりますが、ゲオゲガンハートやオコーナーを追っていたイギータとペルンシュタイナーとロペスらは合流し、そこにさらにキンタナとバルベルデが合流。
さらにキンタナがアタックし、それに反応で来たのはポガチャルだけで、ログリッチはロペスらの集団から遅れていきます。

残り5km時点での先頭は逃げグループから追いついたソレルに交代しました。
しかし、山頂3km手前でキンタナもしくはバルベルデを待つように指示が入り、ソレルはペースダウン。
結局キンタナと合流しますが、キンタナが上りでもがく間にポガチャルが先行して独走態勢に入り、そのまま先頭でフィニッシュラインを通過しました。
集団から遅れていたログリッチは単独4位を走るバルベルデに追いつき、キンタナに次いでステージ3位で休息日に入っています。

第9ステージ:ステージ順位

  1. タデイ・ポガチャル(SVN/UAE Team Emirates):2h 59′ 30
  2. ナイロ・キンタナ(COL/Movistar):+ 00′ 23
  3. プリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma):+ 00′ 48
  4. アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar):+ 00′ 48
  5. マルク・ソレル(ESP/Movistar):+ 00′ 57
  6. ヘルマン・ペルンシュタイナー(AUT/Bahrain Merida):+ 00′ 59
  7. セルヒオ・イギータ(COL/EF Education First):+ 01′ 01
  8. ウィルコ・ケルデルマン(NED/Team Sunweb):+ 01′ 01
  9. ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana):+ 01′ 01
  10. タオ・ゲオゲガンハート(GBR/Team INEOS):+ 01′ 38

ブエルタ大会終了後に21歳を迎えるポガチャルが、グランツール初優勝。
今年度のグランツールで最年少のステージ優勝です。

また、フィル・バウハウス(GER/Bahrain Merida)がリタイアしています。

第9ステージ:総合順位

  1. ナイロ・キンタナ(COL/Movistar):35h 18′ 18
  2. プリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma):+ 00′ 06
  3. ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana):+ 00′ 17
  4. アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar):+ 00′ 20
  5. タデイ・ポガチャル(SVN/UAE Team Emirates):+ 01′ 42
  6. カールフレドリック・ハーゲン(NOR/Lotto Soudal):+ 01′ 46
  7. ニコラ・エデ(FRA/COFIDIS):+ 02′ 21
  8. ラファル・マイカ(POL/BORA-hansgrohe):+ 03′ 22
  9. ウィルコ・ケルデルマン(NED/Team Sunweb):+ 03′ 53
  10. ディラン・トゥーンス(BEL/Bahrain Merida):+ 04′ 46

総合6位から5つ順位を上げたキンタナが総合リーダーに。
コルタルス・デンカンプの上りで落車したロペスはこのステージだけで54秒差(ボーナスタイム6秒を含む)をつけられました。

マイヨ・ロホのエデはポガチャルから6分06秒遅れのステージ28位、総合2位だったトゥーンスは6分10秒遅れのステージ29位でコルタルス・デンカンプに到着しています。
また、総合7位だったハーゲンはゲオゲガンハートから8秒遅れのステージ11位でフィニッシュし、順位をひとつあげました。

第9ステージ:4賞ジャージ+3

  • マイヨ・ロホ(総合首位):ナイロ・キンタナ(COL/Movistar)
  • マイヨ・ベルデ(ポイント賞):ナイロ・キンタナ(COL/Movistar)
  • マイヨ・デ・ルナデス (山岳賞):アンヘル・マドラソ(ESP/Burgos BH)
  • マイヨ・ブランコ(新人賞):ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana)※総合3位
  • チーム優勝:Movistar
  • ステージ優勝:タデイ・ポガチャル(SVN/UAE Team Emirates)
  • 敢闘賞:ジョフリー・ブシャール(FRA/AG2R)

キンタナが第2ステージ以来のマイヨ・ロホに返り咲きました。
ポイント賞もキンタナが首位ですが、第10ステージではポイント賞2位のログリッチが繰り下げ着用予定です。

また、第10ステージはタイムトライアルのため、第10ステージを完走すればマドラソは第11ステージでの山岳賞ジャージ着用も確定します。

ブエルタ・ア・エスパーニャ2019のTTチャンピオンジャージ

クリックで拡大。

今大会に出場しているタイムトライアルチャンピオンジャージ着用の選手は、上記の9名です。
スロベニアはポガチャルとドメン・ノヴァク(SVN/Bahrain Merida)で、唯一同じ国のロードレースとタイムトライアルの両チャンピオンがブエルタに出場しています。

ロードレースチャンピオンジャージの選手は、第5ステージのブログで紹介済みです!

第10ステージの概要

第10ステージは、今大会唯一の個人タイムトライアル。
今回の開始時刻は、第1週を終えて総合最下位で、第1走のレナード・ホフステッド(NED/Jumbo-Visma)のスタート時刻です。
第2週は、176名中166名の選手がスタートします。

  • スタート:Jurançon
  • フィニッシュ:Pau
  • 総距離:36.2km
  • 中間スプリント地点:-
  • 山岳:-
  • ステージ:個人タイムトライアル
  • 開始時刻:13:41(日本時間20:41)
  • 引用元:大会公式サイト内第10ステージコース紹介ページ
引用元:大会公式サイト内第10ステージコース紹介ページ

フィニッシュ地点のフランス・ポー(Pau)で休息日を過ごした選手たちが挑む第10ステージは、ジュランソン(Jurançon)からスタート。
7月のツール・ド・フランス第13ステージでもポーが27.2kmの個人タイムトライアルの舞台となり、ジュランソンも3つ目の中間計測地点になりました。
マイヨ・ジョーヌのジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-Quick Step)がステージ優勝し、ライバルとの差を広げる展開になったのは、記憶に新しいところです。

引用元:大会公式サイト内第10ステージコース紹介ページ

今回は、ツールに比べて9km長くなったコースを走ります。
高低差はツールとほとんど変わりません。

中間計測地点は2カ所。
残り24.3km地点と残り12.2km地点のサン・フォスト・ド・バ(Saint-Faust de Bas.)で、フィニッシュ地点と合わせてコースを3等分するように中間計測地点は設定されています。

引用元:大会公式サイト内第10ステージコース紹介ページ

ラスト2~1kmにかけて上ります。
ツールと同じような勾配17%の激坂はなくとも、決定的なタイム差がつきやすいステージです。

J SPORTSの中継は23:00から!

きょうの第10ステージは、23:00からJSPORTSで中継!
総合勢でも簡単に分単位の差がつくタイムトライアル、第1週でできあがった勢力図がひっくり返ることもあるので放送前から要チェックです。

お見逃しなく!

Leave A Reply

*
*
* (公開されません)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください