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【Vuelta a España 2019】ETAPA03

【Vuelta a España 2019】ETAPA03

こんにちは、オーストラリア・ブリスベン在住のスポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。

8/24~9/15までの間、グランツールのひとつブエルタ・ア・エスパーニャ(la Vuelta a España、以下:ブエルタ)についての記事を毎日更新中。
今日は、第2ステージのレース概要と第3ステージのコースをご紹介します。

第2ステージのレース概要

第2ステージのコースなどの情報は、こちらの記事でご確認いただけます。

【Vuelta a España 2019】ETAPA02

何度か逃げを目指した少人数の選手によるアタックと逃げを許容しない集団による吸収が繰り返されました。
その結果、アンヘル・マドラソ(ESP/Burgos BH)とサンデル・アルメ(BEL/Lotto Soudal)が176人の集団から飛び出すことに成功します。
2人のあとをヨナタン・ラストラ(ESP/Caja Rural-RGA)とウィレム・スミット(RSA/KATUSHA ALPECIN)が追いかけ、最終的な逃げ集団は4人に。

マドラソとアルメの先頭集団は、34.7km/hで最初の1kmを通過。
マドラソを先頭に今大会最初のカテゴリー山岳・コンフリデス(Confrides、2級)を通過し、ラストラとスミットの追走集団とのタイム差はコンフリデスの山頂時点で1分28秒、メイン集団との差は6分33秒に広げました。

スタートから50kmを過ぎ、逃げていた4人がひとつの集団を形成しました。
この時点の4人とメイン集団のタイム差は約7分です。

コンフリデスの山頂から10kmほど下ると、そのまま3級山岳ベニロバ(Benilloba、残り145.4km)の上りがスタート。
ベニロバでもコンフリデスに続いてマドラソが山頂を先頭通過してポイントを獲得しました。

メイン集団と逃げ集団のタイム差はしばらく6分台で推移していましたが、BORA-hansgroheがAstanaに代わって集団を牽くようになってから5分台に突入します。
パウェル・ポリャンスキー(POL/BORA-hansgrohe)が牽引するメイン集団と逃げ集団のタイム差は、残り100km地点を通過するころには5分を切るようになりました。

そのあとはダウンヒルに入ったことで両集団のタイム差の縮まり方が鈍化しましたが、残り73kmで4分差、残り65kmで3分差に。
一度フィニッシュ地点のカルペ(Calpe)を通過した直後の残り43.6kmでは、メイン集団と逃げ集団のタイム差が1分25秒差まで縮まりました。

逃げ集団に動きがあったのは、残り41.5km地点。
アルメが飛び出して単独先頭に躍り出ます。

そのまま中間スプリント地点のモライラ(Moraira、残り31.2km)はアルメが先頭で通過します。
直後の残り31km地点で、トニー・マルティン(GER/Jumbo-Visma)率いるメイン集団にアルメも吸収されて集団はひとつになりました。

間もなくして、2級山岳のプイグ・リョレンサ(Puig Llorença、残り24.8km)への登坂が始まります。
プイグ・リョレンサの上りでピエール・ラトゥール(FRA/AG2R)がアタックし、ダヴィデ・フォルモロ(ITA/BORA-hansgrohe)やジョージ・ベネット(NZL/Jumbo-Visma)、ステフェン・クライスヴァイク(NED/Jumbo-Visma)
らが反応。
最終的にアレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar)、ラトゥール、ベネットが山岳ポイントを獲得し、このままフィニッシュすればマドラソの山岳賞が確定します。

その後方では、「スプリンターのベネット」ことサム・ベネット(IRL/BORA-hansgrohe)がトラブル

プイグ・リョレンサの上りでアタックしたラトゥールに反応した選手らによる20人ほどの集団が形成されました。
マイヨ・ロホのミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana)やナイロ・キンタナ(COL/Movistar)らも含まれています。

先頭集団は、ミケル・ニエベ(ESP/Mitchelton-SCOTT)のアタックに反応したキンタナ、リゴベルト・ウラン(COL/EF Education First)、プリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma)、ニコラス・ロッシュ(IRL/Team Sunweb)、ファビオ・アル(ITA/UAE Team Emirates)による6人の小集団に。
残された追走集団もロペスやバルベルデ、ラファル・マイカ(POL/BORA-hansgrohe)、エスデバン・チャベス(COL/Mitchelton-SCOTT)、ヘスス・エラダ(ESP/COFIDIS)など各チームのエースナンバーをつけた選手が揃います。
両集団のタイム差は、残り10kmで20秒です。

強調していた先頭集団の6人ですが、残り3kmでキンタナがアタック。
ウランとロッシュがすぐに反応し、アルとログリッチも追いますが、ニエベが単独で落車しかけ、5人に離されます。

5人に影を踏ませることなく、キンタナがカルペのフィニッシュラインを最初に通過しました。
そのあとはロッシュを先頭にした追走の4人とニエベ、第2集団が続々とフィニッシュしています。

第2ステージ:ステージ順位

  1. ナイロ・キンタナ(COL/Movistar):5h 11′ 17
  2. ニコラス・ロッシュ(IRL/Team Sunweb):+ 00′ 05
  3. プリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma):+ 00′ 05
  4. リゴベルト・ウラン(COL/EF Education First):+ 00′ 05
  5. ファビオ・アル(ITA/UAE Team Emirates):+ 00′ 05
  6. ミケル・ニエベ(ESP/Mitchelton-SCOTT):+ 00′ 08
  7. セルヒオ・イギータ(COL/EF Education First):+ 00′ 37
  8. タデイ・ポガチャル(SVN/UAE Team Emirates):+ 00′ 37
  9. アレックス・アランブル(ESP/Caja Rural-RGA):+ 00′ 37
  10. アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar):+ 00′ 37

残り3kmでアタックしたキンタナが、ツール・ド・フランス第18ステージに続いてグランツールでステージ優勝。
ニエベの後ろは小集団スプリントで、今年の5月から現チームに移籍したイギータがステージ7位につけています。

第2ステージ:総合順位

  1. ニコラス・ロッシュ(IRL/Team Sunweb):05h 26′ 12
  2. ナイロ・キンタナ(COL/Movistar):+ 00′ 02
  3. リゴベルト・ウラン(COL/EF Education First):+ 00′ 08
  4. ミケル・ニエベ(ESP/Mitchelton-SCOTT):+ 00′ 22
  5. ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana):+ 00′ 33
  6. プリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma):+ 00′ 36
  7. ウィルコ・ケルデルマン(NED/Team Sunweb):+ 00′ 38
  8. セルヒオ・イギータ(COL/EF Education First):+ 00′ 40
  9. ダヴィデ・フォルモロ(ITA/BORA-hansgrohe):+ 00′ 46
  10. ラファル・マイカ(POL/BORA-hansgrohe):+ 00′ 46

第2ステージではボーナスタイムを含めて9秒キンタナが勝ったものの、第1ステージではTeam SunwebがMovistarに11秒勝っているので、ロッシュが2秒差でマイヨ・ロホを獲得。
ロッシュがグランツールでリーダージャージを獲得するのは、2013年のブエルタ第8ステージ以来2回目です。
ちなみにアイルランド人選手によるリーダージャージ着用も、6年前のロッシュ以来。

第2ステージ:4賞ジャージ+3

  • マイヨ・ロホ(総合首位):ニコラス・ロッシュ(IRL/Team Sunweb)
  • マイヨ・ベルデ(ポイント賞):ナイロ・キンタナ(COL/Movistar)
  • マイヨ・デ・ルナデス (山岳賞):アンヘル・マドラソ(ESP/Burgos BH)
  • マイヨ・ブランコ(新人賞):ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana)※総合5位
  • チーム優勝:Team Sunweb
  • ステージ優勝:ナイロ・キンタナ(COL/Movistar)
  • 敢闘賞:アンヘル・マドラソ(ESP/Burgos BH)

本格的に始まった4賞争い。
山岳賞は2つのカテゴリー山岳を先頭通過したマドラソが、ポイント賞はステージ優勝のキンタナが獲得しました。
第2ステージでマイヨ・ロホに袖を通したロペスはマイヨ・ロホをロッシュに譲り、もう一枚のジャージを第3ステージは着用します。

ブエルタ・ア・エスパーニャ2019のスプリントポイント

引用元:ブエルタ公式サイトPDF

ブエルタのスプリントポイントの計算は、ツールに比べてかなりシンプル。

  • ツールではステージカテゴリーごとにフィニッシュ地点のスプリントポイントが変わりましたが、ブエルタでは平坦も山頂フィニッシュも一律
  • ツールでは中間スプリント地点でも15位までポイントが与えられましたが、ブエルタでは3位まで

これによって、ツールに比べるとスプリンターより総合上位の選手がポイント賞に選ばれやすい傾向にあります。
山岳ステージの上位フィニッシュでスプリントポイントを稼げるからです。

昨年は総合5位のアレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar)、一昨年は総合優勝したクリス・フルーム(GBR/当時Team Sky、現Team Ineos)が最終的にマイヨ・ベルデを獲得しています。

第3ステージの概要

第3ステージは、迂回して内陸から海沿いへ向かうステージ。
平坦ステージながら、約800mの高低差があります。

  • スタート:Ibi. Ciudad del Juguete
  • フィニッシュ:Alicante
  • 総距離:188km
  • 中間スプリント地点:Bussot(残り21km)
  • 山岳:Biar(3級、残り72km)、Tibi(3級、残り37.8km)
  • ステージ:平坦
  • 開始時刻:12:53(日本時間19:53)
  • 引用元:大会公式サイト内第3ステージコース紹介ページ
引用元:大会公式サイト内第3ステージコース紹介ページ

第3ステージは「の」の字を書くようにアリカンテ県をまわるステージです。

引用元:大会公式サイト内第3ステージコース紹介ページ

シウダー・デル・フグエテ(Ibi. Ciudad del Juguete)をスタートする188kmの平坦ステージには、2カ所の3級山岳が登場。
いずれも100kmを過ぎたステージ後半に登場し、中間スプリント地点のブソット(Bussot)が登場するのも、フィニッシュ地点のアリカンテ(Alicante)まで残り21kmのところです。
ビア(Biar、残り72km)もティビ(残り37.8km)も平均勾配4%台の3級山岳ですが、登坂距離も獲得標高もティビがおよそ2倍。
ちなみにビアはこのステージの最高標高810mで、アリカンテの標高10mとの標高差は800mになります。

引用元:大会公式サイト内第3ステージコース紹介ページ

中間スプリント地点のブソット1km手前までは上りが続きますが、ブソット自体は緩やかな下りの途中で通過。
ブソットを通過すると下りの勾配もよりきつくなっていきます。
再びコースが平坦気味になるのは、残り8kmからです。

引用元:大会公式サイト内第3ステージコース紹介ページ

ラスト5kmは緩やかなアップダウンはありますが、ほぼフラットです。

アリカンテは、1994年と1998年の例外はあるものの、1959年、2009年と一の位が9の年にブエルタが訪れる傾向にあります。
アリカンテからムルシアに向かった10年前の第10ステージでは、サイモン・ゲランス(AUS)が全グランツールでのステージ優勝を達成しました。

J SPORTSの中継は23:00から!

きょうの第3ステージは、23:00からJSPORTSで中継!
今大会最初の平坦ステージの行方に注目です。

お見逃しなく!

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