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【Vuelta a España 2019】ETAPA02

【Vuelta a España 2019】ETAPA02

こんにちは、オーストラリア・ブリスベン在住のスポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。

8/24~9/15までの間、グランツールのひとつブエルタ・ア・エスパーニャ(la Vuelta a España、以下:ブエルタ)についての記事を毎日更新中。
今日は、第1ステージのレース概要と第2ステージのコースをご紹介します。

第1ステージのレース概要

第1ステージのコースなどの情報は、こちらの記事でご確認いただけます。

【Vuelta a España 2019】ETAPA01

現地時間18:56、第1走のDimension Dataのスタートから2019年のブエルタはスタート。
真っ白な雪を思わせる塩の山とスケートリンクを彷彿とさせるサリナス・デ・トレビエハ(Salinas de Torrevieja)のスタート台を、8人の選手が出発しました。

中間計測地点のアグア通り(Avenida del Agua)を08分28秒、フィニッシュ地点のトレビエハ(Torrevieja)を15分25秒の暫定トップタイムで通過。
総合リーダージャージの着用権があるチーム内の先頭フィニッシュは、アマヌエル・ゲブレイグザブハイアー(ERI/Dimension Data)でした。

最初にDimension Dataのフィニッシュタイムを上回ったのは、12分後にスタートしたCCC Team。
Dimension Dataを19秒上回る15分07秒でトレビエハへ到着しています。

続いてCCC Teamの記録を更新したのが、ティージェイ・ヴァンガーデレン(USA)を先頭にフィニッシュしたEF Education First。
14分58秒でフィニッシュし、このステージで最初の14分台をマークしました。

EF Education Firstの次にスタートしたGroupama-FDJが中間計測地点でトップタイムをマークしたものの、トレビエハでは9秒遅れてフィニッシュしました。
そのあと後半にスタートしたTeam Sunwebが中間計測地点でトップに1秒差まで迫り、トレビエハでEF Education Firstの記録を2秒上回って暫定トップに。

Team Sunwebの2チーム後に出発したAstanaが、中間計測地点で08分10秒をマークし、Groupama-FDJのトップタイムを9チームぶりに更新。
これまでのトップタイムに6秒差をつけるタイムでアグア通りを通過したカザフスタンのチームはTeam Sunwebより5秒早いタイムでフィニッシュしました。
Astanaの先頭はエースのミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana)です。

現地時間20:20、最終走者のMovistarがサリナス・デ・トレビエハをスタートしたころ、8分前を行くJumbo-Vismaがカーブで集団落車。
このステージの優勝本命で、ロベルト・ヘーシンク(NED/Jumbo-Visma)とトニー・マルティン(GER/Jumbo-Visma)、機材トラブルですでに集団から離脱していたセップ・クース(USA/Jumbo-Visma)を除く5人が地面に放り出されました。

後続ではDeceuninck-QuickStepがフィニッシュ地点でAstanaに2秒差まで肉薄。
最終走者のMovistarは16秒差の15分07秒でトレビエハへ到着します。
この瞬間にAstanaのステージ優勝と、ロペスの今大会最初のマイヨ・ロホ着用が決定しました。

第1ステージ:ステージ順位

  1. Astana:14′ 51″
  2. Deceuninck-QuickStep:+ 00′ 02
  3. Team Sunweb:+ 00′ 05
  4. EF Educ+ion First:+ 00′ 07
  5. BORA-hansgrohe:+ 00′ 13
  6. CCC Team:+ 00′ 15
  7. Movistar: + 00′ 16
  8. Groupama-FDJ:+ 00′ 16
  9. Mitchelton-SCOTT:+ 00′ 18
  10. Lotto Soudal:+ 00′ 19

Astanaがステージ優勝。
優勝大本命だったJumbo-Vismaが落車現場を通過するタイミングで路面が濡れていたそうです。
コースの近隣住民が自宅で子供たちを遊ばせていたビニールプールが壊れ、坂をつたってコースに浸水したとのこと(Jumbo-Vismaホームページより)。
UAE Team Emiratesも同じところで集団落車し、Astanaから1分07秒差のステージ21位でフィニッシュしました。
幸い、第2ステージに出場できないほどの怪我は両チームの選手ともにありません。

Jumbo-Vismaはマルティンを先頭に、ロペスから40秒遅れでプリモシュ・ログリッチ(SVN/Jumbo-Visma)らがフィニッシュしています。
ライバルに差をつけるステージになるとみられていましたが、逆に差をつけられるステージになりました。

第1ステージ:総合順位

  1. ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana):14′ 51
  2. ダリオ・カタルド(ITA/Astana):+ 00′ 00
  3. ヤコブ・フルサング(DEN/Astana):+ 00′ 00
  4. ヨン・イサギレ(ESP/Astana):+ 00′ 00
  5. ルイスレオン・サンチェス(ESP/Astana):+ 00′ 00
  6. ゴルカ・イサギレ(ESP/Astana):+ 00′ 00
  7. フィリップ・ジルベール(BEL/Deceuninck-QuickStep):+ 00′ 02″
  8. ファビオ・ヤコブセン(NED/Deceuninck-QuickStep):+ 00′ 02
  9. ゼネク・スティバル(CZE/Deceuninck-QuickStep):+ 00′ 02
  10. マキシミリアーノ・リケーゼ(ARG/Deceuninck-QuickStep):+ 00′ 02

総合トップ10はステージ上位2チームの選手が独占。
Deceuninck-QuickStepもエースナンバーをつけているジルベールを先頭にフィニッシュしています。

第1ステージ:4賞ジャージ+3

  • マイヨ・ロホ(総合首位):ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana)
  • マイヨ・ベルデ(ポイント賞):-
  • マイヨ・デ・ルナデス (山岳賞):-
  • マイヨ・ブランコ(新人賞):ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana)※総合1位
  • チーム優勝:Astana
  • ステージ優勝:Astana
  • 敢闘賞:ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana)

表彰台はAstanaが独占しました。
ロペスがマイヨ・ロホとマイヨ・ブランコの2枚獲りを達成。
第2ステージでは、総合11位のジェームス・ノックス(GBR/Deceuninck-QuickStep)がマイヨ・ブランコを繰り下げ着用します。
また、マイヨ・ベルデは総合2位のカタルドが、マイヨ・デ・ルナデスは総合3位のフグルサングが繰り下げで着用予定です。

ブエルタ・ア・エスパーニャ2019の山岳ポイント

引用元:ブエルタ公式サイトPDF

各年のブエルタで最も厳しい山岳は、1984年の12月に自動車事故によって29歳の若さでこの世を去った選手の名を冠して「チマ・アルベルト・フェルナンデス(Cima Alberto Fernández)」と呼ばれます。
アルベルト・フェルナンデスは、1970年代終盤から1980年代前半に活躍したスペインの選手。
ジロ・デ・イタリアでは1回(1983年の3位)、ブエルタでは2回(1983年の3位と1984年の2位)の計3回、グランツールの表彰台に立った選手です。

ちなみに今大会のチマ・アルベルト・フェルナンデスは、第16ステージの山頂フィニッシュ・ラ・クビーリャ(La Cubilla)。
ジロ・デ・イタリアで同様に選手の名を冠する山岳チマ・コッピと異なり、必ずしも大会の最高標高地点を含む山岳がチマ・アルベルト・フェルナンデスになるわけではありません。
今大会の最高標高地点は、第9ステージフィニッシュ地点の1級山岳コルタルス・デンカンプ(Cortals d’Encamp、標高2,095m)です。

第2ステージの概要

第2ステージは、今大会で2番目に長い199.6km。
ビーチリゾートとしても人気のバレンシア州ベニドルム(Benidorm)からカルペ(Calpe)へ向かいます。

  • スタート:Benidorm
  • フィニッシュ:Calpe
  • 総距離:199.6km
  • 中間スプリント地点:Moraira(残り31.2km)
  • 山岳:Confrides(2級、残り162.5km)、Benilloba(3級、残り145.4km)、Puig Llorença(2級、残り24.8km)
  • ステージ:中級山岳
  • 開始時刻:12:20(日本時間19:20)
  • 引用元:大会公式サイト内第2ステージコース紹介ページ
引用元:大会公式サイト内第2ステージコース紹介ページ

残り44.6km地点で一度フィニッシュ地点を通過し、中間スプリント地点のモライラ(Moraira、残り31.2km)と2級山岳のプイグ・リョレンサ(Puig Llorença、残り24.8km)を反時計回りに進みます。
最後は一度通過した道を逆走する形でカルペへ。

このコースレイアウトに似たステージが、過去2回ブエルタに登場しています。
2015年と2017年の第9ステージで、両年ともプイグ・リョレンサを2回通過しました。
しかし、今回はプイグ・リョレンサを通過するのは1回で、終盤のコースも大きく変わっています。

引用元:大会公式サイト内第2ステージコース紹介ページ

曲がりくねった道が特徴的なアリカンテ県の後背地をステージ前半は進みます。
2011年はグランデ・パルテンツァ(大会の開幕地=第1ステージのスタート地点)、2016年は総合争いが決まる第20ステージのスタート地点となったベニドルム。
ベニドルムがスタート地点となった2016年の超級山岳フィニッシュのステージでは、当時23歳のピエール・ラトゥール(FRA/AG2R)がステージ優勝しました。

ベニドルムを発って16.7km地点から、37.1km地点にある今大会最初のカテゴリー山岳・コンフリデス(Confrides、2級)への登坂がスタート。
737mを上りきって10kmほど下ると、すぐに3級山岳ベニロバ(Benilloba、残り145.4km)へ。
第1ステージにカテゴリー山岳がなかったので、この日から山岳賞争いが始まります。
プイグ・リョレンサも残っていますが、山岳賞ジャージ狙いの選手はこの2カ所で確実にポイントを重ねたいところです。

引用元:大会公式サイト内第2ステージコース紹介ページ

山岳賞同様、このステージからポイント賞争いも始まります。
ブエルタでは中間スプリント地点のポイント比重が低いものの、最終日近くまでポイント賞争いがもつれることも少なくありません。
ポイント獲得のチャンスがあるポイント賞狙いの選手は1ptでも積み重ねておきたいところ。

プイグ・リョレンサの上りは3kmですが、平均勾配は7%。
2017年の第9ステージでは、クリス・フルーム(GBR/当時Team Sky、現Team Ineos)がマイヨ・ロホを着てステージ優勝し、ライバルとの差を広げました。

引用元:大会公式サイト内第2ステージコース紹介ページ

プイグ・リョレンサ通過後も、ステージは24km続きます。
最後の2kmはフラットで、プイグ・リョレンサで遅れを最小限に留められた選手による集団スプリントが見られるでしょう。

フィニッシュ地点のカルペは、2月のボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナではお馴染みですが、ブエルタに登場するのは2010年第9ステージ以来2回目。
7つのカテゴリー山岳を含むステージで、昨年末で現役を引退したダビ・ロペス(ESP)が逃げ切りステージ優勝を達成しました。

J SPORTSの中継は23:00から!

きょうの第2ステージは、23:00からJSPORTSで中継!
ポイント賞と山岳賞もこのステージから始まり、いよいよブエルタが本格的に始まります。

お見逃しなく!

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