【Vuelta a España 2019】ETAPA01
こんにちは、オーストラリア・ブリスベン在住のスポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。
8/24~9/15までの間、グランツールのひとつブエルタ・ア・エスパーニャ(la Vuelta a España、以下:ブエルタ)についての記事を毎日更新中。
今日は、大会概要と第1ステージのコースをご紹介します。
ブエルタ・ア・エスパーニャ2018の振り返り!
まずは前回大会の振り返りをしましょう!
サイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-Scott)がグランツールで初優勝を飾り、昨年のグランツールはすべてイギリス人選手で占められました。
今年はジロ・デ・イタリアがリチャル・カラパス(ECU/Movistar)、ツール・ド・フランスがエガン・ベルナル(COL/Team Ineos)と、ここまで南米勢が続いています。
ブエルタも南米勢が総合優勝し、ラテンアメリカ躍進の1年となるのでしょうか?
ブエルタ・ア・エスパーニャ2019のコースをご紹介!
次に今年のブエルタのコースを確認!
El recorrido de #LaVuelta19
3272,2 km – 21 etapas: 6 llanas – 7 de montaña – 4 de media montaña (2 con final en alto) – 1 C.R.E. – 1 C.R.I.#LaVuelta19 route.
3272,2 km – 21 stages: 6 flat – 7 mountain – 4 hilly (2 hilly with high altitude finale) – 1 TTT – 1 ITT pic.twitter.com/FOmIgsJXbX— La Vuelta (@lavuelta) December 19, 2018
上のツイートの動画は、昨年12月19日のコースプレゼンテーションのときに発表されたものです。
- 総距離:3,272.2km
- 平坦ステージ:6ステージ
- 中級山岳ステージ:6ステージ(うち2ステージは山頂フィニッシュ)
- 上級山岳ステージ:7ステージ(第18ステージ以外は山頂フィニッシュ)
- タイムトライアル:2ステージ(個人・チーム各1ステージ)
しかし、各ステージのレイアウトはこの8月に見直され、総距離は3,290.7kmに微増しました。
続いて、コースマップを確認してみましょう。
画像をクリックすると拡大表示できます。

今年はスペイン南東部の海沿いの街サリナス・デ・トレビエハから反時計回りに北上し、首都・マドリードでフィニッシュ。
第9ステージがアンドラ公国、第10ステージと第11ステージの大半はフランスを走ります。
4賞ジャージ+4 をご紹介!
ここからは、今年のブエルタの4賞ジャージ+4つの表彰をご紹介します。
下記に該当する選手が毎ステージ終了後に表彰を受けるので、ゴールシーンの中継後も目が離せません。
ジャージなどの画像の引用元はすべてブエルタ公式サイトです。
マイヨ・ロホ(総合首位)
全ステージのタイムの合計が一番少ない選手に贈られる賞。
赤いジャージが目印です。
2018年大会の受賞者:サイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-Scott)
マイヨ・ベルデ(ポイント賞)
ステージの中間スプリント地点とゴールの通過順位に応じて加算されるスプリントポイント1位の選手に贈られる賞。
緑のジャージが目印です。
2018年大会の受賞者:アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar)
マイヨ・デ・プントス (山岳賞)
上り坂の勾配と長さに応じて設定された山岳ポイント地点の通過順位に応じて加算される山岳ポイント1位の選手に贈られる賞。
白地に青の水玉ジャージが目印です。
2018年大会の受賞者:トーマス・デヘント(BEL/Lotto Soudal)
マイヨ・ブランコ(新人賞)
大会開催年12/31時点で25歳以下の選手を対象に、全ステージのタイムの合計が一番少ない選手に贈られる賞。
今大会の場合、1994年以降に生まれた52選手が対象。
白いジャージが目印で、昨年までは「コンビナーダ」のジャージでした。
2018年大会の新人賞受賞者:エンリク・マス(ESP/当時QuickStep-Floors、現Deceuninck-QuickStep)※1995年生まれ
チーム首位
毎ステージごとに各チームの上位3選手のタイムを集計し、合計が一番少ないチームに与えられる賞。
翌日のステージでは黄色のゼッケンを着用。
2018年大会の受賞者:Movistar(ESP)
ステージ優勝
各ステージで一番最初にゴールした選手を表彰。
敢闘賞
各ステージで一番勇敢な走りをした選手を表彰。テレビ視聴者の投票によって選出されます。
翌日は緑のゼッケンを着用。
2018年大会の総合敢闘賞受賞者:バウケ・モレマ(NED/Trek-Segafred)
第1ステージの概要
第1ステージは、今大会唯一のチーム・タイムトライアル。
今回の開始時刻は、最初に出発するチームのスタート時刻です。
- スタート:Salinas de Torrevieja
- フィニッシュ:Torrevieja
- 総距離:13.4km
- 中間計測地点:Avenida del Agua(残り6.1km)
- 山岳:-
- ステージ:チーム・タイムトライアル
- 開始時刻:18:56(日本時間25:56)
- 引用元:大会公式サイト内第1ステージコース紹介ページ

サリナス・デ・トレビエハ(Salinas de Torrevieja)からトレビエハ(Torrevieja)へ向かう13.4kmで、今年のブエルタは幕を開けます。
チームタイムトライアルが第1ステージの場合、ステージ優勝したチームの先頭でフィニッシュした選手が総合リーダーです。
前回チーム・タイムトライアルで始まった2017年のブエルタ第1ステージでは、ローハン・デニス(AUS/当時BMC、現Bahrain Merida)がマイヨ・ロホを獲得しました。

見てのとおり、第1ステージのコースは平坦そのもの。
2017年大会第1ステージには3級山岳がありましたが、今回はカテゴリー山岳はありません。
ステージ前半は、白や薄茶色の建物が並ぶ住宅街を進みます。
中間計測地点は、残り6.1kmのアグア通り(Avenida del Agua)。
コースマップの最上部にある、海沿いのコースに出るために真東に行く道です。

ラスト5kmも非常にフラットです。
ちなみに、前回ブエルタがトレビエハを迎えたのは、2015年大会第9ステージ。
168.3kmのステージで、トム・デュムラン(NED/当時Giant – Alpecin、現Sunweb)がステージ優勝するとともにマイヨ・ロホを獲得しています。
J SPORTSの中継は25:45から!
きょうの第1ステージは、25:45からJSPORTSで中継!
いよいよ今年最後のグランツールの幕開けです。
深夜遅い時間からのスタートですが、お見逃しなく!