Akane Ikeno

sports journarist and ...?

【Tour de France 2019】ÉTAPE21

【Tour de France 2019】ÉTAPE21

こんにちは、オーストラリア・ブリスベン在住のスポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。

7/6~7/28までの間、グランツールのひとつツール・ド・フランス(le Tour de France、以下:ツール)についての記事を毎日更新中。
今日は、第20ステージのレース概要と第21ステージのコースをご紹介します。

第20ステージのレース概要

第20ステージのコースなどの情報は、こちらの記事でご確認いただけます。

【Tour de France 2019】ÉTAPE20

スタート地点のアルベールヴィル(Albertville)から国道90号線を通り、予定されていた中間スプリントポイントと2つのカテゴリー山岳をパスして、直接ムティエ(Moutiers、残り36km)へ。
逃げ集団は6人。

  • ディラン・トゥーンス(BEL/Bahrain Merida)
  • マグナス・コルトニールセン(DEN/Astana)
  • ルイ・コスタ(PRT/UAE Team Emirates)
  • アルベルト・ベッティオール(ITA/EF Education First)
  • ケヴィン・ファンメルゼン(BEL/Wanty-Gobert)
  • リリアン・カルメジャーヌ(FRA/Total Direct Energie)

その後ろには、23人の追走集団が形成されます。

  • アントニー・テュルジス(FRA/Total Direct Energie)
  • ベンジャミン・キング(USA/Dimension Data)
  • ダリル・インピー(RSA/Mitchelton-SCOTT)
  • エリア・ヴィヴィアーニ(ITA/Deceuninck-QuickStep)
  • フレデリック・バカールト(BEL/Wanty-Gobert)
  • ゴルカ・イサギレ(ESP/Astana)
  • イルヌール・ザカリン(RUS/KATUSHA ALPECIN)
  • イェンス・クークレール(BEL/Lotto Soudal)
  • ジョセフ・ロスコフ(USA/CCC Team)
  • ジャスパー・ストゥイヴェン(BEL/Trek-Segafredo)
  • マキシム・ブエ(FRA/Arkéa Samsic)
  • マイケル・ウッズ(CAN/EF Education First)
  • ニッコロ・ボニファツィオ(ITA/Total Direct Energie)
  • ネルソン・オリヴェイラ(PRT/Movistar)
  • ニルス・ポリッツ(GER/KATUSHA ALPECIN)
  • ニコラス・ロッシュ(IRL/Team Sunweb)
  • オマール・フライレ(ESP/Astana)
  • ピエールリュック・ペリション(FRA/COFIDIS)
  • スティーヴン・カミングス(GER/Dimension Data)
  • シュテファン・キュンク(SUI/Groupama-FDJ)
  • トニー・ガロパン(FRA/AG2R)
  • ヴェガールステイク・ラエンゲン(NOR/UAE Team Emirates)
  • ヴィンチェンツォ・ニバリ(ITA/Bahrain Merida)


スタートから17kmでこの2つの集団が合体し、29人の大集団に。
メイン集団とのタイム差は、残り37kmで2分以上になりました。

そのころ、逃げ集団から2人の選手が飛び出します。
逃げ職人トーマス・デヘント(BEL/Lotto Soudal)と、ロマン・バルデ(FRA/AG2R)と12pt差でマイヨ・ア・ポワ奪還を目指すティム・ウェレンス(BEL/Lotto Soudal)です。


本来設定されていたコースとの合流地点であるムティエを過ぎると、すぐに超級山岳のヴァル・トランス(Val Thorens)の上りがスタート。
ペリションとカルメジャーヌが逃げ集団から飛び出しました。
しばらくするとニバリやザカリンも集団から抜け出し、Jumbo-Vismaが牽く集団との差を広げます。
ペリションをパスしたニバリとザカリンはガロパン、ウッズと合流し、4人の先頭集団を形成。
しかし、ペリションが再度合流して先頭は5人に。

メイン集団も逃げ集団も、ヴァル・トランスの上りに入って縦長になっていきます。
残り24kmになると、ジョージ・ベネット(NZL/Jumbo-Visma)やローレンス・デプルス(BEL/Jumbo-Visma)が牽くメイン集団と先頭の5人のタイム差は2分を切るように。


残り20kmのゲートをメイン集団がくぐると、ロマン・シカール(FRA/Total Direct Energie)が集団の前に出ます。
メイン集団からはベネットが脱落してデプルスが牽引役になり、先頭集団ではフライレが新たに合流して6人に。

残り15kmでマルク・ソレル(ESP/Movistar)がメイン集団の前に出ますが、その後メイン集団へ吸収されました。
その1km前ではニバリがスピードを上げ、ガロパンが逃げ集団から遅れていきます。
メイン集団からはマイヨ・ジョーヌ奪還がかかるジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep)や山岳賞キープを目指すロマン・バルデ(FRA/AG2R)が遅れました。


ニバリはメイン集団に対して1分のリードを奪ったまま、残り10kmへ。
メイン集団からはサイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT)がアタックし、ワレン・バルギル(FRA/Arkéa Samsic)が追走します。

バルギルやその他の前方にいた選手を捉えたメイン集団とニバリのタイム差は残り5kmで35秒に。
残り2kmを切って、ニバリとメイン集団の間にいたソレルがメイン集団に抜かれます。

メイン集団では、ミケル・ランダ(ESP/Movistar)が残り500mでアタックし、ニバリを猛追。
しかし、ランダがニバリに追いつくことはなく、何度も背後を確認しながらニバリがステージ優勝しました。

第20ステージ:ステージ順位

  1. ヴィンチェンツォ・ニバリ(ITA/Bahrain Merida):1h 51′ 53
  2. アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar):+ 00′ 10
  3. ミケル・ランダ(ESP/Movistar):+ 00′ 14
  4. エガン・ベルナル(COL/Team INEOS):+ 00′ 17
  5. ゲラント・トーマス(GBR/Team INEOS):+ 00′ 17
  6. リゴベルト・ウラン(COL/EF Education First):+ 00′ 23
  7. エマヌエル・ブッフマン(GER/BORA-hansgrohe):+ 00′ 23
  8. ステフェン・クライスヴァイク(NED/Jumbo-Visma):+ 00′ 25
  9. ワウト・プールス(NED/Team INEOS):+ 00′ 30
  10. ナイロ・キンタナ(COL/Movistar):+ 00′ 30

レース開始前は残り10kmに設けられたタイム計測地点でのフィニッシュも懸念されましたが、無事に59.5kmを走り切りました。
アラフィリップはニバリに3分17秒遅れのステージ26位でフィニッシュしています。

第20ステージ:総合順位

  1. エガン・ベルナル(COL/Team INEOS):79h 52′ 52
  2. ゲラント・トーマス(GBR/Team INEOS):+ 01′ 11
  3. ステフェン・クライスヴァイク(NED/Jumbo-Visma):+ 01′ 31
  4. エマヌエル・ブッフマン(GER/BORA-hansgrohe):+ 01′ 56
  5. ジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep):+ 03′ 45
  6. ミケル・ランダ(ESP/Movistar):+ 04′ 23
  7. リゴベルト・ウラン(COL/EF Education First):+ 05′ 15
  8. ナイロ・キンタナ(COL/Movistar):+ 05′ 30
  9. アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar):+ 06′ 12
  10. ワレン・バルギル(FRA/Arkéa Samsic):+ 07′ 32

ベルナルが22歳にしてツール総合優勝をほぼ手中に収めました。
アラフィリップがベルナルに対して3分失い、総合5位に。
シャンゼリゼの表彰台では左にトーマス、右にクライスヴァイクが乗ります。

第20ステージ:4賞ジャージ+3

  • マイヨ・ジョーヌ(総合首位):エガン・ベルナル(COL/Team INEOS)
  • マイヨ・ヴェール(ポイント賞):ペテル・サガン(SVK/BORA-hansgrohe)
  • マイヨ・ア・ポワ (山岳賞):ロマン・バルデ(FRA/AG2R)
  • マイヨ・ブラン(新人賞):エガン・ベルナル(COL/Team INEOS)※総合1位
  • チーム優勝:Movistar
  • ステージ優勝:ヴィンチェンツォ・ニバリ(ITA/Bahrain Merida)
  • 敢闘賞:ヴィンチェンツォ・ニバリ(ITA/Bahrain Merida)

ベルナルが総合優勝と新人賞を同時に獲得。
これは2010年のアンディ・シュレク(LUX)以来のこと。
敢闘賞はステージ優勝のニバリが獲得しました。

第21ステージの概要

第21ステージは、今大会を締めくくるステージ。
パリ・シャンゼリゼ(Paris Champs-Élysées)での華やかなスプリント勝負が見どころです。

  • スタート:Rambouillet
  • フィニッシュ:Paris Champs-Élysées
  • 総距離:128km
  • 中間スプリント地点:Paris Haut des Champs-Elysées(残り38.5km)
  • 山岳:Saint-Rémy-lès-Chevreuse(4級/残り94km)、Châteaufort(4級/残り90km)
  • ステージ:平坦
  • 開始時刻:18:10(日本時間25:10)
  • 引用元:大会公式サイト内第21ステージコース紹介ページ
引用元:大会公式サイト内第21ステージコース紹介ページ

今年の最終ステージのスタート地点はランブイエ(Rambouillet)。
前回ツールに登場した2012年第20ステージでは、マーク・カヴェンディッシュ(GBR/当時Sky Procycling、現Dimension Data)が集団スプリントを制しています。
ちなみに、2012年は「プロローグも含めて全21ステージ」となった最後の大会で、第20ステージがパリへの凱旋ステージでした。

引用元:大会公式サイト内第21ステージコース紹介ページ

スタートから34km地点と38km地点には、2つの4級山岳が登場。
サン・レミ・レ・シュヴルーズ(Saint-Rémy-lès-Chevreuse)とシャトーフォール(Châteaufort)です。
どちらも1km前後と短めの山岳で、シャトーフォールを通過した時点でバルデのワイヨ・ア・ポワはフィニッシュラインの通過を待つのみになります。

引用元:大会公式サイト内第21ステージコース紹介ページ

シャトーフォール通過後は、アップダウンはあるものの、カテゴリー山岳がないまま35kmを走行。
そこからシャンゼリゼ通りの周回コースに入ります。

8周するうちの3周目にあるのは、最後の中間スプリントポイント・パリ・シャンゼリゼ(Paris Haut des Champs-Elysées、残り38.5km)。
中間スプリントポイントは、凱旋門を囲むラウンドアバウトの約550m手前、シャンゼリゼ通りとジョルジュ・サンク通り(Avenue George V)の交差点あたりです。

引用元:大会公式サイト内第21ステージコース紹介ページ

フラム・ルージュからフィニッシュ地点までは平坦。
今大会最後のステージ優勝は、誰の手に渡るのでしょうか?

パリ・シャンゼリゼのスプリント勝利

過去10年の最終ステージのスプリントで優勝した選手をまとめました。

  • 2009年:マーク・カヴェンディッシュ(GBR/当時Columbia-HTC)
  • 2010年:マーク・カヴェンディッシュ(GBR/当時HTC-Columbia)
  • 2011年:マーク・カヴェンディッシュ(GBR/当時HTC-High Road)
  • 2012年:マーク・カヴェンディッシュ(GBR/当時Sky Procycling、現Dimension Data)
  • 2013年:マルセル・キッテル(GER/当時Argos-Shimano)
  • 2014年:マルセル・キッテル(GER/当時Giant-Shimano)
  • 2015年:アンドレ・グライペル(GER/当時Lotto Soudal)
  • 2016年:アンドレ・グライペル(GER/当時Lotto Soudal、現Arkéa Samsic)
  • 2017年:ディラン・フルーネウェーヘン(NED/当時LottoNL-Jumbo、現Jumbo-Visma)
  • 2018年:アレクサンドル・クリストフ(NOR/UAE Team Emirates)

今大会でランブイエのスタート地点に立つのは、2015年以降のグライペル、フルーネウェーヘン、クリストフの3名。
このなかではフルーネウェーフェンのみが今大会で勝利しています(第7ステージ)。
あとのスプリントステージは、Jumbo-Vismaの代打スプリント(第1、10ステージ)とヴィヴィアーニ(第4ステージ)、サガン(第5ステージ)、そして第11、第16ステージのカレブ・ユアン(AUS/Lotto Soudal)。

特にユアンの好調が噂されていますが、ポイントは発射台のロジャー・クルーゲ(GER/Lotto Soudal)。
第20ステージではスタート早々に集団から遅れ、23分7秒後に最下位でフィニッシュしました。
これは今日のスプリントに備えてなのか、それともバッドデイだったのか…。

また、ヴィヴィアーニはアラフィリップがマイヨ・ジョーヌを長期間着用していたことから平地で集団を牽くなど、当初の予定になかった仕事もたくさんこなしたはず。
ミケル・モルコフ(DEN/Deceuninck-QuickStep)やマキシミリアーノ・リケーゼ(ARG/Deceuninck-QuickStep)などによるリードアウトから流れに乗るのを期待したいところです。

J SPORTSの中継は24:25から!

きょうの第21ステージは、24:25からJSPORTSで中継!

ツールが終わっても、このブログはもう少し続きます。
明日は第3週のまとめ記事を更新予定です。

お見逃しなく!

Leave A Reply

*
*
* (公開されません)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください