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【Tour de France 2019】ÉTAPE18

【Tour de France 2019】ÉTAPE18

こんにちは、オーストラリア・ブリスベン在住のスポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。

7/6~7/28までの間、グランツールのひとつツール・ド・フランス(le Tour de France、以下:ツール)についての記事を毎日更新中。
今日は、第17ステージのレース概要と第18ステージのコースをご紹介します。

第17ステージのレース概要

第17ステージのコースなどの情報は、こちらの記事でご確認いただけます。

【Tour de France 2019】ÉTAPE17

この日最初に逃げ集団を作ろうとしたのは、逃げ職人ことトーマス・デヘント(BEL/Lotto Soudal)。
デヘントを含めて34人の逃げ集団が形成されますが、マグナス・コルトニールセン(DEN/Astana)がパンクによって離脱し、33人になりました。

  • ダニエル・オス(ITA/BORA-hansgrohe)
  • ルーカス・ペストルベルガー(AUT/BORA-hansgrohe)
  • カスパー・アスグリーン(DEN/Deceuninck-QuickStep)
  • アレクシー・グジャール(FRA/AG2R)
  • ディラン・トゥーンス(BEL/Bahrain Merida)
  • ネルソン・オリヴェイラ(PRT/Movistar)
  • オマール・フライレ(ESP/Astana)
  • ゴルカ・イサギレ(ESP/Astana)
  • サイモン・クラーク(AUS/EF Education First)
  • トーマス・スクーリー(NZL/EF Education First)
  • クリストファー・ユールイェンセン(DEN/Mitchelton-SCOTT)
  • マッテオ・トレンティン(ITA/Mitchelton-SCOTT)
  • グレッグ・ファンアーヴェルマート(BEL/CCC Team)
  • ミヒャエル・シェアー(SUI/CCC Team)
  • スヴェンエリック・ビストラム(NOR/UAE Team Emirates)
  • ルイ・コスタ(PRT/UAE Team Emirates)
  • セルジオルイス・エナオ(COL/UAE Team Emirates)
  • ヴェガールステイク・ラエンゲン(NOR/UAE Team Emirates)
  • バウケ・モレマ(NED/Trek-Segafredo)
  • トムス・スクインシュ(LAT/Trek-Segafredo)
  • ジャスパー・ストゥイヴェン(BEL/Trek-Segafredo)
  • ニコラス・ロッシュ(IRL/Team Sunweb)
  • ナトナエル・ベルハネ(ERI/COFIDIS)
  • ヘスス・エラダ(ESP/COFIDIS)
  • アントニー・ペレス(FRA/COFIDIS)
  • ピエールリュック・ペリション(FRA/COFIDIS)
  • トーマス・デヘント(BEL/Lotto Soudal)
  • イェンス・クークレール(BEL/Lotto Soudal)
  • ニルス・ポリッツ(GER/KATUSHA ALPECIN)
  • クサンドロ・ムーリッセ(BEL/Wanty-Gobert)
  • アンドレーア・パスクアロン(ITA/Wanty-Gobert)
  • エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(NOR/Dimension Data)
  • ベンジャミン・キング(USA/Dimension Data)


50kmを過ぎて、メイン集団と33人のタイム差は4分以上に。
中間スプリントポイントのヴェゾン・ラ・ロメーヌ(Vaison-la-Romaine、残り138km)はパスクアロンが先頭で通過。
ヴェゾン・ラ・ロメーヌをメイン集団が通過した時点で、タイム差は6分10秒に開きました。

ステージの中盤に登場する4級山岳ラ・ロシェット・デュ・ビュイ(la Rochette-du-Buis、残り95.5km)は、山岳賞3位のデヘントが先頭通過し、1pt獲得。
この時点でDeceuninck-QuickStepが牽くメイン集団とのタイム差は10分30秒に。


ヴェゾン・ラ・ロメール通過後は、残り8.5kmのラ・サンティネル(la Sentinelle、3級)へ。
残り85kmすぎには、予想外の雨が降ります。
猛暑のフランスを駆け抜ける選手たちには恵みの雨になるのでしょうか。

残り50kmで、メイン集団と33人のタイム差は14分15秒まで拡大。
ヴェゾン・ラ・ロメーヌ通過後から大きな動きがなかった逃げ集団に変化があったのは、残り35kmを切ってから。
ポリッツがアタックし、ク―クレールが反応。
逃げ集団が一気に縦長になり、分断が発生します。

逃げ集団の33人は、次の11人の先頭集団と、残りの22人の追走集団に。

  • グジャール
  • キング
  • オス
  • ゴルカ・イサギレ
  • ファンアーヴェルマート
  • アスグリーン
  • トレンティン
  • ペリション
  • スクーリー
  • スクインシュ
  • ラエンゲン


追走集団にいたポリッツが先頭集団への合流を目指してアタックする一方で、先頭集団からグジャールが遅れます。
その後10人中最年少のアスグリーンがペースを上げ、キングとスクーリー、ラエンゲンが脱落。
さらにトレンティンがアタックし、ペリションだけがトレンティンを追います。

トレンティンとメイン集団の差が18分を越え始めたころ、トレンティンらは全長5.2kmのラ・サンティネルを登坂開始しました。
平均勾配は5.4%のラ・サンティネルを最初に通過したのは、トレンティン。
2位通過で1ptを獲得したのは、ペリションを山頂手前で捉えたアスグリーンです。


ラ・サンティネルを通過すると、2015年以来の登場になるギャップ(Gap)へ向かうのみ。
アスグリーンが単独でトレンティンを追う後方では、ペリションがファンアーヴェルマートらに捕まりました。
アスグリーンやその後続の追走を許すことなく、トレンティンがステージ優勝。
ツールでは2014年第7ステージ以来3回目です。

逃げ集団に乗らなかった選手の先頭集団は、20分10秒遅れでフィニッシュしています。

第17ステージ:ステージ順位

  1. マッテオ・トレンティン(ITA/Mitchelton-SCOTT):4h 21′ 36
  2. カスパー・アスグリーン(DEN/Deceuninck-QuickStep):+ 00′ 37
  3. グレッグ・ファンアーヴェルマート(BEL/CCC Team):+ 00′ 41
  4. バウケ・モレマ(NED/Trek-Segafredo):+ 00′ 41
  5. ディラン・トゥーンス(BEL/Bahrain Merida):+ 00′ 41
  6. ゴルカ・イサギレ(ESP/Astana):+ 00′ 41
  7. ダニエル・オス(ITA/BORA-hansgrohe):+ 00′ 44
  8. ピエールリュック・ペリション(FRA/COFIDIS):+ 00′ 50
  9. トムス・スクインシュ(LAT/Trek-Segafredo):+ 00′ 50
  10. ヘスス・エラダ(ESP/COFIDIS):+ 00′ 55

第9ステージのダリル・インピー(RSA/Mitchelton-SCOTT)、第12、第15ステージのサイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT)に次いで、チームに今大会4勝目をもたらしたトレンティン。
これで、チームごとのステージ勝利数は第1、2、7、10ステージで計4勝しているJumbo-Vismaと並びました。

第17ステージ:総合順位

  1. ジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep):69h 39′ 16
  2. ゲラント・トーマス(GBR/Team INEOS):+ 01′ 35
  3. ステフェン・クライスヴァイク(NED/Jumbo-Visma):+ 01′ 47
  4. ティボー・ピノ(FRA/Groupama-FDJ):+ 01′ 50
  5. エガン・ベルナル(COL/Team INEOS):+ 02′ 02
  6. エマヌエル・ブッフマン(GER/BORA-hansgrohe):+ 02′ 14
  7. ミケル・ランダ(ESP/Movistar):+ 04′ 54
  8. アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar):+ 05′ 00
  9. リゴベルト・ウラン(COL/EF Education First):+ 05′ 33
  10. リッチー・ポート(AUS/Trek-Segafredo):+ 06′ 30

総合トップ10は全員メイン集団内でフィニッシュ。
ルイスレオン・サンチェス(ESP/Astana)とセース・ボル(NED/Team Sunweb)は第16ステージをフィニッシュしてツールを去っています。

第17ステージ:4賞ジャージ+3

  • マイヨ・ジョーヌ(総合首位):ジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep)
  • マイヨ・ヴェール(ポイント賞):ペテル・サガン(SVK/BORA-hansgrohe)
  • マイヨ・ア・ポワ (山岳賞):ティム・ウェレンス(BEL/Lotto Soudal)
  • マイヨ・ブラン(新人賞):エガン・ベルナル(COL/Team INEOS)※総合5位
  • チーム優勝:Trek-Segafredo
  • ステージ優勝:マッテオ・トレンティン(ITA/Mitchelton-SCOTT)
  • 敢闘賞:マッテオ・トレンティン(ITA/Mitchelton-SCOTT)

チーム首位に三度Trek-Segafredoが返り咲きました。
第12ステージに続いて、今大会2回目の敢闘賞をトレンティンが獲得しています。

第18ステージの概要

引用元:大会公式サイト内第18ステージコース紹介ページ

第18ステージは、アルプスの上級山岳3連戦初日。
今大会で唯一、超級山岳が2カ所登場するクイーンステージ(最難関ステージ)です。

  • スタート:Embrun
  • フィニッシュ:Valloire
  • 総距離:208km
  • 中間スプリント地点:les Thuiles(残り163km)
  • 山岳:Demoiselles Coiffées(3級/残り195km)、Vars(1級/残り125.5km)、d’Izoard(超級/残り75km)、Galibier(※超級/残り19km)
  • ステージ:上級山岳
  • 開始時刻:11:25(日本時間18:25)
  • 引用元:大会公式サイト内第18ステージコース紹介ページ
引用元:大会公式サイト内第18ステージコース紹介ページ

アンブラン(Embrun)からヴァロワール(Valloire)へ北上する208kmです。
スタートから13kmで3級山岳レ・ドモワゼル・コイフェ(Demoiselles Coiffées、残り195km)が登場します。

引用元:大会公式サイト内第18ステージコース紹介ページ

レ・ドモワゼル・コイフェ通過後は1級山岳のヴァール(Vars、残り125.5km)に向かいながら中間スプリントポイントのレ・チュイル(les Thuiles、残り163km)へ。
レ・チュイルは上りながら通過します。

引用元:大会公式サイト内第18ステージコース紹介ページ

レ・チュイル通過後は標高2,109mまで上り、ヴァールへ。
平均勾配7.5%の道が9.3km続きます。

ヴァールは前半4kmの平均勾配は6.2%。
4km過ぎで一度フラットになり、後半の5kmは平均勾配10.6%になります。

引用元:大会公式サイト内第18ステージコース紹介ページ

ヴァールの山頂から20km近くかけて約1,100mを下りきったところで、ようやくステージの半分に到達。

そこから30kmかけて、このステージ最初の超級山岳イゾアール(d’Izoard、残り75km)の山頂へ。
2017年ツール第18ステージ、イゾアール山頂フィニッシュのステージでは、ワレン・バルギル(FRA/当時Sunweb、現Arkéa Samsic)がステージ優勝。
今大会出場選手ではロマン・バルデ(FRA/AG2R)がバルギルから20秒差のステージ3位でフィニッシュしました。

引用元:大会公式サイト内第18ステージコース紹介ページ

イゾアールからブリアンソン(Briançon)まで約30kmかけて下り、残り19km地点のガリビエ(Galibier、超級)へ向かいます。
ガリビエはボーナスタイムの対象山岳です。

引用元:大会公式サイト内第18ステージコース紹介ページ

登坂距離23kmのガリビエは、最初の14kmこそ勾配4~5%台で推移しますが、14kmを過ぎてから勾配がきつくなります。
山頂1km手前の平均勾配は9%です。

引用元:大会公式サイト内第18ステージコース紹介ページ

ガリビエの山頂を過ぎてからの19kmは、ほとんどが下り。
標高2,642mから1,392mまで1,250mを猛スピードで下っていきます。
フラムルージュ(残り1kmの赤いゲート)を通過したあと、標高1,392m地点までダウンヒルが続きますが、そこからフィニッシュ地点までは上りです。

最後にヴァロワールがプロトンの到着を迎えたのは、今からなんと47年前。
1972年ツール第14ステージです。
この年4回目の総合優勝を飾るエディ・メルクス(BEL)が勝利を収めています。

今日のマイヨ・ジョーヌ:Col de l’Iseran

引用元:大会公式サイト

第18ステージのポディウムで授与され、明日の第19ステージで着用するマイヨ・ジョーヌです。

このマイヨ・ジョーヌに描かれているのは、第19ステージに登場する標高2,770mの超級山岳・イズラン(l’Iseran)。
今大会の山岳で最も標高が高い山岳ポイントです。

J SPORTSの中継は17:45から!

きょうの第18ステージは、17:45からJSPORTSで中継!
総合順位が大きく動くかもしれないアルプス3連戦は必見です。

お見逃しなく!

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