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【Tour de France 2019】ÉTAPE17

【Tour de France 2019】ÉTAPE17

こんにちは、オーストラリア・ブリスベン在住のスポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。

7/6~7/28までの間、グランツールのひとつツール・ド・フランス(le Tour de France、以下:ツール)についての記事を毎日更新中。
今日は、第16ステージのレース概要と第17ステージのコースをご紹介します。

第16ステージのレース概要

第16ステージのコースなどの情報は、こちらの記事でご確認いただけます。

【Tour de France 2019】ÉTAPE16

ニーム(Nîmes)をスタートしてニームに戻る177kmで、アクチュアル・スタート直後に集団を飛び出したのはアレクシー・グジャール(FRA/AG2R)とステファヌ・ロセット(FRA/COFIDIS)の2人。
後から彼らを追ったルカシュ・ヴィシニオウスキー(POL/CCC Team)とラース・バク(DEN/Dimension Data)、ポール・ウルスラン(FRA/Total Direct Energie)が合流して逃げ集団は5人に。
メイン集団は彼らを吸収する動きを見せず、この日の集団形成が容認されました。

メイン集団との差が1分30秒ほどに広がった残り127km地点で、ゲラント・トーマス(GBR/Team INEOS)が落車。
他の選手を巻き込む大規模な落車ではありませんでしたが、バイク交換の必要があり、スタートまでに時間がかかりました。
トーマスを引き上げるために待機していたホナタン・カストロビエホ(ESP/Team INEOS)とディラン・ファンバーレ(NED/Team INEOS)とともに、集団復帰を目指します。


残り112kmのところで登場する中間スプリントポイント・ヴァレラルグ(Vallérargues)は、今大会出場の176選手中最年長のバクが先頭で通過。
メイン集団はバクの1分15秒後にヴァレラルグに現れ、エリア・ヴィヴィアーニ(ITA/Deceuninck-QuickStep)、その牽引役のミケル・モルコフ(DEN/Deceuninck-QuickStep)の順でスプリントポイントを獲得しています。

このステージ唯一のカテゴリー山岳サン・ジャン・デュ・パン(Saint-Jean-du-Pin、4級)もバクが先頭で通過し、ポイントを獲得しました。
残り81kmは、ニームに向かってひたすら走り続けます。


残り55kmを切るころには、5人とトニー・マルティン(GER/Jumbo-Visma)らが牽くメイン集団とのタイム差は1分を切るようになりました。
逃げ集団の5人とのタイム差約40秒、残り28kmで総合9位のヤコブ・フグルサング(DEN/Astana)とセース・ボル(NED/Team Sunweb)が落車。
ボルはレースを再開しますが、フグルサングはレースを再開できず、そのまま救急車に乗ってリタイアしました。
フグルサングのスタートを待ったチームメイトは、集団復帰を目指してレースに戻ります。

メイン集団と逃げの5人のタイム差はゆっくり縮まっていき、残り10kmで約20秒。
残り2.5km地点のラウンドアバウトを通過したところで、ぐっと両集団の差が縮まり、残り2kmを残して5人は完全にメイン集団に吸収されました。


ニームの街中に近づくと直角カーブが増えるので、メイン集団はラスト5km辺りからかなり縦長に。

モルコフとマキシミリアーノ・リケーゼ(ARG/Deceuninck-QuickStep)から発射されたヴィヴィアーニが加速するものの、リケーゼの左後方から猛追したカレブ・ユアン(AUS/Lotto Soudal)がヴィヴィアーニや後続を抑えてステージ優勝。
スプリンターがステージ勝利を分け合っていた今大会で、スプリンターとして初めて大会2勝目をもぎ取りました。

第16ステージ:ステージ順位

  1. カレブ・ユアン(AUS/Lotto Soudal):2h 59′ 30
  2. エリア・ヴィヴィアーニ(ITA/Deceuninck-QuickStep):+ 00′ 00
  3. ディラン・フルーネウェーヘン(NED/Jumbo-Visma):+ 00′ 00
  4. ペテル・サガン(SVK/BORA-hansgrohe):+ 00′ 00
  5. ニッコロ・ボニファツィオ(ITA/Total Direct Energie):+ 00′ 00
  6. マイケル・マシューズ(AUS/Team Sunweb):+ 00′ 00
  7. マッテオ・トレンティン(ITA/Mitchelton-SCOTT):+ 00′ 00
  8. ジャスパー・ストゥイヴェン(BEL/Trek-Segafredo):+ 00′ 00
  9. アレクサンドル・クリストフ(NOR/UAE Team Emirates):+ 00′ 00
  10. アンドレーア・パスクアロン(ITA/Wanty-Gobert):+ 00′ 00

ユアンが第11ステージに続く2勝目をあげました。
前回ツールがニームでフィニッシュを迎えた2014年第15ステージで集団スプリントを制したクリストフは、ステージ9位でした。

第16ステージ:総合順位

  1. ジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep):61h 00′ 22
  2. ゲラント・トーマス(GBR/Team INEOS):+ 01′ 35
  3. ステフェン・クライスヴァイク(NED/Jumbo-Visma):+ 01′ 47
  4. ティボー・ピノ(FRA/Groupama-FDJ):+ 01′ 50
  5. エガン・ベルナル(COL/Team INEOS):+ 02′ 02
  6. エマヌエル・ブッフマン(GER/BORA-hansgrohe):+ 02′ 14
  7. ミケル・ランダ(ESP/Movistar):+ 04′ 54
  8. アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar):+ 05′ 00
  9. リゴベルト・ウラン(COL/EF Education First):+ 05′ 33
  10. リッチー・ポート(AUS/Trek-Segafredo):+ 06′ 30

総合9位・フグルサングのリタイアにより、総合10位だったウランと11位だったポートが繰り上げ。
終盤に集団が縦長になったことで、ユアンとタイム差なしでフィニッシュしたのは48位のニルス・ポリッツ(GER/KATUSHA ALPECIN)まで。
総合トップ10の選手は全員ポリッツに先着しているので、タイム差に変動はありません。

総合トップ10外では、ラスト4km手前で総合13位(フグルサングを除く)のロマン・クロイツィゲル(GER/Dimension Data)とスティーヴン・カミングス(GER/Dimension Data)が落車。
この影響でクロイツィゲルは1分2秒を失い、ダニエル・マーティン(IRL/UAE Team Emirates)と順位を入れ替え、14位に後退しました。

ウィルコ・ケルデルマン(NED/Team Sunweb)が第3週はスタートしませんでした。

第16ステージ:4賞ジャージ+3

  • マイヨ・ジョーヌ(総合首位):ジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep)
  • マイヨ・ヴェール(ポイント賞):ペテル・サガン(SVK/BORA-hansgrohe)
  • マイヨ・ア・ポワ (山岳賞):ティム・ウェレンス(BEL/Lotto Soudal)
  • マイヨ・ブラン(新人賞):エガン・ベルナル(COL/Team INEOS)※総合5位
  • チーム優勝:Movistar
  • ステージ優勝:カレブ・ユアン(AUS/Lotto Soudal)
  • 敢闘賞:アレクシー・グジャール(FRA/AG2R)

4賞に変化はありません。
敢闘賞はグジャールが獲得し、AG2Rに今大会最初の表彰をもたらしました。

第17ステージの概要

第17ステージは、今大会最後の中級山岳ステージ。
ポン・デュ・ガール(Pont du Gard)をスタートし、お馴染みのギャップ(Gap)へ向かいます。
ギャップでフィニッシュを迎えるのは、2010年代だけで6回目ですが、ツールに登場するのは2015年以来です。

  • スタート:Pont du Gard
  • フィニッシュ:Gap
  • 総距離:200km
  • 中間スプリント地点:Vaison-la-Romaine(残り138km)
  • 山岳:la Rochette-du-Buis(4級、残り95.5km)、la Sentinelle(3級、残り8.5km)
  • ステージ:中級山岳
  • 開始時刻:12:40(日本時間19:40)
  • 引用元:大会公式サイト内第17ステージコース紹介ページ
引用元:大会公式サイト内第17ステージコース紹介ページ

第18ステージから第20ステージまで続く上級山岳ステージ3連戦前の嵐の静けさを思わせるコースレイアウトです。
ポン・デュ・ガールから21kmかけて60mほど下ったあと、そのまま約80km先の4級山岳ラ・ロシェット・デュ・ビュイ(la Rochette-du-Buis、残り95.5km)へ。

引用元:大会公式サイト内第17ステージコース紹介ページ

その道半ばにあるのは、中間スプリントポイントのヴェゾン・ラ・ロメーヌ(Vaison-la-Romaine、残り138km)。
やや上って通過します。

引用元:大会公式サイト内第17ステージコース紹介ページ

ヴェゾン・ラ・ロメール通過後は再びゆるやかに下り、残り8.5kmのラ・サンティネル(la Sentinelle、3級)へ。
ラ・サンティネルは平均勾配5.4%、5.2kmの道です。
山頂到達後は約240mを下ります。

引用元:大会公式サイト内第17ステージコース紹介ページ

先述のとおり、ツールではすっかりお馴染みのギャップ。
前回フィニッシュ地点としてギャップを訪れたのは、2015年第16ステージです。
アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar)と同期で同じスペイン出身、今も現役のルーベン・プラザ(ESP/当時Lampre-Merida、現Israel Cycling Academy)が逃げ切りステージ優勝を飾りました。

今日のマイヨ・ジョーヌ:Col du Galibier

引用元:大会公式サイト

第17ステージのポディウムで授与され、明日の第18ステージで着用するマイヨ・ジョーヌです。

このマイヨ・ジョーヌに描かれているのは、第18ステージに登場する超級山岳・ガリビエ(Galibier)。
ツール106年の歴史で最も標高が高い山頂フィニッシュを2011年に迎えた場所です(標高2,645m)。
ルクセンブルクのシュレク兄弟がワン・ツーフィニッシュしました(ステージ優勝は弟のアンディ)。

今年のガリビエの標高は、2011年の山頂フィニッシュより3m低い2,642mです。

J SPORTSの中継は20:55から!

きょうの第17ステージは、20:55からJSPORTSで中継!
上級山岳3連戦前の嵐の前の静けさが漂うステージとなりそうです。

お見逃しなく!

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