Akane Ikeno

sports journarist and ...?

【Tour de France 2019】ÉTAPE16

【Tour de France 2019】ÉTAPE16

こんにちは、オーストラリア・ブリスベン在住のスポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。

7/6~7/28までの間、グランツールのひとつツール・ド・フランス(le Tour de France、以下:ツール)についての記事を毎日更新中。
今日は、第15ステージのレース概要と第16ステージのコースをご紹介します。

第15ステージのレース概要

第15ステージのコースなどの情報は、こちらの記事でご確認いただけます。

【Tour de France 2019】ÉTAPE15

逃げ集団の形成に時間がかかったステージです。
スタート直後はブノワ・コズネフロワ(FRA/AG2R)とヘスス・エラダ(ESP/COFIDIS)がアタックするものの、距離を作らせることなく吸収。
その後もペテル・サガン(SVK/BORA-hansgrohe)やスヴェンエリック・ビストラム(NOR/UAE Team Emirates)らがアタックを試みるものの、いずれも吸収されました。

コズネフロワとダニエル・オス(ITA/BORA-hansgrohe)、ルカシュ・ヴィシニオウスキー(POL/CCC Team)、ニコラス・ロッシュ(IRL/Team Sunweb)が14km地点で逃げますが、9km先で再び集団はひとつに。
その後も逃げては吸収を繰り返しますが、40kmを過ぎても、逃げ集団は決まりません。
逃げ集団ができるというより、メイン集団のペースについていけないカレブ・ユアン(AUS/Lotto Soudal)やティム・ウェレンス(BEL/Lotto Soudal)が脱落して追走集団ができます。


スタート直後は平坦気味ですが、60.5km地点のモンセギュール(Montségur、2級)の10km前で、ダミアーノ・カルーゾ(ITA/Bahrain Merida)が単独アタック。
カウンターアタックする選手も現れますが、いずれも吸収されます。

モンセギュールの上りで28人の逃げ集団が形成され、メイン集団に2分30秒先行してマイケル・ウッズ(CAN/EF Education First)を先頭に山頂を通過しました。
逃げ集団で総合最上位(17位)のナイロ・キンタナ(COL/Movistar)とロマン・バルデ(FRA/AG2R)がダウンヒルで差をつけるものの、下りきったところで再び逃げ集団に吸収。
追走の8人が合流し、Team Ineos、Lotto Soudal、Deceuninck-QuickStepを除く19チームの選手による36名の逃げ集団が完成しました。

  • パトリック・コンラッド(AUT/BORA-hansgrohe)
  • ロマン・バルデ(FRA/AG2R)
  • トニー・ガロパン(FRA/AG2R
  • ヴィンチェンツォ・ニバリ(ITA/Bahrain Merida)
  • ダミアーノ・カルーゾ(ITA/Bahrain Merida)
  • ヤン・トラトニク(SVN/Bahrain Merida)
  • ルディ・モラール(FRA/Groupama-FDJ)
  • セバスティアン・ライヒェンバッハ(SUI/Groupama-FDJ)
  • ナイロ・キンタナ(COL/Movistar)
  • アンドレイ・アマドール(CRI/Movistar)
  • マルク・ソレル(ESP/Movistar)Pello Bilbao
  • オマール・フライレ(ESP/Astana)
  • アレクセイ・ルツェンコ(KAZ/Astana)
  • マイケル・ウッズ(CAN/EF Education First)
  • サイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT)
  • シモン・ゲシュケ(GER/CCC Team)
  • ジュリアン・ベルナール(FRA/Trek-Segafredo)
  • ジュリオ・チッコーネ(ITA/Trek-Segafredo)
  • バウケ・モレマ(NED/Trek-Segafredo)
  • ダニエル・マーティン(IRL/UAE Team Emirates)
  • レナード・ケムナ(GER/Team Sunweb)
  • ニコラス・ロッシュ(IRL/Team Sunweb)
  • ヘスス・エラダ(ESP/COFIDIS)
  • イルヌール・ザカリン(RUS/KATUSHA ALPECIN)
  • ロマン・クロイツィゲル(GER/Dimension Data)
  • ギョーム・マルタン(FRA/Wanty-Gobert)
  • アマエル・モワナール(FRA/Arkéa Samsic)


追走で合流した8人の選手

  • マティアス・フランク(SUI/AG2R)
  • マイケル・マシューズ(AUS/Team Sunweb)
  • ロマン・シカール(FRA/Total Direct Energie)
  • ピエールリュック・ペリション(FRA/COFIDIS)
  • アントニー・ペレス(FRA/COFIDIS)
  • ニルス・ポリッツ(GER/KATUSHA ALPECIN)
  • マキシム・ブエ(FRA/Arkéa Samsic)
  • アムントグレンダール・ヤンセン(NOR/Jumbo-Visma)

モンセギュールから約30km進むと、中間スプリントポイントのタラスコン・シュル・アリエージュ(Tarascon-sur-Ariège、残り91.5km)があります。
ここはマシューズが先頭で通過し、20ptを獲得しました。

タラスコン・シュル・アリエージュを通過したら、次の目的地は平均勾配7%の1級山岳ポール・ド・レルス(Port de Lers、/残り64.5km)。
逃げ集団もメイン集団もポール・ド・レルスの上りで分裂していきます。
ポール・ド・レルスを先頭通過したのはバルデで、メイン集団とのタイム差は5分15秒。

ポール・ド・レルスを下ってすぐ、息つく間もなくミュール・ド・ペゲール(Mur de Péguère、1級)の上りが始まります。
ミュール・ド・ペゲールは平均勾配7.9%、最大勾配は18%。
山頂まで5.5kmのところでゲシュケがアタックし、そのままミュール・ド・ペゲールを先頭で通過しました。
イェーツが追走しています。
この時点でメイン集団とのタイム差はかなり縮まり、2分40秒に。


ミュール・ド・ペゲールを下ると、残すはフィニッシュ地点のフォア・プラ・ダルビス(Foix Prat d’Albis)のみ。
ところどころ霧が立ち込める区間を選手は通過していきます。

イェーツとゲシュケはダウンヒルで後続に差をつけ、1分40秒差でフォア・プラ・ダルビスの上りへ。
残り8.8kmでイェーツがアタックし、ゲシュケとの差を引き離して第12ステージに次ぐステージ2勝目を目指します。
ちなみにバルデやキンタナらによる追走集団は10人で、ミケル・ランダ(ESP/Movistar)も合流しました。


メイン集団は第14ステージ同様にダヴィ・ゴデュ(FRA/Groupama-FDJ)が牽きます。
マーティンやガロパンがゴデュらに吸収されるなか、ランダは単独で前を追い、ゲシュケの背中を捉えました。
そのころ、メイン集団からはティボー・ピノ(FRA/Groupama-FDJ)が飛び出します。

ピノの背後にぴたりとつくのは、ジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep)、エガン・ベルナル(COL/Team INEOS)、エマヌエル・ブッフマン(GER/BORA-hansgrohe)の3人。
しかし、マイヨ・ジョーヌのアラフィリップが遅れていきます。
さらにピノとベルナル、ブッフマンと前方から落ちてきたケムナに分断。


残り4kmでピノがアタックし、一気にベルナルをはがしにかかります。
ベルナル、ブッフマン、ケムナの後ろからは、アラフィリップとゲラント・トーマス(GBR/Team INEOS)、ワウト・プールス(NED/Team INEOS)、ステフェン・クライスヴァイク(NED/Jumbo-Visma)、アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar)、リッチー・ポート(AUS/Trek-Segafredo)の5人が追走。
この集団から、残り2kmでトーマスがアタックしますが、プールスとともにアラフィリップがついていけません。

イェーツがフラム・ルージュ(残り1kmゲート)を通過したころ、ピノがランダに追いつきました。
しかし、2人がイェーツの背中を捉えることはできず、雨が降る中イェーツが最初にフィニッシュラインを通過。
ピノとランダの2位争いはイェーツから33秒差でピノが、ブッフマンとベルナルの4位争いはイェーツから51秒差でブッフマンが制しています。

第15ステージ:ステージ順位

  1. サイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT):2h 59′ 30
  2. ティボー・ピノ(FRA/Groupama-FDJ):+ 00′ 33
  3. ミケル・ランダ(ESP/Movistar):+ 00′ 33
  4. エマヌエル・ブッフマン(GER/BORA-hansgrohe):+ 00′ 51
  5. エガン・ベルナル(COL/Team INEOS):+ 00′ 51
  6. レナード・ケムナ(GER/Team Sunweb):+ 01′ 03
  7. ゲラント・トーマス(GBR/Team INEOS):+ 01′ 22
  8. ステフェン・クライスヴァイク(NED/Lotto NL Jumbo):+ 01′ 22
  9. アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar):+ 01′ 22
  10. リッチー・ポート(AUS/Trek-Segafredo):+ 01′ 30

イェーツが第12ステージに次ぐステージ2勝目。
現時点で参加している選手中最年少のベルナルが5位、3番目に若いケムナが6位につけています。

第15ステージ:総合順位

  1. ジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep):61h 00′ 22
  2. ゲラント・トーマス(GBR/Team INEOS):+ 01′ 35
  3. ステフェン・クライスヴァイク(NED/Jumbo-Visma):+ 01′ 47
  4. ティボー・ピノ(FRA/Groupama-FDJ):+ 01′ 50
  5. エガン・ベルナル(COL/Team INEOS):+ 02′ 02
  6. エマヌエル・ブッフマン(GER/BORA-hansgrohe):+ 02′ 14
  7. ミケル・ランダ(ESP/Movistar):+ 04′ 54
  8. アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar):+ 05′ 00
  9. ヤコブ・フグルサング(DEN/Astana):+ 05′ 27
  10. リゴベルト・ウラン(COL/EF Education First):+ 05′ 33

アラフィリップが1分49秒遅れのステージ11位だったことから、2位以下とのタイム差がぐっと縮まりました。
特にピノとは、第14ステージと第15ステージの2日間で1分26秒が詰まっています。

第15ステージ:4賞ジャージ+3

  • マイヨ・ジョーヌ(総合首位):ジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep)
  • マイヨ・ヴェール(ポイント賞):ペテル・サガン(SVK/BORA-hansgrohe)
  • マイヨ・ア・ポワ (山岳賞):ティム・ウェレンス(BEL/Lotto Soudal)
  • マイヨ・ブラン(新人賞):エガン・ベルナル(COL/Team INEOS)※総合5位
  • チーム優勝:Movistar
  • ステージ優勝:サイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT)
  • 敢闘賞:ミケル・ランダ(ESP/Movistar)

4賞とチーム優勝は変わらず。
敢闘賞にはステージ3位のランダが選ばれました。

第16ステージの概要

第16ステージは、ニーム(Nîmes)がスタート地点かつフィニッシュ地点になります。
第21ステージ前の、最後の平坦ステージです。

  • スタート:Nîmes
  • フィニッシュ:Nîmes
  • 総距離:177km
  • 中間スプリント地点:Vallèrargues(残り112km)
  • 山岳:Saint-Jean-du-Pin(4級、残り81km)
  • ステージ:平坦
  • 開始時刻:13:30(日本時間20:30)
  • 引用元:大会公式サイト内第16ステージコース紹介ページ
引用元:大会公式サイト内第16ステージコース紹介ページ

ニームを北上し、反時計回りに周ってニームへ戻るレイアウトです。
登場する山岳は4級山岳のサン・ジャン・デュ・パン(Saint-Jean-du-Pin、残り81km)だけで、山岳賞争いにも大きな影響はありません。

引用元:大会公式サイト内第16ステージコース紹介ページ

残り81kmのところで登場する中間スプリントポイント・ヴァレラルグ(Vallérargues)は、やや上りながら通過します。

引用元:大会公式サイト内第16ステージコース紹介ページ

ヴァレラルグ通過から30kmほどで、サン・ジャン・デュ・バンの山頂へ。

引用元:大会公式サイト内第16ステージコース紹介ページ

ラスト5kmからやや下り、ラスト3kmは平坦になって、スタート直後に出るニーム駅がある通りの一本奥の大通りを直進。

前回ニームでフィニッシュを迎えた2014年第15ステージでは、スタート直後から逃げたマルティン・エルミガー(SUI/当時IAM Cycling)とジャック・バウアー(NZL/当時Garmin Sharp、現Mitchelton-Scott)が、フィニッシュ直前で集団に吸収。
集団スプリントはアレクサンドル・クリストフ(NOR/当時Team Katusha、現UAE Team Emirates)が制し、第12ステージに次ぐステージ2勝目をあげました。

ちなみにフィニッシュ地点のすぐそばには、Deceuninck-QuickStepのスポンサーとしても知られ、今大会の前にブリュッセルでチーム記者会見の会場になったスーパーマーケットLidlがあります。

今日のマイヨ・ジョーヌ:Pont du Gard

引用元:大会公式サイト

第16ステージのポディウムで授与され、明日の第17ステージで着用するマイヨ・ジョーヌです。

このマイヨ・ジョーヌに描かれているのは、第17ステージのスタート地点であるポン・デュ・ガール(Pont du Gard)。
1世紀に古代ローマ人によって建設された水道橋で、現存する唯一の3階建ての古代橋です。

第16ステージのコースにも登場しますが、普段は通行できません。

J SPORTSの中継は20:55から!

きょうの第16ステージは、20:55からJSPORTSで中継!
最終日前最後のスプリントステージです。

お見逃しなく!

Leave A Reply

*
*
* (公開されません)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください