Akane Ikeno

sports journarist and ...?

【Tour de France 2019】ÉTAPE15

【Tour de France 2019】ÉTAPE15

こんにちは、オーストラリア・ブリスベン在住のスポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。

7/6~7/28までの間、グランツールのひとつツール・ド・フランス(le Tour de France、以下:ツール)についての記事を毎日更新中。
今日は、第14ステージのレース概要と第15ステージのコースをご紹介します。

第14ステージのレース概要

第14ステージのコースなどの情報は、こちらの記事でご確認いただけます。

【Tour de France 2019】ÉTAPE14

タイムトライアルの第2ステージと第13ステージを除き、今大会最短距離の117.5kmを行く第14ステージ。
スタート直後に集団を飛び出したのは、ヴィンチェンツォ・ニバリ(ITA/Bahrain Merida)です。
ニバリを追走するのはマイヨ・ヴェールのペテル・サガン(SVK/BORA-hansgrohe)。
グランツール全制覇のニバリとマイヨ・ヴェール歴代最多6回獲得のサガンによる、豪華な逃げ集団ができました。

スタートから18kmで登場するラバマル(Labatmale、4級)はニバリが先頭で通過。
2人を追走していた15人の集団が合流し、逃げ集団は17人に。
この15人の集団を追走していたシモン・ゲシュケ(GER/CCC Team)とピエールリュック・ペリション(FRA/COFIDIS)は、メイン集団に吸収されました。

  • アレクシー・ヴィエルモーズ(FRA/AG2R)
  • マテイ・モホリッチ(SVN/Bahrain Merida)
  • マチュー・ラダニュ(FRA/Groupama-FDJ)
  • カルロス・ベローナ(ESP/Movistar)
  • ルイスレオン・サンチェス(ESP/Astana)
  • セルジオルイス・エナオ(COL/UAE Team Emirates)
  • レナード・ケムナ(GER/Team Sunweb)
  • ティム・ウェレンス(BEL/Lotto Soudal)
  • リリアン・カルメジャーヌ(FRA/Total Direct Energie)
  • ロマン・シカール(FRA/Total Direct Energie)
  • レイン・タラマエ(EST/Total Direct Energie)
  • イルヌール・ザカリン(RUS/KATUSHA ALPECIN)
  • マルコ・ハラー(AUT/KATUSHA ALPECIN)
  • ギョーム・マルタン(FRA/Wanty-Gobert)
  • エリー・ジェスベール(FRA/Arkéa Samsic)


メイン集団と17人のタイム差は最大3分近くまで広がりましたが、徐々に縮まっていきます。
ステージの中間にある1級山岳スロル(Soulor、残り57km地点)へ。

スロルまで7kmのところでザカリンがペースを上げ、タラマエやザカリンのチームメイト・ハラーが遅れていきます。
逃げ集団がばらけ、ザカリンについたのはケムナ、ニバリ、ウェレンス、ベローナ、サンチェス、シカール、ジェスベールの7人。
その頃、メイン集団ではロマン・バルデ(FRA/AG2R)やアダム・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT)といった総合勢やミカル・クウィアトコウスキー(POL/Team INEOS)がスロルの上りで遅れていきます。


スロルの山頂まで2.5kmでウェレンスがアタックし、ニバリとジェスベールが反応。
最終的にジェスベールが遅れてウェレンスとニバリの一騎打ちになり、マイヨ・ア・ポワを纏うウェレンスが10ptを獲得しました。
3位通過はジェスベール、4位通過のザカリンまでがスロルで山岳ポイントを獲得しています。

スロルを通過すると、このステージのカテゴリー山岳はフィニッシュ地点の超級山岳トゥールマレー・バレージュ(Tourmalet Barèges)を残すのみ。
20km以上続く下りでは、現役選手屈指のダウンヒル巧者のニバリたち先頭の3人が他の選手との距離を広げていきます。


下りきって上り始めたところに中間スプリントポイント地点のピエルフィット・ネスタラス(Pierrefitte-Nestalas、残り31.5km)があります。
ピエルフィット・ネスタラスはウェレンス、ジェスベール、ニバリの順でポイントを獲得。
ザカリンら追走集団は10秒ほどで、メイン集団はザカリンらから45秒ほどでピエルフィット・ネスタラスを通過しました。
現時点でマイヨ・ヴェールを着ているサガンは9位で7ptを獲得しています。

逃げ集団の3人に追走集団の5人が合流し、逃げ集団は8人に。
残り28kmでシカールが単独アタック、カルメジャーヌとジェスベールが追います。
シカールと追走7選手のタイム差が1分を超えるころには、Movistarが牽く集団が彼らを吸収しました。


残り19kmから、いよいよトゥールマレーの上りへ。
ジェスベールがカルメジャーヌとシカールを立て続けに抜き去り、単独先頭に躍り出ます。

残り10kmを残して、ジェスベールが吸収され、先頭集団はひときわ大きくなりました。
残り10kmを示すゲートを前に、ファビオ・アル(ITA/UAE Team Emirates)とナイロ・キンタナ(COL/Movistar)が遅れます。


残り9.5kmでフランスチャンピオンジャージを身に着けたワレン・バルギル(FRA/Arkéa Samsic)がアタック。
バルギルは2年前の7月20日の第18ステージで、このステージと同じく超級山岳で山頂フィニッシュのステージを制しています。

残り6kmを切ったところで、バルギルはダヴィ・ゴデュ(FRA/Groupama-FDJ)が牽く集団に吸収されました。


残り4kmを前に先頭集団を牽いていたゴデュがアタック。
1kmほどでゴデュは吸収されますが、その後方ではアルカンシエルのアレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar)が遅れていきます。

残り2kmを切って遅れたのは、ヤコブ・フグルサング(DEN/Astana)とリゴベルト・ウラン(COL/EF Education First)です。
エマヌエル・ブッフマン(GER/BORA-hansgrohe)がアタックしたのは1.2km。
フラム・ルージュを前にゲラント・トーマス(GBR/Team INEOS)が、残り500mでミケル・ランダ(ESP/Movistar)が遅れていきます。

残り250mでアタックしたティボー・ピノ(FRA/Groupama-FDJ)が後続を突き放し、そのままステージ優勝。
超級山岳ステージでの遅れが懸念されていたマイヨ・ジョーヌのジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep)は6秒差の2位でフィニッシュしました。

第14ステージ:ステージ順位

  1. ティボー・ピノ(FRA/Groupama-FDJ):2h 59′ 30
  2. ジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep):+ 00′ 06
  3. ステフェン・クライスヴァイク(NED/Jumbo-Visma):+ 00′ 06
  4. エマヌエル・ブッフマン>(GER/BORA-hansgrohe):+ 00′ 08
  5. エガン・ベルナル(COL/Team INEOS):+ 00′ 08
  6. ミケル・ランダ(ESP/Movistar):+ 00′ 14
  7. リゴベルト・ウラン(COL/EF Education First):+ 00′ 30
  8. ゲラント・トーマス(GBR/Team INEOS):+ 00′ 36
  9. ワレン・バルギル(FRA/Arkéa Samsic):+ 00′ 38
  10. ヤコブ・フグルサング(DEN/Astana):+ 00′ 53

ピノが2015年第20ステージ以来4年ぶり3回目のステージ優勝。
キンタナは3分24秒遅れのステージ17位、バルデは20分19秒遅れのステージ66位でフィニッシュしました。

第14ステージ:総合順位

  1. ジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep):56h 11′ 29
  2. ゲラント・トーマス(GBR/Team INEOS):+ 02′ 02
  3. ステフェン・クライスヴァイク(NED/Jumbo-Visma):+ 02′ 14
  4. エガン・ベルナル(COL/Team INEOS):+ 03′ 00
  5. エマヌエル・ブッフマン(GER/BORA-hansgrohe):+ 03′ 12
  6. ティボー・ピノ(FRA/Groupama-FDJ):+ 03′ 12
  7. リゴベルト・ウラン(COL/EF Education First):+ 04′ 24
  8. ヤコブ・フグルサング(DEN/Astana):+ 05′ 22
  9. アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar):+ 05′ 27
  10. エンリク・マス(ESP/Deceuninck-QuickStep):+ 05′ 38

ステージ優勝のピノは、ボーナスタイム4秒(ピノ10秒、アラフィリップ6秒)と合わせて、アラフィリップと10秒縮めました。
第14ステージのトップ10は1分以内だったため、大きな順位変動はありませんでした。

マキシミリアン・シャフマン(GER/BORA-hansgrohe)は落車で骨折したまま第13ステージをフィニッシュ。
そのまま病院へ向かったため、第14ステージは出発していません。

第14ステージ:4賞ジャージ+3

  • マイヨ・ジョーヌ(総合首位):ジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep)
  • マイヨ・ヴェール(ポイント賞):ペテル・サガン(SVK/BORA-hansgrohe)
  • マイヨ・ア・ポワ (山岳賞):ティム・ウェレンス(BEL/Lotto Soudal)
  • マイヨ・ブラン(新人賞):エガン・ベルナル(COL/Team INEOS)※総合4位
  • チーム優勝:Movistar
  • ステージ優勝:ティボー・ピノ(FRA/Groupama-FDJ)
  • 敢闘賞:エリー・ジェスベール(FRA/Arkéa Samsic)

4賞は変わらないものの、Movistarがチーム首位に返り咲きました。
敢闘賞はトゥールマレーの途中まで逃げ続けたジェスベールが獲得しています。

第15ステージの概要

第15ステージは、今大会2回目の休息日を翌日に控えたステージ。
今大会3回目の山頂フィニッシュです。

  • スタート:Limoux
  • フィニッシュ:Foix Prat d’Albis
  • 総距離:185km
  • 中間スプリント地点:Tarascon-sur-Ariège(残り91.5km)
  • 山岳:Montségur(2級/残り124.5km)、Port de Lers(1級/残り64.5km)、Mur de Péguère(1級/残り38km)、Foix Prat d’Albis(1級/フィニッシュ)
  • ステージ:上級山岳
  • 開始時刻:12:10(日本時間19:10)
  • 引用元:大会公式サイト内第15ステージコース紹介ページ
引用元:大会公式サイト内第15ステージコース紹介ページ

リムー(Limoux)からフォア・プラ・ダルビス(Foix Prat d’Albis)へ向かう185km。
2級山岳ひとつと、1級山岳3つが登場します。

引用元:大会公式サイト内第15ステージコース紹介ページ

スタート直後は平坦気味ですが、60.5km地点のモンセギュール(Montségur、2級)に向けて緩やかに上り始めます。
平均勾配6%の道が6.8%続き、山頂は標高1,059m。

モンセギュールを下ると、そのまま中間スプリントポイントのタラスコン・シュル・アリエージュ(Tarascon-sur-Ariège、残り91.5km)へ。
185kmのステージなので、ほぼコースの中央に位置します。

引用元:大会公式サイト内第15ステージコース紹介ページ

タラスコン・シュル・アリエージュの直前は細かなアップダウンがありますが、スプリントポイント自体は平坦です。

タラスコン・シュル・アリエージュを通過すると、そのまま1級山岳のポール・ド・レルス(Port de Lers、/残り64.5km)へ。
このステージで一番標高が高い1,517mへの道は、平均勾配7%です。

ポール・ド・レルスを下ってすぐ、息つく間もなくミュール・ド・ペゲール(Mur de Péguère、1級)の上りが始まります。

引用元:大会公式サイト内第15ステージコース紹介ページ

ミュール・ド・ペゲールは平均勾配7.9%、最大勾配は18%。
山頂までのラスト3.3kmの平均勾配は12.9%です。

ミュール・ド・ペゲールはボーナスタイムの対象になっています。

引用元:大会公式サイト内第15ステージコース紹介ページ

ミュール・ド・ペゲールを下ると、残すはフィニッシュ地点のフォア・プラ・ダルビスのみ。

山頂フィニッシュではないものの、直近でツールにフォアが登場したのは2017年の第13ステージ。
フランス革命のその日にステージ優勝したのは、総合山岳賞を獲得するワレン・バルギル(FRA/当時Sunweb、現Arkéa Samsic)です。
こちらも山頂フィニッシュではありませんが、2012年の第14ステージも、今回と同じリムーからフォアへ行くステージでした。
ルイスレオン・サンチェス(ESP/当時Rabobank、現Astana)が2位のペテル・サガン(SVK/当時Liquigas – Cannondale、現BORA – hansgrohe)に47差をつけて独走勝利しています。

今日のマイヨ・ジョーヌ:Arènes de Nîmes

引用元:大会公式サイト

第15ステージのポディウムで授与され、明後日の第16ステージで着用するマイヨ・ジョーヌです。

このマイヨ・ジョーヌに描かれているのは、ニームの円形劇場(Arènes de Nîmes)。
ニーム(Nîmes)は休息日明け第16ステージのスタート・フィニッシュ地点です。

J SPORTSの中継は20:55から!

きょうの第15ステージは、20:55からJSPORTSで中継!
第2週が終わり、今大会の優勝候補がかなり浮き彫りになるでしょう。

お見逃しなく!

Leave A Reply

*
*
* (公開されません)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください