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【Tour de France 2019】ÉTAPE13

【Tour de France 2019】ÉTAPE13

こんにちは、オーストラリア・ブリスベン在住のスポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。

7/6~7/28までの間、グランツールのひとつツール・ド・フランス(le Tour de France、以下:ツール)についての記事を毎日更新中。
今日は、第12ステージのレース概要と第13ステージのコースをご紹介します。

第12ステージのレース概要

第12ステージのコースなどの情報は、こちらの記事でご確認いただけます。

【Tour de France 2019】ÉTAPE12

スタート後すぐにペテル・サガン(SVK/BORA-hansgrohe)やローハン・デニス(AUS/Bahrain Merida)、ダミアーノ・カルーゾ(ITA/Bahrain Merida)らがアタックしますが、すぐに吸収されます。
209.5kmと第2週以降の最長ステージで、逃げが決まったのはステージの約2割である40km。

33歳の誕生日を迎えたサイモン・クラーク(AUS/EF Education First)を含む、38人の巨大な逃げ集団になりました。
逃げ集団には、Team IneosとGroupama-FDJ、KATUSHA ALPECIN以外の19チームの選手が入っています。
反対に、BORA-hansgroheとSunwebはチームの半数である4人を逃げ集団に送り込みました。

  • ペテル・サガン(SVK/BORA-hansgrohe)
  • グレゴール・ミュールベルガー(AUT/BORA-hansgrohe)
  • ダニエル・オス(ITA/BORA-hansgrohe)
  • マキシミリアン・シャフマン(GER/BORA-hansgrohe)
  • ミケル・モルコフ(DEN/Deceuninck-QuickStep)
  • マティアス・フランク(SUI/AG2R)
  • トニー・ガロパン(FRA/AG2R)
  • オリバー・ナーセン(BEL/AG2R)
  • ソニー・コルブレッリ(ITA/Bahrain Merida)
  • イバン・ガルシア(ESP/Bahrain Merida)
  • ディラン・トゥーンス(BEL/Bahrain Merida)
  • イマノル・エルビティ(ESP/Movistar)
  • ペリョ・ビルバオ(ESP/Astana)
  • ディラン・フルーネウェーヘン(NED/Jumbo-Visma)
  • マイク・テウニッセン(NED/Jumbo-Visma)
  • アルベルト・ベッティオール(ITA/EF Education First)
  • トーマス・スクーリー(NZL/EF Education First)
  • マッテオ・トレンティン(ITA/Mitchelton-SCOTT)
  • サイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT)
  • グレッグ・ファンアーヴェルマート(BEL/CCC Team)
  • セルジュ・パウェルス(BEL/CCC Team)
  • ルイ・コスタ(PRT/UAE Team Emirates)
  • アレクサンドル・クリストフ(NOR/UAE Team Emirates)
  • ファビオ・フェッリーネ(ITA/Trek-Segafredo)
  • ジャスパー・ストゥイヴェン(BEL/Trek-Segafredo)
  • マイケル・マシューズ(AUS/Team Sunweb)
  • ニキアス・アルント(GER/Team Sunweb)
  • セース・ボル(NED/Team Sunweb)
  • ニコラス・ロッシュ(IRL/Team Sunweb)
  • ピエールリュック・ペリション(FRA/COFIDIS)
  • ジュリアン・シモン(FRA/COFIDIS)
  • ティシュ・ベノート(BEL/Lotto Soudal)
  • ロジャー・クルーゲ(GER/Lotto Soudal)
  • ティム・ウェレンス(BEL/Lotto Soudal)
  • リリアン・カルメジャーヌ(FRA/Total Direct Energie)
  • アンドレーア・パスクアロン(ITA/Wanty-Gobert)
  • エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(NOR/Dimension Data)
  • ミケル・ヴァルグレン(DEN/Dimension Data)
  • ケヴィン・ルダノワ(FRA/Arkéa Samsic)


逃げ集団形成から20kmほどで登場した4級山岳モントゥリュー・サン・ベルナール(Montoulieu-Saint-Bernard)は、山岳賞ジャージのウェレンスが危なげなく獲得。
エリア・ヴィヴィアーニ(ITA/Deceuninck-QuickStep)を先頭にメイン集団がモントゥリュー・サン・ベルナールを通過するころには、40人とのタイム差は3分30秒に。

モントゥリュー・サン・ベルナール通過後も緩やかにピレネーへ向かって上り続けます。
逃げ集団形成から50kmが過ぎ、タイム差も4分以上に広がったころ、メイン集団にいた2人の選手がリタイアしました。
第11ステージで落車し、最終グループでフィニッシュしたジャコモ・ニッツォーロ(ITA/Dimension Data)と、次の第13ステージ優勝大本命のタイムトライアル世界チャンピオン・デニスです。


中間スプリントポイントのバニェール・ド・リュション(Bagnères-de-Luchon、残り79km)は、サガンとコルブレッリがワン・ツーで通過。
マシューズはスプリントポイントを獲得しなかったので、コルブレッリがポイント賞2位に浮上しました。

そのままコルブレッリが先頭に出ますが、カルメジャーヌが単独アタック。
コルブレッリと二人で1級山岳のペイルスルド(Peyresourde、残り63.5km)への登坂を開始します。
途中からカルメジャーヌが単独で先頭に出ますが、ペイルスルドを通過するときはウェレンスが先頭。
カルメジャーヌは、パウェルスに続いて3位で通過しました。
メイン集団がペイルスルドを通過するときには、逃げ集団との差が5分45秒に。


ペイルスルドを過ぎると、5位通過のクラークが先頭に出ます。
ダウンヒルを利用して、メイン集団や他の逃げ集団との差は広がる一方。
逃げ集団後方ではメイン集団に戻る選手も続出し、フルーネウェーヘンやサガンらも戻っています。

残り40kmを切るころ、トレンティンが逃げ集団から飛び出して、クラークの追走を始めました。
そうこうしている間に、ボーナスタイム対象の1級山岳ウルケット・ダンシザン(Hourquette d’Ancizan、残り30.5km)への登坂がスタート。
平均勾配7.5%の道が約10kmにわたって続きます。


その後、7名の選手がさらにトレンティンを追走。
ガロパンとフランク、シャフマンとミュールベルガー、ロッシュとビルバオ、サイモン・イェーツです。

ウルケット・ダンシザンまで5kmを残して、トレンティンがクラークを置き去りにして単独先頭にするものの、今度はサイモン・イェーツが先頭に出ます。
イェーツについていけるのはミュールベルガーだけで、他の選手とのタイム差は開くばかり。
ビルバオが2人を追走し始めますが、追いつくのはウルケット・ダンシザンを通過したあとです。
イェーツが先頭でウルケット・ダンシザンを通過しています。


標高1,569mのペイルスルドとほぼ同じ標高1,564mまで到達したら、残りの30kmはダウンヒル。
ビルバオが2人に追いついたのも、ダウンヒルの途中でした。

メイン集団がウルケット・ダンシザンを通過するころには、イェーツらとのタイム差は8分を超えるように。
ミュールベルガーとイェーツ、ビルバオはそのまま後続との差を広げ続け、ダウンヒルを終えて残り1kmの平坦区間へ。
最後の左折の直前でイェーツがアタックし、小集団スプリントをそのまま制しました。
メイン集団はイェーツから9分35秒遅れでフィニッシュしています。

第12ステージ:ステージ順位

  1. サイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT):4h 57′ 53
  2. ペリョ・ビルバオ(ESP/Astana):+ 00′ 00
  3. グレゴール・ミュールベルガー(AUT/BORA-hansgrohe):+ 00′ 00
  4. ティシュ・ベノート(BEL/Lotto Soudal):+ 01′ 28
  5. ファビオ・フェッリーネ(ITA/Trek-Segafredo):+ 01′ 28
  6. マッテオ・トレンティン(ITA/Mitchelton-SCOTT):+ 01′ 28
  7. オリバー・ナーセン(BEL/AG2R):+ 01′ 28
  8. ルイ・コスタ(PRT/UAE Team Emirates):+ 01′ 28
  9. サイモン・クラーク(AUS/EF Education First):+ 01′ 28
  10. ジャスパー・ストゥイヴェン(BEL/Trek-Segafredo):+ 01′ 28

サイモン・イェーツはツール初のステージ優勝。
ジロ・デ・イタリアとブエルタ・ア・エスパーニャはすでに複数回ステージ優勝していて、これで全グランツールのステージ優勝達成です。

第12ステージ:総合順位

  1. ジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep):52h 26′ 09
  2. ゲラント・トーマス(GBR/Team INEOS):+ 01′ 12
  3. エガン・ベルナル(COL/Team INEOS):+ 01′ 16
  4. ステフェン・クライスヴァイク(NED/Jumbo-Visma):+ 01′ 27
  5. エマヌエル・ブッフマン(GER/BORA-hansgrohe):+ 01′ 45
  6. エンリク・マス(ESP/Deceuninck-QuickStep):+ 01′ 46
  7. アダム・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT):+ 01′ 47
  8. ナイロ・キンタナ(COL/Movistar):+ 02′ 04
  9. ダニエル・マーティン(IRL/UAE Team Emirates):+ 02′ 09
  10. ティボー・ピノ(FRA/Groupama-FDJ):+ 02′ 33

総合トップテンにタイム差と顔ぶれの変化はなし。
DNFの2人のほかに、今大会最年少で1998年生まれのジャスパー・フィリップセン(BEL/UAE Team Emirates)はスタートラインに立ちませんでした。

第12ステージ:4賞ジャージ+3

  • マイヨ・ジョーヌ(総合首位):ジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep)
  • マイヨ・ヴェール(ポイント賞):ペテル・サガン(SVK/BORA-hansgrohe)
  • マイヨ・ア・ポワ (山岳賞):ティム・ウェレンス(BEL/Lotto Soudal)
  • マイヨ・ブラン(新人賞):エガン・ベルナル(COL/Team INEOS)※総合3位
  • チーム優勝:Trek-Segafredo
  • ステージ優勝:サイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT)
  • 敢闘賞:マッテオ・トレンティン(ITA/Mitchelton-SCOTT)

4賞に変化はないものの、「+3」に変化がありました。
第10ステージでMovistarに譲ったチーム優勝をTrek-Segafredoが取り返す形に。
ステージ優勝と敢闘賞はともにMitchelton-Scottの選手が獲得しています。

第13ステージの概要

第13ステージは、今大会唯一の個人タイムトライアル。
今回の開始時刻は、最初に出発するヨアン・オフレド(FRA/Wanty-Gobert)のスタート時刻です。

  • スタート:Pau
  • フィニッシュ:Pau
  • 総距離:27.2km
  • 中間計測地点:Cériset(残り19.5km)、d’Esquillot(残り11.7km)、Jurançon(残り5.3km)
  • 山岳:-
  • ステージ:個人タイムトライアル
  • 開始時刻:14:00(日本時間21:00)
  • 引用元:大会公式サイト内第13ステージコース紹介ページ
引用元:大会公式サイト内第13ステージコース紹介ページ

ポー(Pau)はツールを長年見ている方にはすっかりお馴染みの街です。
106回の歴史を持つツールで、ポーがこの大会を迎えるのは今年で71回目を数えます。

しかし、ポーで個人タイムトライアルを実施するのは3回目で、1981年以来38年ぶりのこと。
このときは3回目の総合優勝を飾るベルナール・イノー(FRA)がTTステージも制しています。
ちなみにポーで初めての個人タイムトライアルは1939年で、1937年のツール・ド・スイス総合優勝のカール・リッチ(SUI)がステージ優勝しました。

引用元:大会公式サイト内第13ステージコース紹介ページ

コースはポーの街から南下し、時計回りにまわってポーへ戻る27.2kmです。

中間計測地点は3カ所あり、1カ所目のセリゼ(Cériset、残り19.5km)と2カ所目のエスキヨ(d’Esquillot、残り11.7km)は上り基調で通過します。
エスキヨまではアップダウンがあるものの、エスキヨを過ぎて2kmほど下ってからはほぼフラット。

3カ所目のジュランソン(Jurançon、残り5.3km)を通過すれば、残りは5kmです。
ちなみに、今年の9月3日のブエルタ・ア・エスパーニャ第10ステージは、ジュランソンからポーへ向かいます。
36.1kmの個人タイムトライアルで、幾度となく黄色いジャージをホストしてきたポーも、マイヨ・ロホを迎えるのは初めて。

引用元:大会公式サイト内第13ステージコース紹介ページ

話をツール第13ステージに戻しますが、ラスト1kmは平均勾配8%の上り。
ステージ最終盤のミュロ通り(Rue Mulot)は距離こそ短いものの、勾配17%です。
この1ブロック分の長さの道で数秒の差が生まれ、ステージや総合争いに影響をおよぼすかもしれません。

今日のマイヨ・ジョーヌ:Col du Tourmalet

引用元:大会公式サイト

第13ステージのポディウムで授与され、明日の第14ステージで着用するマイヨ・ジョーヌです。

このマイヨ・ジョーヌに描かれているのは、第14ステージのフィニッシュ地点・トゥールマレー(Col du Tourmalet)。
1910年の初登場以来、82回ツールに登場している峠で、ツールの歴史の一部です。

J SPORTSの中継は20:35から!

きょうの第13ステージは、20:35からJSPORTSで中継!
第13ステージ優勝大本命だったデニスが突如ツールを去りましたが、今大会唯一のITTの行方はどうなるでしょうか?

お見逃しなく!

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