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【Tour de France 2019】ÉTAPE12

【Tour de France 2019】ÉTAPE12

こんにちは、オーストラリア・ブリスベン在住のスポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。

7/6~7/28までの間、グランツールのひとつツール・ド・フランス(le Tour de France、以下:ツール)についての記事を毎日更新中。
今日は、第11ステージのレース概要と第12ステージのコースをご紹介します。

第11ステージのレース概要

第11ステージのコースなどの情報は、こちらの記事でご確認いただけます。

【Tour de France 2019】ÉTAPE11

休息日明け初日の逃げ集団4人のなかには、第10ステージのフィニッシュ地点で休息日を過ごした場所、さらに第11ステージのスタート地点であるアルビ(Albi)出身のリリアン・カルメジャーヌ(FRA/Total Direct Energie)がいます。
ほかの3人は、アントニー・ペレス(FRA/COFIDIS)とステファヌ・ロセット(FRA/COFIDIS)、アイメ・デヘント(BEL/Wanty-Gobert)です。
ちなみにロセットが逃げるのは、今大会4回目。

この日もメイン集団と逃げ集団のタイム差は2~3分で推移。
第11ステージで通過する2つのカテゴリー山岳は、ともにペレスが最初にゲートをくぐりました。
3級山岳のトナック(Tonnac、残り135km)では、デヘントが1ptを獲得しています。


残り90km地点のカステルノ・ド・モンミラル(Castelnau-de-Montmiral、4級)を通過したあとは、中間スプリントポイントのガヤック(Gaillac、残り80km)へ。
ここでもペレスが獲得可能最大ポイントを獲得。
デヘント、ロセット、カルメジャーヌと続きました。

その2分40秒後方のメイン集団では、ダニエル・オス(ITA/BORA-hansgrohe)のリードアウトでペテル・サガン(SVK/BORA-hansgrohe)が5位通過したかに見えた右から、ヴィエリア・ヴィヴィアーニ(ITA/Deceuninck-QuickStep)が加速して11ptを獲得。


ガヤックを通過したあとは、フィニッシュ地点のトゥールーズ(Toulouse)を残すのみ。
ガヤック通過後の80kmの道のりの半分、残り40km地点を逃げ集団が通り過ぎるころには、メイン集団とのタイム差が約1分に。

残り30kmで、落車が発生。
総合8位のナイロ・キンタナ(COL/Movistar)とリッチー・ポート(AUS/Trek-Segafredo)、マイケル・ウッズ(CAN/EF Education First)が巻き込まれて、ジャコモ・ニッツォーロ(ITA/Dimension Data)は左側から落車してジャージが割けた状態でレースを再開しています。
同じく落車に巻き込まれたニキ・テルプストラ(NED/Total Direct Energie)はしばらく起き上がれず、そのままリタイアしました。


集団スプリントに向けて、残り25kmを切るとタイム差も1分以下に。
タイム差はさらに縮まって30秒を切ったころ、残り11kmで逃げ集団のデヘントがアタックし、タイム差は再び広がり始めます。
ロセットとカルメジャーヌはデヘントを追いますが、ペレスは残り10kmを手前に集団に吸収。

そのころ、メイン集団ではCCCの選手に押し出された形でジャスパー・デブイスト(BEL/Lotto Soudal)がはじき出され、溝に落下。
大事には至らず、そのままレースを再開しています。


トゥールーズまで7kmのところで、ロセットとカルメジャーヌは集団のなかに。
単独で逃げているデヘントは、残り4.5kmでトニー・マルティン(GER/Jumbo-Visma)が牽くメイン集団に吸収され、集団は再びひとつに。

アムントグレンダール・ヤンセン(NOR/Jumbo-Visma)やマイク・テウニッセン(NED/Jumbo-Visma)らのリードアウトを受け、満を持してディラン・フルーネウェーヘン(NED/Jumbo-Visma)が発射。
フルーネウェーヘンで決まりかと思いきや、背後から猛烈な追い上げを見せたカレブ・ユアン(AUS/Lotto Soudal)との写真判定に。
最終的にユアンが今大会最小の10cm差で勝利しました。

第11ステージ:ステージ順位

  1. カレブ・ユアン(AUS/Lotto Soudal):3h 51′ 26
  2. ディラン・フルーネウェーヘン(NED/Jumbo-Visma):+ 00′ 00
  3. エリア・ヴィヴィアーニ(ITA/Deceuninck-QuickStep):+ 00′ 00
  4. ペテル・サガン(SVK/BORA-hansgrohe):+ 00′ 00
  5. イェンス・デブシェール(BEL/KATUSHA ALPECIN):+ 00′ 00
  6. ソニー・コルブレッリ(ITA/Bahrain Merida):+ 00′ 00
  7. ジャスパー・フィリップセン(BEL/UAE Team Emirates):+ 00′ 00
  8. セース・ボル(NED/Team Sunweb):+ 00′ 00
  9. アレクサンドル・クリストフ(NOR/UAE Team Emirates):+ 00′ 00
  10. ワレン・バルギル(FRA/Arkéa Samsic):+ 00′ 00

スプリンターたちが上位を占めているものの、マシューズに代わったボルやクリストフに代わったフィリップセンなど、スプリンター以外も上位に食い込みました。

第11ステージ:総合順位

  1. ジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep):43h 27′ 15
  2. ゲラント・トーマス(GBR/Team INEOS):+ 01′ 12
  3. エガン・ベルナル(COL/Team INEOS):+ 01′ 16
  4. ステフェン・クライスヴァイク(NED/Jumbo-Visma):+ 01′ 27
  5. エマヌエル・ブッフマン(GER/BORA-hansgrohe):+ 01′ 45
  6. エンリク・マス(ESP/Deceuninck-QuickStep):+ 01′ 46
  7. アダム・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT):+ 01′ 47
  8. ナイロ・キンタナ(COL/Movistar):+ 02′ 04
  9. ダニエル・マーティン(IRL/UAE Team Emirates):+ 02′ 09
  10. ティボー・ピノ(FRA/Groupama-FDJ):+ 02′ 33

総合トップ10は、第8ステージ2位のピノがトップ10に再浮上。
第1週終了時点で総合10位だったジュリオ・チッコーネ(ITA/Trek-Segafredo)はテルプストラと同じタイミングの落車の影響で集団復帰できず、ニッツォーロらと最終集団でフィニッシュしました。
そのため、アラフィリップから14分35秒差のチッコーネは総合29位に順位を落としています。

リック・ツァベル(GER/KATUSHA ALPECIN)がDNSで、第2週のリタイア第1号となりました。

第11ステージ:4賞ジャージ+3

  • マイヨ・ジョーヌ(総合首位):ジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep)
  • マイヨ・ヴェール(ポイント賞):ペテル・サガン(SVK/BORA-hansgrohe)
  • マイヨ・ア・ポワ (山岳賞):ティム・ウェレンス(BEL/Lotto Soudal)
  • マイヨ・ブラン(新人賞):エガン・ベルナル(COL/Team INEOS)※総合3位
  • チーム優勝:Movistar
  • ステージ優勝:カレブ・ユアン(AUS/Lotto Soudal)
  • 敢闘賞:アイメ・デヘント(BEL/Wanty-Gobert)

4賞の顔ぶれは第1週と同じ。
敢闘賞は最後まで逃げ続けたデヘントが獲得しました。

第12ステージの概要

第12ステージは、ラスト30kmはダウンヒルが続くステージ。
第2週以降の最長ステージです。

  • スタート:Toulouse
  • フィニッシュ:Bagnères-de-Bigorre
  • 総距離:209.5km
  • 中間スプリント地点:Bagnès-de-Luchon(残り79km)
  • 山岳:Montoulieu-Saint-Bernard(4級、残り147km)、Peyresourde(1級、残り63.5km)、Hourquette d’Ancizan(1級、残り30.5km)
  • ステージ:上級山岳
  • 開始時刻:11:50(日本時間18:50)
  • 引用元:大会公式サイト内第12ステージコース紹介ページ
引用元:大会公式サイト内第12ステージコース紹介ページ

トゥールーズ(Toulouse)から南西のバニェール・ド・ビゴール(Bagnères-de-Bigorre)へ向かいます。

前半は4級山岳モントゥリュー・サン・ベルナール(Montoulieu-Saint-Bernard)が登場するるのみ。
平均勾配5.2%の道が1.7km続き、モントゥリュー・サン・ベルナール通過後も緩やかにピレネーへ向かって上り続けます。

引用元:大会公式サイト内第12ステージコース紹介ページ

ステージ後半には、2つの1級山岳が待ち受けます。
中間スプリントポイントのバニェール・ド・リュション(Bagnères-de-Luchon、残り79km)があるのは、2つのうち先に登場するペイルスルド(Peyresourde、残り63.5km)の上りに入る直前。

引用元:大会公式サイト内第12ステージコース紹介ページ

バニェール・ド・リュションを通過した集団は、900m以上を上るペイルスルドの上りへ。

ペイルスルドで標高1,569mまで到達するとすぐに下り、22km経ったら再び上り始めます。
次のウルケット・ダンシザン(Hourquette d’Ancizan、残り30.5km)はボーナスタイムの対象地点です。

引用元:大会公式サイト内第12ステージコース紹介ページ

平均勾配7.5%の道が約10kmにわたって続きます。
ペイルスルドとほぼ同じ標高1,564mまで到達したら、残りの30kmはダウンヒル。

引用元:大会公式サイト内第12ステージコース紹介ページ

フラムルージュを通過後にフラットになりますが、それまでずっと下り続けます。

ちなみにペイルスルドとウルケット・ダンシザンを通過し、バニェール・ド・ビゴールでフィニッシュするのは2013年の第100回記念大会の第9ステージ以来。
そのステージはペイルスルドとウルケット・ダンシザンの間に1級山岳がもうひとつあり、さらにその前にも1級山岳と2級山岳がひとつずつ登場するコースでした。

そのときはウルケット・ダンシザンの頂上5km手前でダニエル・マーティン(IRL、当時Garmin Sharp、現UAE Team Emirates)とヤコブ・フグルサング(DEN、Astana)がアタックし、スプリントでマーティンがステージ優勝しています。

今日のマイヨ・ジョーヌ:Eugène Christophe

引用元:大会公式サイト

第12ステージのポディウムで授与され、明日の第13ステージで着用するマイヨ・ジョーヌです。

このマイヨ・ジョーヌに描かれているのは、ウジェーヌ・クリストフ(FRA)。
1919年7月19日、史上1着目のマイヨ・ジョーヌに袖を通しました。

クリストフがマイヨ・ジョーヌを初めて身に着けてからちょうど100年後のその日を、クリストフのマイヨ・ジョーヌとともに迎えます。

J SPORTSの中継は20:55から!

きょうの第12ステージは、20:55からJSPORTSで中継!
200km越えの山岳ステージでの勝負は必見です。

お見逃しなく!

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