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【Tour de France 2019】ÉTAPE10

【Tour de France 2019】ÉTAPE10

こんにちは、オーストラリア・ブリスベン在住のスポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。

7/6~7/28までの間、グランツールのひとつツール・ド・フランス(le Tour de France、以下:ツール)についての記事を毎日更新中。

今日は、第9ステージのレース概要と第10ステージのコースをご紹介します。

第9ステージのレース概要

第9ステージのコースなどの情報は、こちらの記事でご確認いただけます。

【Tour de France 2019】ÉTAPE09

第9ステージは、昨日のフィニッシュ地点・サンテティエンヌ(Saint-Étienne)からスタート。
すぐにニルス・ポリッツ(GER/KATUSHA ALPECIN)がアタックし、単独で逃げています。
スタートからわずか10kmで、第8ステージで逃げていたアレッサンドロ・デマルキ(ITA/CCC Team)が落車。
デマルキは起き上がれず、リタイアせざるを得ませんでした。

その前でポリッツが集団に捕まり、再び集団はひとつに。
集団から再び逃げ集団が形成されたのは、ポリッツが捕まってから5km後。
今度は下記の14選手による逃げ集団が形成されました。

  • ルーカス・ペストルベルガー(AUT/BORA-hansgrohe)
  • オリバー・ナーセン(BEL/AG2R)
  • イバン・ガルシア(ESP/Bahrain Merida)
  • ヤン・トラトニク(SVN/Bahrain Merida)
  • トニー・マルティン(GER/Jumbo-Visma)
  • サイモン・クラーク(AUS/EF Education First)
  • ダリル・インピー(RSA/Mitchelton-SCOTT)
  • ジャスパー・ストゥイヴェン(BEL/Trek-Segafredo)
  • ニコラス・ロッシュ(IRL/Team Sunweb)
  • ヘスス・エラダ(ESP/COFIDIS)
  • ティシュ・ベノート(BEL/Lotto Soudal)
  • ロマン・シカール(FRA/Total Direct Energie)
  • エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(NOR/Dimension Data)
  • アントニー・ドゥラプラス(FRA/Arkéa Samsic)

1級山岳のミュール・ドレック・シュル・ロワール(Mur d’Aurec-sur-Loire、残り134km)まで1kmを前に、14人にマルク・ソレル(ESP/Movistar)が合流。
さらに1分後方からは、ルイ・コスタ(PRT/UAE Team Emirates)が15人になった集団を追います。
平坦勾配11%、最大勾配19%の上りを、観客の鈴なりの声援に背中を押されて3.2km上り、このステージ唯一で第1週最後の1級山岳を先頭で通過したのはベノート。
ドゥラプラス、インピー、シカール、エラダ、ロッシュまでが山岳ポイントを獲得しました。

メイン集団の先頭がミュール・ドレック・シュル・ロワールを通過したのは、逃げ集団から9分後。
ルイ・コスタは一時期15人まで25秒差に迫りましたが、ミュール・ドレック・シュル・ロワール通過後のタイム差は2分以上に拡大。
結局ルイ・コスタはメイン集団に吸収され、15人とのタイム差は10分以上になりました。

中間スプリントポイント・アルラン(Arlanc、残り78.5km)はすべてのポイントを逃げ集団で独占。
ボアッソンハーゲンが先頭通過し、20ptを獲得しています。

アルラン通過後、集団は息つく間もなく3級山岳ギヨマンシュ(Guillaumanches、残り64.5km)に上り始めます。
ギヨマンシュでは、インピーとベノートがポイントを獲得しました。
15人の集団がギヨマンシュを通過したあと、クラークがアタックしましたが、吸収されています。

残り45kmのカテゴリーなしの上りでガルシアがアタック。
それに反応したペストルベルガーがガルシアの前を行き、単独先頭に。
ガルシアは逃げ集団に戻っています。

ペストルベルガーを追う集団は、2つに分裂しました。
20秒差でペストルベルガーを追う前の集団がソレル、インピー、ストゥイヴェン、ナーセン、トラトニク、ロッシュ、ベノートの7名。
残るマルティン、ガルシア、ボアッソンハーゲン、クラーク、エラダ、ドゥラプラス、シカールが先述の7名の12秒後方を進み、メイン集団とのタイム差は約14分です。

標高1,000mを超えるギヨマンシュを過ぎてしばらくすると、集団は一気に600m近く下ります。
残り13kmに登場するボーナスタイム獲得ポイント・サン・ジュスト(Saint-Just、3級)に先頭のペストルベルガーが差しかかった時点で、追走集団とのタイム差は15秒。

登坂途中で先頭集団が8人になりました。
サン・ジュストのボーナスタイムを獲得したインピーとベノート、ロッシュが単独先頭に。

残り8kmを前に、ベノートとインピーがペースアップし、ロッシュは置いて行かれます。
ブリウドのフィニッシュラインまでのラスト5kmは下り坂での決着になります。
ソレル、ナーセン、トラトニク、ストゥイヴェンがロッシュを吸収し、第1追走集団は5人に。

メイン集団では、5年前のこの日にマイヨ・ジョーヌを着用していたトニー・ガロパン(FRA/AG2R)とともにロマン・バルデ(FRA/AG2R)がアタックし、ジョージ・ベネット(NZL/Jumbo-Visma)とリッチー・ポート(AUS/Trek-Segafredo)が追いますが、約1.5kmほどでメイン集団に吸収されました。
バルデはフィニッシュ地点のブリウド(Brioude)出身です。

第1追走集団もペースを上げて2人を追いますが、追いつけません。
最後はインピーがチャンピオンジャージの南アフリカの国旗をアピールして、グランツール初のステージ優勝を飾りました。

逃げ集団の15選手が全員フィニッシュラインを通過したところで、メイン集団の残り距離は7km。
集団でフィニッシュし、無事にステージを終えています。

第9ステージ:ステージ順位

  1. ダリル・インピー(RSA/Mitchelton-SCOTT):+2h 59′ 30
  2. ティシュ・ベノート(BEL/Lotto Soudal):+ 00′ 00
  3. ヤン・トラトニク(SVN/Bahrain Merida):+ 00′ 10
  4. オリバー・ナーセン(BEL/AG2R):+ 00′ 10
  5. ジャスパー・ストゥイヴェン(BEL/Trek-Segafredo):+ 00′ 10
  6. ニコラス・ロッシュ(IRL/Team Sunweb):+ 00′ 14
  7. マルク・ソレル(ESP/Movistar):+ 00′ 21
  8. イバン・ガルシア(ESP/Bahrain Merida):+ 01′ 50
  9. サイモン・クラーク(AUS/EF Education First):+ 01′ 50
  10. アントニー・ドゥラプラス(FRA/Arkéa Samsic):+ 02′ 42

15位までは逃げ集団の15選手が独占。
メイン集団はインピーから9分1秒遅れでフィニッシュしました。

第9ステージ:総合順位

  1. ジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep):38h 37′ 36
  2. ジュリオ・チッコーネ(ITA/Trek-Segafredo):+ 00′ 23
  3. ティボー・ピノ(FRA/Groupama-FDJ):+ 00′ 53
  4. ジョージ・ベネット(NZL/Jumbo-Visma):+ 01′ 10
  5. ゲラント・トーマス(GBR/Team INEOS):+ 01′ 12
  6. エガン・ベルナル(COL/Team INEOS):+ 01′ 16
  7. ステフェン・クライスヴァイク(NED/Jumbo-Visma):+ 01′ 27
  8. リゴベルト・ウラン(COL/EF Education First):+ 01′ 38
  9. ヤコブ・フグルサング(DEN/Astana):+ 01′ 42
  10. エマヌエル・ブッフマン(GER/BORA-hansgrohe):+ 01′ 45

総合トップ10は、顔ぶれ・タイム差ともに変化がありません。
第9ステージスタート時点で逃げ集団内で総合トップだったロッシュは、総合43位から総合28位にジャンプアップしています。

第9ステージ:4賞ジャージ+3

  • マイヨ・ジョーヌ(総合首位):ジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep)
  • マイヨ・ヴェール(ポイント賞):ペテル・サガン(SVK/BORA-hansgrohe)
  • マイヨ・ア・ポワ (山岳賞):ティム・ウェレンス(BEL/Lotto Soudal)
  • マイヨ・ブラン(新人賞):ジュリオ・チッコーネ(ITA/Trek-Segafredo)※総合2位
  • チーム優勝:Trek-Segafredo
  • ステージ優勝:ダリル・インピー(RSA/Mitchelton-SCOTT)
  • 敢闘賞:ティシュ・ベノート(BEL/Lotto Soudal)

4賞ジャージの顔ぶれは前日と同じ。
第9ステージで合計34ptを獲得したストゥイヴェンが、ポイント賞9位から5位に浮上しています。
敢闘賞はベノートで、第8ステージのデヘントに続いてLotto Soudalの選手が獲得しました。

第10ステージの概要

今年の第10ステージは、休息日前最後のステージ。

サン・フルール(Saint-Flour)からアルビ(Albi)へ南西に進む217.5kmです。

前回ツールがアルビでフィニッシュしたのは2013年第7ステージで、ペテル・サガン(SVK/当時Cannondale Pro Cycling Team、現BORA-hansgrohe)がマイヨ・ヴェールを着てステージ優勝しています。

サン・フルールから始まってアルビに到着するのは1999年第13ステージ以来20年ぶりで、サルバトーレ・コメッソ(ITA)が236.5kmの最長ステージを制しました。

  • スタート:Saint-Flour
  • フィニッシュ:Albi
  • 総距離:217.5km
  • 中間スプリント地点:la Primaube(残り89km)
  • 山岳:Mallet(4級、残り195.5km)、Chaudes-Aigues(3級、残り177km)、d’Espalion(3級、残り122km)、La Malric(3級、残り53km)
  • ステージ:平坦
  • 開始時刻:12:25(日本時間19:25)
  • 引用元:大会公式サイト内第10ステージコース紹介ページ
引用元:大会公式サイト内第10ステージコース紹介ページ

第10ステージも、アップダウンが絶え間なく続くコースレイアウトが特徴。

ステージプロフィールは平坦ながら、山岳は4カ所登場します。

引用元:大会公式サイト内第10ステージコース紹介ページ

ポイントの獲得地点はステージにまんべんなく散りばめられ、早くもスタートから22kmで最初の山岳マレ(Mallet、4級)へ。

マレは今ステージ唯一の4級山岳で、このあとは3カ所の3級山岳が登場します。

次の山岳ポイントがあるのは、マレから17.5km先。

平均勾配6.6%のショード・ゼーグ(Côte de Chaudes-Aigues、残り177km)です。

ショード・ゼーグを過ぎた集団は細かなアップダウンを繰り返しながら90km地点あたりにかけて下り、二つ目の3級山岳エスパリオン(d’Espalion、残り122km)に向かって再び上ります。

引用元:大会公式サイト内第10ステージコース紹介ページ

第10ステージの中間スプリントポイント・ラ・プリモーブ(la Primaube、残り89km)は上り基調です。

ラ・プリモーブ通過後は、細かいアップダウンを繰り返しながらもコースの全体像としては下っていく一方。

ステージ後半唯一の山岳ラ・マルリック(La Malric、3級)を過ぎても、フィニッシュまでまだ53kmあります。

引用元:大会公式サイト内第10ステージコース紹介ページ

アルビのフィニッシュ地点付近は、やや上っているものの平坦といえるでしょう。

今日のマイヨ・ジョーヌ:Five-time winner’s club

引用元:大会公式サイト

第10ステージのポディウムで授与され、明後日の第11ステージで着用するマイヨ・ジョーヌです。

このマイヨ・ジョーヌに描かれているのは、5勝クラブ
過去にツール・ド・フランスで5回総合優勝している4選手を指します。

      • ジャック・アンクティル(FRA/1957年、1961~1964年)
      • エディ・メルクス(BEL/1969~1972年、1974年)
      • ベルナール・イノー(FRA/1978年、1979年、1981年、1982年、1985年)
      • ミゲル・インドゥライン(ESP/1991~1995年)

アンクティルは第5ステージ、メルクスは第3ステージ、イノーは第8ステージで、個人でマイヨ・ジョーヌに登場済み。

残るインデュラインは、第二休息日前日の第15ステージで総合首位の選手が着用するマイヨ・ジョーヌに描かれます。

J SPORTSの中継は20:55から!

きょうの第10ステージは、20:55からJSPORTSで中継!

第一休息日前最後のステージです。

お見逃しなく!

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