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【Tour de France 2019】ÉTAPE09

【Tour de France 2019】ÉTAPE09

こんにちは、オーストラリア・ブリスベン在住のスポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。

7/6~7/28までの間、グランツールのひとつツール・ド・フランス(le Tour de France、以下:ツール)についての記事を毎日更新中。
今日は、第8ステージのレース概要と第9ステージのコースをご紹介します。

第8ステージのレース概要

第8ステージのコースなどの情報は、こちらの記事でご確認いただけます。

【Tour de France 2019】ÉTAPE08

アクチュアル・スタートのフラッグが下りた直後にトーマス・デヘント(BEL/Lotto Soudal)、ベンジャミン・キング(USA/Dimension Data)、ニキ・テルプストラ(NED/Total Direct Energie)が逃げ集団を形成。
20kmを過ぎてからアレッサンドロ・デマルキ(ITA/CCC Team)が合流し、逃げ集団は4人に。

ちなみに、サンテティエンヌでフィニッシュした2017年クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ第1ステージも、この日と同じサンテティエンヌ(Saint-Étienne)でフィニッシュ。
このときも170.5kmに山岳を8カ所詰め込んだコースレイアウトで、デヘントが逃げ切り勝利を飾っています。


33km地点の中間スプリントポイント・セルシエ・アン・ボージョレ(Cercié-en-Beaujolais)はテルプストラ、デヘント、キング、デマルキの順で通過。
5分遅れでセルシエ・アン・ボージョレに到着したメイン集団は、エリア・ヴィヴィアーニ(ITA/Deceuninck-QuickStep)、ペテル・サガン(SVK/BORA-hansgrohe)、マイケル・マシューズ(AUS/Team Sunweb)、ソニー・コルブレッリ(ITA/Bahrain Merida)の順でポイントを獲得しました。
ポイント賞上位4選手が着実にポイントを稼いでいます。

セルシエ・アン・ボージョレから20kmも待たずに、7カ所登場する山岳のひとつ目ラ・クロワ・モンマン(la Croix Montmain、2級)が登場。
デヘントが先頭で通過します。


ラ・クロワ・モンマン通過後も、2級山岳2連続と、3級山岳が約30kmにかけて立て続きに出現。
ラ・クロワ・ド・テル(la Croix de Thel、残り129km)、ラ・クロワ・パケ(la Croix Paquet、残り115.5km)と続く2級山岳は、いずれもデヘントが5ptを獲得しています。

ステージの中間地点を目前に控えたところのアフー(d’Affoux、3級)もデヘント、キングの順で通過。
ラ・クロワ・ド・パール(la Croix de Part、残り67km)への登坂でテルプストラとキングが逃げ集団から脱落し、ラ・クロワ・ド・パール通過時点でデヘントとデマルキとのタイム差は22秒に。
メイン集団とのタイム差は3分台を維持しています。


アヴェーズ(d’Aveize、残り51.5km)へ向かう途中でデマルキがコースアウト。
デマルキは落車したわけではありませんが、デヘントの独走を許すことになりましたが、1kmほどでデヘントに合流しました。
アヴェーズもデヘントが先頭で通過しています。

残り50kmを切って、テルプストラはAstanaが牽くメイン集団に吸収されました。
テルプストラの少し前を走っていたキングも、アヴェーズを3位で通過して間もなくメイン集団に飲み込まれます。
その後ろでは、マイヨ・ヴェールのペテル・サガン(SVK/BORA-hansgrohe)が集団からちぎれました。


アヴェーズを通過したら、残すはサンテティエンヌまで12.5kmの場所に待ち構える最後の山岳ラ・ジャイエール(la Jaillère、3級)へ。
途中でデマルキが離れ、デヘントが単独先頭に躍り出ました。
その途中でゲラント・トーマス(GBR/Team INEOS)とミカル・クウィアトコウスキー(POL/Team INEOS)が落車。

ラ・ジャイエールもデヘントが先頭で通過。
デヘントはこのステージのカテゴリー山岳すべてを先頭で通過しています。
その後方のデマルキがラ・ジャイエールを通過する前にメイン集団がデマルキを捉えました。
ラ・ジャイエールはジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep)が5秒、ティボー・ピノ(FRA/Groupama-FDJ)が2秒のボーナスタイムを獲得しています。


ピノとアラフィリップはともに約15秒前を行くデヘントを追います。
最後の下りでデヘントを視界にとらえ、フィニッシュラインではデヘントを完全に射程距離に捉えたものの、先着したのはデヘントでした。
「逃げ職人」にふさわしい逃げ切りで、ツールでは2016年第12ステージ以来2回目のステージ優勝です。

第8ステージ:ステージ順位

  1. トーマス・デヘント(BEL/Lotto Soudal):5h 00′ 17
  2. ティボー・ピノ(FRA/Groupama-FDJ):+ 00′ 06
  3. ジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep):+ 00′ 06
  4. マイケル・マシューズ(AUS/Team Sunweb):+ 00′ 26
  5. ペテル・サガン(SVK/BORA-hansgrohe):+ 00′ 26
  6. マッテオ・トレンティン(ITA/Mitchelton-SCOTT):+ 00′ 26
  7. クサンドロ・ムーリッセ(BEL/Wanty-Gobert):+ 00′ 26
  8. グレッグ・ファンアーヴェルマート(BEL/CCC Team):+ 00′ 26
  9. エガン・ベルナル(COL/Team INEOS):+ 00′ 26
  10. ゲラント・トーマス(GBR/Team INEOS):+ 00′ 26

ピノとアラフィリップはデヘントから6秒差でフィニッシュ。
4位以降は集団スプリントとなっており、マシューズが先着しました。
終盤落車に見舞われたトーマスも無事にメイン集団でフィニッシュしています。

第8ステージ:総合順位

  1. ジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep):34h 17′ 59
  2. ジュリオ・チッコーネ(ITA/Trek-Segafredo):+ 00′ 23
  3. ティボー・ピノ(FRA/Groupama-FDJ):+ 00′ 53
  4. ジョージ・ベネット(NZL/Jumbo-Visma):+ 01′ 10
  5. ゲラント・トーマス(GBR/Team INEOS):+ 01′ 12
  6. エガン・ベルナル(COL/Team INEOS):+ 01′ 16
  7. ステフェン・クライスヴァイク(NED/Jumbo-Visma):+ 01′ 27
  8. リゴベルト・ウラン(COL/EF Education First):+ 01′ 38
  9. ヤコブ・フグルサング(DEN/Astana):+ 01′ 42
  10. エマヌエル・ブッフマン(GER/BORA-hansgrohe):+ 01′ 45

アラフィリップがボーナスタイム5秒を獲得して、6秒差だったチッコーネとのタイム差をひっくり返しました。
3位にはピノが浮上し、トップ10下位もメンバーが入れ替わっています。

第7ステージ序盤で落車したティージェイ・ヴァンガーデレン(USA/EF Education First)は、第7ステージを完走したものの、第8ステージはスタートしませんでした。
また、クリストフ・ラポルト(FRA/COFIDIS)がレースとの途中で自転車から降りています。

第8ステージ:4賞ジャージ+3

  1. マイヨ・ジョーヌ(総合首位):ジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep)
  2. マイヨ・ヴェール(ポイント賞):ペテル・サガン(SVK/BORA-hansgrohe)
  3. マイヨ・ア・ポワ (山岳賞):ティム・ウェレンス(BEL/Lotto Soudal)
  4. マイヨ・ブラン(新人賞):ジュリオ・チッコーネ(ITA/Trek-Segafredo)※総合2位
  5. チーム優勝:Trek-Segafredo
  6. ステージ優勝:トーマス・デヘント(BEL/Lotto Soudal)
  7. 敢闘賞:トーマス・デヘント(BEL/Lotto Soudal)

アラフィリップが2日ぶりのマイヨ・ジョーヌを獲得。
フランス人選手が革命記念日にマイヨ・ジョーヌを着るのは、2014年第10ステージのトニー・ガロパン(FRA/当時Lotto Belisol、現AG2R)以来5年ぶりです。
チッコーネは1994年生まれの新人賞対象選手なので、第9ステージではマイヨ・ブランに袖を通します。

敢闘賞はデヘントが文句なしの受賞。
第8ステージのすべてのカテゴリー山岳を先頭通過したデヘントが37ptで山岳賞2位に浮上し、ウェレンスとは6pt差に。
このステージのデヘントの動きは、ライバルの山岳ポイント獲得を潰すためだったのか、それとも…?

第9ステージの概要

第9ステージが開催される7月14日は、フランスの建国記念日。
2017年のワレン・バルギル(FRA/当時Team Sunweb、現Team Arkéa Samsic)以来2人目のフランス人選手のステージ優勝に、フランス中が期待しています。

  • スタート:Saint-Étienne
  • フィニッシュ:Brioude
  • 総距離:170.5km
  • 中間スプリント地点:Arlanc(残り78.5km)
  • 山岳:Mur d’Aurec-sur-Loire(1級、残り134km)、Guillaumanches(3級、残り64.5km)、
    Saint-Just(※3級、残り13km)
  • ステージ:中級山岳
  • 開始時刻:13:25(日本時間20:25)
  • 引用元:大会公式サイト内第9ステージコース紹介ページ
引用元:大会公式サイト内第9ステージコース紹介ページ

昨日のフィニッシュ地点・サンテティエンヌ(Saint-Étienne)からスタートし、ブリウド(Brioude)まで西進します。
ブリウドは2008年第7ステージでスタート地点としてツールを誘致して以来、2回目の登場。
もちろん、フィニッシュ地点としては初登場です。

引用元:大会公式サイト内第9ステージコース紹介ページ

細かいアップダウンが続き、平坦な部分がほとんどない第9ステージのコースレイアウト。

カテゴリーのないシャンブル(Chambles)を17km地点で通過したあとは、1級山岳のミュール・ドレック・シュル・ロワール(Mur d’Aurec-sur-Loire、残り134km)へ。
平坦勾配11%、最大勾配19%の上りを3.2km上ります。

引用元:大会公式サイト内第9ステージコース紹介ページ

ミュール・ドレック・シュル・ロワールを通過したあとは、標高900~1,000m付近を細かいアップダウンをこなしながら40kmほど進みます。
80km地点あたりから一気に400mほど下り、中間スプリントポイント・アルラン(Arlanc、残り78.5km)へ。

引用元:大会公式サイト内第9ステージコース紹介ページ

アルランはほぼ平坦です。

アルラン通過後、集団は息つく間もなく3級山岳ギヨマンシュ(Guillaumanches、残り64.5km)に上り始めます。
勾配こそそこまできつくないものの、7.8kmと長めの上りです。

引用元:大会公式サイト内第9ステージコース紹介ページ

標高1,000mを超えるギヨマンシュを過ぎてしばらくすると、集団は一気に600m近く下ります。
残り13kmに登場するボーナスタイム獲得ポイント・サン・ジュスト(Saint-Just、3級)は、平均勾配7.2%です。

引用元:大会公式サイト内第9ステージコース紹介ページ

サン・ジュストを過ぎると、あとはほぼ下りです。
ブリウドのフィニッシュラインまでのラスト5kmは下り坂での決着になります。

今日のマイヨ・ジョーヌ:Cathédrale Sainte-Cécile d’Albi

引用元:大会公式サイト

第9ステージのポディウムで授与され、明日の第10ステージで着用するマイヨ・ジョーヌです。

このマイヨ・ジョーヌに描かれているのは、レンガ造りの建物として世界最大のアルビ大聖堂
第10ステージのフィニッシュ地点および休息日、第11ステージのスタート地点としてツールが長期滞在する街のシンボルです。
周囲の建築物とともに2010年に世界遺産に登録されました。

J SPORTSの中継は20:55から!

きょうの第9ステージは、20:55からJSPORTSで中継!
建国記念日にフランス人選手の優勝が見られるでしょうか?

お見逃しなく!

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