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【Tour de France 2019】ÉTAPE05

【Tour de France 2019】ÉTAPE05

こんにちは、オーストラリア・ブリスベン在住のスポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。

7/6~7/28までの間、グランツールのひとつツール・ド・フランス(le Tour de France、以下:ツール)についての記事を毎日更新中。
今日は、第4ステージのレース概要と第5ステージのコースをご紹介します。

第4ステージのレース概要

第4ステージのコースなどの情報は、こちらの記事でご確認いただけます。

【Tour de France 2019】ÉTAPE04

この日の逃げ集団は、スタート直後に形成されたミヒャエル・シェアー(SUI/CCC Team)とフレデリック・バカールト(BEL/Wanty-Gobert)、ヨアン・オフレド(FRA/Wanty-Gobert)の3名。オフレドは、前日の第3ステージに続いて逃げています。

第4ステージの前半は、中間スプリントポイントもカテゴリー山岳もなし。
スタートから約50km進んだところで、逃げ集団とメイン集団のタイム差は約3分。
メイン集団は集団スプリントに持ち込みたいスプリンターを擁するチームがタイム差をコントロールしています。


メイン集団では、2回の落車が発生。
一度目は50km地点で、COFIDISのナトナエル・ベルハネ(ERI)と ピエールリュック・ペリション(FRA)が、残り117km地点ではトニー・ガロパン(FRA/AG2R)とセルジュ・パウェルス(BEL/CCC Team)、パトリック・コンラッド(AUT/BORA-hansgrohe)とクリストフ・ラポルト(FRA/COFIDIS)、ジャンニ・モスコン(ITA/Team INEOS)が落車しています。
彼らは全員レースを再開しました。

残り92.5kmで、ようやく4級山岳のロジエール(Rosières)が登場。
300m手前でアタックしたシェアーが先頭通過して山岳ポイント1ptを獲得しました。
逃げ集団がロジェールを通過した時点でのタイム差は3分20秒です。


ロジェール通過後から、逃げ集団とメイン集団のタイム差が徐々に縮まっていきます。
中間スプリントポイントのレルヴィル(Lérouville、残り66.5km)をバカールト、シェアー、オフレドの順で通過するころには、2分を切りました。
メイン集団のレルヴィルでのポイント争いは、ポイント賞上位のスプリンター勢が着実にポイントを重ねています。

残り45km地点に到達するころには、3人とメイン集団のタイム差は55秒に。
オフレドが逃げから遅れ、バカールトとシェアーの2人が先頭になったのが残り30kmを切ってから。
オフレドはフィニッシュ地点のナンシー(Nancy)まで26kmを残して集団に吸収されました。

残り18.8kmから、このステージもうひとつの4級山岳マロン(Maron)への登坂がスタート。
シェアーがバカールトを引き離し、単独で先頭へ。
山頂まで2kmを残してバカールトは吸収されます。

Sunwebが牽くメイン集団が段々大きくなり、残り16.4kmで176名の大集団を形成。
そのまま総合10位のウィルコ・ケルデルマン(NED/Team Sunweb)が先頭で通過しました。


残り12kmを切って、リリアン・カルメジャーヌ(FRA/Total Direct Energie)が単独アタック。
追走は現れず、6km経ったあたりでスプリンターチームがトレインを形成する集団に吸収されました。

マイヨ・ブランを着用しているワウト・ファンアールト(BEL/Jumbo-Visma)を先頭にラスト1kmに突入。
2人のロードレースナショナルチャンピオンとマイヨ・ジョーヌの贅沢な発射台からスプリントしたエリア・ヴィヴィアーニ(ITA/Deceuninck-QuickStep)が、コース左側から先着しました。
2位には昨年の最終ステージのスプリントを制したアレクサンドル・クリストフ(NOR/UAE Team Emirates)が入っています。

第4ステージ:ステージ順位

  1. エリア・ヴィヴィアーニ(ITA/Deceuninck-QuickStep):5h 09′ 20
  2. アレクサンドル・クリストフ(NOR/UAE Team Emirates)):+ 00′ 00
  3. カレブ・ユアン(AUS/Lotto Soudal):+ 00′ 00
  4. ペテル・サガン(SVK/BORA-hansgrohe):+ 00′ 00
  5. ディラン・フルーネウェーヘン(NED/Jumbo-Visma):+ 00′ 00
  6. マイク・テウニッセン(NED/Jumbo-Visma):+ 00′ 00
  7. ジャコモ・ニッツォーロ(ITA/Dimension Data):+ 00′ 005
  8. ジャスパー・ストゥイヴェン(BEL/Trek-Segafredo):+ 00′ 00
  9. マイケル・マシューズ(AUS/Team Sunweb):+ 00′ 00
  10. クリストフ・ラポルト(FRA/COFIDIS):+ 00′ 00

5年ぶり2回目のツールに出場中のヴィヴィアーニがツールで初優勝。
すべてのグランツールでステージ優勝を達成しました。

第4ステージ:総合順位

  1. ジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep):14h 41′ 39
  2. ワウト・ファンアールト(BEL/Jumbo-Visma):+ 00′ 20
  3. ステフェン・クライスヴァイク(NED/Jumbo-Visma):+ 00′ 25
  4. ジョージ・ベネット(NZL/Jumbo-Visma):+ 00′ 25
  5. マイケル・マシューズ(AUS/Team Sunweb):+ 00′ 40
  6. エガン・ベルナル(COL/Team INEOS):+ 00′ 40
  7. ゲラント・トーマス(GBR/Team INEOS):+ 00′ 45
  8. エンリク・マス(ESP/Deceuninck-QuickStep):+ 00′ 46
  9. グレッグ・ファンアーヴェルマート(BEL/CCC Team):+ 00′ 51
  10. マイケル・ウッズ(CAN/EF Education First):+ 00′ 51

10位が最後の山岳・マロンを先頭通過したケルデルマンから、ウッズに。
それ以外の総合上位の顔ぶれと順位、タイム差には変更がありません。

第4ステージ:4賞ジャージ+3

  • マイヨ・ジョーヌ(総合首位):ジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep)
  • マイヨ・ヴェール(ポイント賞):ペテル・サガン(SVK/BORA-hansgrohe)
  • マイヨ・ア・ポワ (山岳賞):ティム・ウェレンス(BEL/Lotto Soudal)
  • マイヨ・ブラン(新人賞):ワウト・ファンアールト(BEL/Jumbo-Visma)※総合2位
  • チーム優勝:Jumbo-Visma
  • ステージ優勝:エリア・ヴィヴィアーニ(ITA/Deceuninck-QuickStep)
  • 敢闘賞:ミヒャエル・シェアー(SUI/CCC Team)

4賞ジャージおよびチーム優勝にも変化はありません。
敢闘賞は最後まで逃げ続けたシェアーが受賞しました。

山岳ポイント

2018年第9ステージ前のトムス・スクインシュ(LAT/Trek-Segafredo)。

第1ステージのブログでもご紹介した通り、4賞ジャージのひとつにマイヨ・ア・ポワがあります。
これは山岳登坂中にある「山岳ポイント地点」の通過順位によって与えられる「山岳ポイント」が一番多い選手に与えられる賞です。
1級山岳から急に獲得ポイントが大きくなるので、総合は狙わない山岳賞狙いの選手は、カテゴリーの高い山岳を積極的に攻略する必要があります。

ちなみに本日の第5ステージは3級山岳と2級山岳が各2つずつ登場。
現在のマイヨ・ア・ポワのウェレンスの獲得ポイントが7ptなので、前半の山岳2つを先頭通過すれば、ウェレンスに並びます。
もちろん、ウェレンスが逃げてポイントを稼げばその限りではありませんが…。

第5ステージの概要

第5ステージには、今大会最初の2級山岳が登場。
スタート地点のサン・ディエ・デ・ボージュ(Saint-Dié-des-Vosges)は、ツール初登場です。

  • スタート:Saint-Dié-des-Vosges
  • フィニッシュ:Colmar
  • 総距離:175.5km
  • 中間スプリント地点:Heiligenstein(残り104.5km)
  • 山岳:Grendelbruch(3級/残り131.5km)、Haut-Kœnigsbourg(2級/残り66km)
    Trois-Épis(2級/残り35km)、Cinq Châteaux(3級/残り19.5km)
  • ステージ:中級山岳
  • 開始時刻:13:25(日本時間20:25)
  • 引用元:大会公式サイト内第5ステージコース紹介ページ
大会公式サイト内第5ステージコース紹介ページ

サン・ディエ・デ・ボージュをスタートして、大きく北上してから再び南下し、コルマール(Colmar)まで行きます。
最初の13kmとコルマールの街に入る手前の70kmは、バロン・デ・ヴォージュ自然公園(Parc naturel régional des Ballons des Vosges)の敷地内を通ります。
公園といっても敷地面積は2,921㎢で、佐賀県(2,440㎢)より大きいんです…!

スタートから15kmで標高553mのサアール(Saales、カテゴリーなし)を上り、44km地点の3級山岳グレンデルブリュック(Grendelbruch)へ。
平均勾配4.9%の道が3.4km続きます。

大会公式サイト内第5ステージコース紹介ページ

そのあと短いダウンヒルを2つこなすと、残り104.5km地点の中間スプリントポイント・ハイリンゲンシュタイン(Heiligenstein)が登場。
ドイツ国境に近い東フランスなので、周辺にはドイツ系の地名が多いのが特徴です。

大会公式サイト内第5ステージコース紹介ページ

ハイリンゲンシュタインを通過すると、50kmのなかに2級山岳2つを含む3つの山岳が続きます。

残り66kmで登場するのが、今大会最初の2級山岳オー・ケニグスブール(Haut-Kœnigsbourg、平均勾配5.8%、5.9km)。
その約30kmあとにも、もうひとつの2級山岳トロワ・エピ(Trois-Épis、平均勾配6.8%、4.9km)が続きます。

このステージ最後の山岳は、残り19.5kmのサンク・シャトー(CCinq Châteaux、3級)。
平均勾配6.1%、4.6kmと、数字だけ見れば2級山岳のトロワ・エピと大きく変わりません。

大会公式サイト内第5ステージコース紹介ページ

サンク・シャトーを下ると一気に道は平坦になり、フィニッシュ地点のコルマールへ。
県道83号の上にフィニッシュ地点は置かれます。

前回コルマールでフィニッシュを迎えたのは、10年前のツール第13ステージ。
ハインリッヒ・ハウッスラー(AUS/当時Cervelo Test Team、現Bahrain Merida)が、悪天候のなか2位に4分以上の大差をつけてツール初勝利をあげました。

今日のマイヨ・ジョーヌ:Pelton

引用元:大会公式サイト

第5ステージのポディウムで授与され、明日の第6ステージで着用するマイヨ・ジョーヌです。

このマイヨ・ジョーヌに描かれているのは、プロトン。
1903年の第1回大会から変わらない、ツール・ド・フランスの主役のひとつです。

J SPORTSの中継は20:55から!

きょうの第5ステージは、20:55からJSPORTSで中継!
早いもので、今年のツールも約2割が終わっています。

お見逃しなく!

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