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【Tour de France 2019】ÉTAPE04

【Tour de France 2019】ÉTAPE04

こんにちは、オーストラリア・ブリスベン在住のスポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。

7/6~7/28までの間、グランツールのひとつツール・ド・フランス(le Tour de France、以下:ツール)についての記事を毎日更新中。
今日は、第3ステージのレース概要と第4ステージのコースをご紹介します。

第3ステージのレース概要

第3ステージのコースなどの情報は、こちらの記事でご確認いただけます。

【Tour de France 2019】ÉTAPE03

最初の10kmを走るベルギーのチームのベルギー人選手ティム・ウェレンス(BEL/Lotto Soudal)と、ワイルドカードのプロコンチネンタルチームのステファヌ・ロセット(FRA/COFIDIS)とポール・ウルスラン(FRA/Total Direct Energie)、ヨアン・オフレド(FRA/Wanty-Gobert)そしてアントニー・ドゥラプラス(FRA/Arkéa Samsic)。
この4選手は、残りの205kmを走るフランス籍の選手です。
ちなみにロセットは、第2ステージには敢闘賞がなかったため、敢闘賞の赤ゼッケンを着用しています。

中間スプリントポイントのディジー・ル・グロ(Dizy-le-Gros)が登場したのは、コース中盤になってから。
ウルスランとオフレドがワン・ツーで通過し、6位以降の後続集団はエリア・ヴィヴィアーニ(ITA/Deceuninck-QuickStep)が先頭で通過しています。

ディジー・ル・グロまでは最大6分近くあった逃げ集団と、トニー・マルティン(GER/Jumbo-Visma)が牽くメイン集団のタイム差は、メイン集団がディジー・ル・グロを通過するときには約4分に。
その後急速にタイム差が縮まっていき、残り60kmに差しかかるころには2分を切りました。

しかし、残り62km前後で集団内にいたパトリック・ベヴィン(NZL/CCC Team)落車。
べヴィンも他の選手も大ごとにはならず、レースは再開されます。

今ステージ最初の山岳ナンテュイユ・ラ・フォレ(Nanteuil-la-Forêt、4級)が登場するのは、ディジー・ル・グロから70km以上進んだ、残り42km地点。
その6km手前でウェレンスがアタックし、単独先頭に躍り出ます。
そのままナンテュイユ・ラ・フォレはウェレンスが先頭通過し、1ptを獲得。
この時点で追走の4人と1分、メイン集団と2分35秒に差を広げました。

オーヴィレ(d’Hautvillers、残り29.5km)にシャンピヨン(Champillon、残り25km)と続く3級山岳も、ウェレンスが先頭通過。
その後方でウェレンスを追っていたプロコンチームの4名は、ウェレンスがシャンピョンに着くより前にメイン集団に吸収されました。
さらにその後方では、ユアンやクリストフといったスプリンターらがメイン集団から遅れていきます。

残り16km地点の3級山岳・ミュティニ(Mutigny)の前でジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep)が反応。
ミュティニはウェレンスが先頭で通過したものの、メカトラブルでウェレンスはすぐに足を止め、アラフィリップが単独先頭に。
その後方ではエディ・メルクス(BEL)が描かれたマイヨ・ジョーヌに袖を通すマイク・テウニッセン(NED/Jumbo-Visma)がメイン集団から遅れ始めます。

アラフィリップは順調にメイン集団との差を広げていきます。
その後方ではマイケル・ウッズ(CAN/EF Education First)、ミケル・ランダ(ESP/Movistar)、アレクセイ・ルツェンコ(KAZ/Astana)、マキシミリアン・シャフマン(GER/BORA-hansgrohe)の4選手がアラフィリップを追走するものの、残り10kmを切ったあとにメイン集団に吸収されました。

残り10kmでアラフィリップとメイン集団のタイム差は35秒。
この時点でテウニッセンとのタイム差は1分15秒で、アラフィリップは第2ステージ終了時点で31秒差の総合11位です。
アラフィリップ以外がステージ優勝するにせよ、マイヨ・ジョーヌの交代は避けられません。
リードをキープしたまま、残り5kmへ。

そのままアラフィリップがステージ優勝。
アラフィリップは、昨年に続いて地元フランス選手のステージ優勝第1号になりました。

第3ステージ:ステージ順位

  1. ジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep):4h 40′ 29
  2. マイケル・マシューズ(AUS/Team Sunweb):+ 00′ 26
  3. ジャスパー・ストゥイヴェン(BEL/Trek-Segafredo):+ 00′ 26
  4. グレッグ・ファンアーヴェルマート(BEL/CCC Team):+ 00′ 26
  5. ペテル・サガン(SVK/BORA-hansgrohe):+ 00′ 26
  6. マッテオ・トレンティン(ITA/Mitchelton-SCOTT):+ 00′ 26
  7. ソニー・コルブレッリ(ITA/Bahrain Merida):+ 00′ 26
  8. クサンドロ・ムーリッセ(BEL/Wanty-Gobert):+ 00′ 26
  9. ワウト・ファンアールト(BEL/Jumbo-Visma):+ 00′ 26
  10. ティボー・ピノ(FRA/Groupama-FDJ):+ 00′ 26

ベルギーとフランスの2カ国をまたぐステージで、ベルギーチーム所属のフレンチ選手が勝利を飾りました。

第3ステージ:総合順位

  1. ジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep):9h 32′ 19
  2. ワウト・ファンアールト(BEL/Jumbo-Visma):+ 00′ 20
  3. ステフェン・クライスヴァイク(NED/Jumbo-Visma):+ 00′ 25
  4. ジョージ・ベネット(NZL/Jumbo-Visma):+ 00′ 25
  5. マイケル・マシューズ(AUS/Team Sunweb):+ 00′ 40
  6. エガン・ベルナル(COL/Team INEOS):+ 00′ 40
  7. ゲラント・トーマス(GBR/Team INEOS):+ 00′ 45
  8. エンリク・マス(ESP/Deceuninck-QuickStep):+ 00′ 46
  9. グレッグ・ファンアーヴェルマート(BEL/CCC Team):+ 00′ 51
  10. ウィルコ・ケルデルマン(NED/Team Sunweb):+ 00′ 51

早くも総合勢が総合上位に顔を出し始めました。
トップ10圏外でも、総合有力勢はアラフィリップとの差を1分前後に留めています。

第3ステージ:4賞ジャージ+3

  • マイヨ・ジョーヌ(総合首位):ジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep)
  • マイヨ・ヴェール(ポイント賞):ペテル・サガン(SVK/BORA-hansgrohe)
  • マイヨ・ア・ポワ (山岳賞):ティム・ウェレンス(BEL/Lotto Soudal)
  • マイヨ・ブラン(新人賞):ワウト・ファンアールト(BEL/Jumbo-Visma)※総合2位
  • チーム優勝:Jumbo-Visma
  • ステージ優勝:ジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck-QuickStep)
  • 敢闘賞:ティム・ウェレンス(BEL/Lotto Soudal)

4賞は新人賞以外が入れ替わりました。
サガンはテウニッセンの繰り下げ着用をしていましたが、いよいよ自力でマイヨ・ヴェールに袖を通します。
山岳賞ジャージは、ファンアーヴェルマートからウェレンスへ、ベルギー籍の選手間で引き継がれました。

スプリントポイント

2018年第10ステージスタート前のサガン。
左はエドヴァルド・ボアッソンハーゲン(NOR/Dimension Data)。

第1ステージのブログでもご紹介した通り、4賞ジャージのひとつにマイヨ・ヴェールがあります。
これはコース中の平坦地点に設定される「中環スプリントポイント」と、フィニッシュ地点の通過順位によって与えられる「スプリントポイント」が一番多い選手に与えられる賞です。

中間スプリントポイント

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中間スプリントポイントの獲得ポイント数は、コースレイアウトに左右されません。

フィニッシュ地点

一方で、獲得ポイントに変化が現れるのは、フィニッシュ地点でのスプリントポイントです。

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平坦ステージ・フィニッシュ地点の獲得ポイント数です。
対象は第1、4、7、10、11、16、21ステージ。
平坦ステージは、特に1位と2位のポイント数に比重が置かれています。

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中級山岳・フィニッシュ地点の獲得ポイント数です。
対象は第3、5、8、9、17ステージ。
中級山岳ステージは4位から9位は平坦ステージより獲得ポイントが多く、上れるスプリンターならステージ優勝はできなくてもポイントを稼ぐチャンスです。

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上級山岳・フィニッシュ地点の獲得ポイント数です。
対象は第6、12、14、15、18、19、20ステージ。
上級山岳ステージのフィニッシュ地点は、中間スプリントポイントの獲得ポイントと同じです。

第4ステージの概要

第4ステージは、今大会最初のコース全域がフランスのステージ。
ランス(Reims)からナンシー(Nancy)へ向かいます。

ナンシーでステージを終えるのは今回が11回目で、そのうちランスでステージが始まるのは1973年と1985年、1988年に次ぐ4回目です。
いずれも200km超えのステージで、今回も213.5kmと前例に漏れません。

  • スタート:Reims
  • フィニッシュ:Nancy
  • 総距離:213.5km
  • 中間スプリント地点:Lérouville(残り66.5km)
  • 山岳:Rosières(4級/残り92.5km)、Maron(4級/残り15km)
  • ステージ:平坦
  • 開始時刻:12:25(日本時間19:25)
  • 引用元:大会公式サイト内第4ステージコース紹介ページ
大会公式サイト内第4ステージコース紹介ページ

第4ステージは東へ進む、ほぼ平坦なコースです。
今回も第3ステージ同様、ステージ後半に中間スプリントポイントや山岳ポイントが固まっています。

大会公式サイト内第4ステージコース紹介ページ

残り92.5kmで4級山岳のロジエール(Rosières)へ。
平均勾配7%の上りが1km続きます。

ロジエールを通過後は緩やかに下りながら、中間スプリントポイントのレルヴィル(Lérouville、残り66.5km)へ向かいます。

大会公式サイト内第4ステージコース紹介ページ

レルヴィルを通過後は、残り15kmでもうひとつの4級山岳マロン(Maron)に。
平均勾配5%の道を3.2km行った先の山頂は、このステージの最高標高の392mをマークします。

大会公式サイト内第4ステージコース紹介ページ

ナンシーへの残り2kmはほぼ平坦。
ラスト1.5kmを切って左に曲がると、あとは川沿いの一本道です。

2014年第7ステージでナンシーがフィニッシュ地点になったときは、トレンティン(当時Omega Pharma – Quick-Step)がスプリントで勝利。
2位のサガン(当時Cannondale)との差は1.5cmで、写真判断が必要なほど僅差でした。

今日のマイヨ・ジョーヌ:Jacques Anquetil

引用元:大会公式サイト

第4ステージのポディウムで授与され、明日の第5ステージで着用するマイヨ・ジョーヌです。

このマイヨ・ジョーヌに描かれているのは、ジャック・アンクティル(FRA)。
ツール・ド・フランスの歴史上、初めて5回総合優勝した選手です(1957年、1961~1964年)。

第3ステージでテウニッセンが着用していたマイヨ・ジョーヌに描かれていたエディ・メルクス(BEL)同様、アンクティルもグランツールを制覇しました。
ジロ・デ・イタリアは1960年と1964年、ブエルタ・ア・エスパーニャは1963年に総合優勝しています。

J SPORTSの中継は20:55から!

きょうの第4ステージは、20:55からJSPORTSで中継!
ナンシーで終わる11回目のステージは、誰が勝利するでしょうか?

お見逃しなく!

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