Akane Ikeno

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【Tour de France 2019】ÉTAPE01

【Tour de France 2019】ÉTAPE01

こんにちは、オーストラリア・ブリスベン在住のスポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。

7/6~7/28までの間、グランツールのひとつツール・ド・フランス(le Tour de France)についての記事を毎日更新中。
今日は、今大会の概要と第1ステージのコースをご紹介します。

毎年観ている方も、今年が初めてのツール・ド・フランス(以下:ツール)観戦の方も必見です!

今大会の概要

引用:大会公式サイト

今大会のグラン・デパール(大会全体のスタート地点=第1ステージのスタート地点)は、ベルギーの首都・ブリュッセル。
第3ステージでフランスに入ってからはフランス国内を周ります。

昨年はフランス西部のヴァンデ県から時計回りにフランスを周るレイアウトでしたが、今年は西フランスを避けるように東フランスを周るレイアウトです。

写真にまったく興味のない時代の写真です。

ちなみにブリュッセルは、わたしも大学生のときに一度だけ行ったことがあります(くもりからの雨天でした)。

ツール・ド・フランスの4賞ジャージ

ツール・ド・フランスには4つの個人賞が設定されています。
ほかにもその日のMVP的な敢闘賞やチーム優勝もありますが、賞ごとのジャージが贈られるのは以下の4賞だけです。

総合首位:マイヨ・ジョーヌ(maillot jaune)

引用元:大会公式サイト

自転車ロードレースの最高名誉ともいえるマイヨ・ジョーヌ。
ツール・ド・フランスの総合優勝(第21ステージのフィニッシュ地点までのタイムが最短の選手)に贈られるジャージです。

1919年に初登場したマイヨ・ジョーヌを最初にパリに持ち帰ったのは、フィルマン・ランボー(BEL)。

最多受賞、すなわちツール・ド・フランス最多優勝の選手は4名で、「5勝クラブ」と称されます。

  • ジャック・アンクティル(FRA/1957年、1961~1964年)
  • エディ・メルクス(BEL/1969~1972年、1974年)
  • ベルナール・イノー(FRA/1978年、1979年、1981年、1982年、1985年)
  • ミゲル・インドゥライン(ESP/1991~1995年)

今大会不出場のクリストファー・フルーム(GBR/Team INEOS)が2013年、2015~2017年にマイヨ・ジョーヌを獲得し、5勝クラブ入りに王手がかかっています。
フルームのチームメイトのゲラント・トーマス(GBR/Team INEOS)は、前回大会のマイヨ・ジョーヌです。

ポイント賞:マイヨ・ヴェール(maillot vert)

引用元:大会公式サイト

マイヨ・ヴェールは、コース中の平坦地点に設定される「中環スプリントポイント」とフィニッシュ地点の通過順位によって与えられる「スプリントポイント」が一番多い選手に与えられるスプリント賞。
このジャージは1953年に第50回大会を記念して初登場しました(初代ポイント賞は、スイスのフリッツ・シェーアという選手)。

ポイント賞の最多受賞回数は6回で、2人が最多受賞タイ記録を持っています。
ひとりはドイツのエリック・ツァベル(1996~2001年)。
もうひとりは前回大会のマイヨ・ヴェールで、今大会も出場するペテル・サガン(SVK/BORA – hansgrohe)です(2012~2016年、2018年)。

山岳賞:マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ(maillot blanc à pois rouges)

引用元:大会公式サイト

山岳登坂中にある「山岳ポイント地点」の通過順位によって与えられる「山岳ポイント」が一番多い選手に与えられる山岳賞。
山岳賞は1933年に登場しました(初代山岳賞は、スペインのビセンテ・トルエバという選手)。

この白地に赤のジャージになったのは、1975年から。
「マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ」が正式名称ですが、略して「マイヨ・ア・ポワ」と呼ばれたり、山岳賞ジャージを意味する「マイヨ・グランペール 」と呼ばれたりします。
フランスのリシャール・ヴィランクは、1994年から2004年の10年間で7回(1994~1997年、1999年、2003年、2004年)山岳賞ジャージを獲得しました。

前回大会のマイヨ・ア・ポアのジュリアン・アラフィリップ(FRA/Deceuninck – Quick Step)は今大会も出場します。

新人賞:マイヨ・ブラン(maillot blanc)

引用元:大会公式サイト

1975年に誕生したマイヨ・ブラン(当時は新人賞ではありませんでした)。
1988年には一度大会から姿を消しましたが、2000年に25歳以下の総合最上位の選手が獲得する新人賞ジャージとして復活しました。

ちなみにマイヨ・ジョーヌとマイヨ・ブランを同時に獲得(=25歳以下で総合的優勝)したのは、マイヨ・ブラン復活後では2名のみ。
2007年のアルベルト・コンタドール(ESP/当時24歳)と、2010年のアンディ・シュレク(LUX/当時25歳)です。
シュレクは2010年が3回目の受賞で、ドイツのヤン・ウルリッヒ(1996~1998年)と並んで、新人賞を最多受賞しています。

今大会の新人賞対象は、1994年1月1日以降に生まれた選手が対象。
全選手176名の約16%にあたる、28名が対象です。

WT6チームとCofidisは新人賞対象選手のエントリーなし。Jumbo-Vismaの3名が最多。

前回大会マイヨ・ブランのピエール・ラトゥール(FRA/AG2R)は、今大会不出場。
今大会の4賞で唯一、確実に受賞者が入れ替わる賞です。

2019年はマイヨ・ジョーヌ誕生100周年

1919年に誕生したマイヨ・ジョーヌは、今年100周年を迎えました。
それを記念して、今年は日替わりでデザイン違いのマイヨ・ジョーヌが20着登場します。

第1ステージでマイヨ・ジョーヌを獲得した選手は第2ステージでマイヨ・ジョーヌを着用するので、第2ステージから第21ステージ着用分の計20着です。
このブログでも、その日のポディウム(表彰台)で登場するマイヨ・ジョーヌをご紹介するので、お楽しみに!

第1ステージの概要

第1ステージは、ベルギー・ブリュッセル(Bruxelles)を出てブリュッセルに戻る194.5km。

初回なので書いておきますが、開始時刻はパレードランを含まない、アクチュアル・スタートの時刻です

  • スタート:Bruxelles
  • フィニッシュ:Brussel
  • 総距離:194.5km
  • 中間スプリント地点:les Bons Villers(残り69.5km)
  • 山岳:Mur de Grammont(3級/残り151km)、Bosberg(4級/残り147km)
  • ステージ:平坦
  • 開始時刻:12:25(日本時間19:25)
  • 引用元:大会公式サイト内第1ステージコース紹介ページ
引用元:大会公式サイト内第1ステージコース紹介ページ

第1ステージは、上記のコースを反時計回りに周ります。
非常にフラットなコースが特徴です。

引用元:大会公式サイト内第1ステージコース紹介ページ

ブリュッセルをスタートして40kmほどで、今大会最初の山岳ムイ・デュ・グラモント(Mur de Grammont、3級)が登場。
平均勾配7.8%、最大勾配13%の壁は1.2kmで、110mを上ります。

山頂から3kmを待たずに、次の4級山岳・ボスベルグ(Bosberg)の上りが始まります。
ボスベルグの上りは平均勾配6.7%で、登坂距離は1kmです。
ボスベルグの山頂を通過すると、今大会最初の4賞ジャージ所有者が決まります。

引用元:大会公式サイト内第1ステージコース紹介ページ

80km地点あたりに大きめの上りがありますが、カテゴリーはなし。
残り81.5km地点にあるシャルルロワ(Charleroi)の北部へ向かうように、南東に進みます。
シャルルロワでは、1975年のツールでプロローグとグランデパールが行われました。
プロローグのITT(6km)ではフランチェスコ・モゼール(ITA)が、第1ステージ(平坦、94km)ではセース・プリーム(NED)がそれぞれ勝利しています。
ちなみにモゼールは、この大会から登場した新人賞ジャージをシャンゼリゼに持ち帰りました。

シャルルロワを通過してまもなく、ティメオン(Thiméon)へ。
1.9kmのパヴェ(石畳)区間です。
コースは車一台分の幅しかなく、パンクや落車による渋滞はもちろん、観客との接触による事故も懸念されます。

引用元:大会公式サイト内第1ステージコース紹介ページ

パヴェ区間に別れを告げて北上すると、残り69.5kmの中間スプリントポイント・レ・ボン・ヴィレ(Les Bons Villers)へ。
今ステージの最高標高となるスプリントポイントを通過後は、ブリュッセルに向かってなだらかに下っていきます。

残り13kmでは、エディ・メルクスが育った町ヴォリュウェ・サン・ピエール(Woluwe-Sint-Pieters)を通過。
今大会のグランデパールがブリュッセルになったのは、1969年のメルクスの初優勝から50年を記念してのことです。
5回シャンゼリゼでポディウムの一番高いところに上ったベルギーの英雄を称えます。

引用元:大会公式サイト内第1ステージコース紹介ページ

ラスト5kmは全体的には下り基調ですが、最後の500mは最大勾配4%越えの上りです。
この上りを制したスプリンターが、第106回ツール・ド・フランス最初のマイヨ・ジョーヌに袖を通すことになるでしょう。

今日のマイヨ・ジョーヌ:Bruxelles Atomium

引用元:大会公式サイト

第1ステージのポディウムで授与され、明日の第2ステージで着用するマイヨ・ジョーヌです。

このマイヨ・ジョーヌに描かれているのは、第2ステージのフィニッシュ地点になっているブリュッセル・アトミウム(Bruxelles Atomium)。
1958年のブリュッセル万博のために作られたモニュメントで、前回ブリュッセルでグランデパールが行われた同年のツールのときはすでに建設されていました。

各球体は原子を表し、一番上の球体は展望レストランになっています。
日本ではそこまで知られていませんが、現地では小便小僧と並ぶブリュッセルのシンボルとして親しまれているそうです。

J SPORTSの中継は18:40から!

きょうの第1ステージは、18:40からJSPORTSで中継!
第106回ツール・ド・フランスがいよいよ始まります。

このブログは、毎日J SPORTSの中継開始30分前に更新予定です。
休息日は18:00に固定します。

では、ブログもツールもお見逃しなく!

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