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【Vuelta a España 2018】ETAPA21

【Vuelta a España 2018】ETAPA21

【Vuelta a España 2018】ETAPA21 こんにちは、スポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。

8/25~9/16までの間、グランツールの一つブエルタ・ア・エスパーニャVuelta a España)のコース紹介記事を毎日更新しています。
前日のレースの簡単な振り返りも行うので、レースを見逃した人はもちろん、レースを見た人もおさらいとしてご覧ください。

大会公式Twitterアカウント(@lavuelta)や公式アプリも要チェックです!

La Vuelta 2017, presented by ŠKODA

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第20ステージを振り返り!

すべてが決まった第20ステージを振り返りましょう!

【Vuelta a España 2018】ETAPA20

第20ステージ:レース展開

アクチュアル・スタート直後から逃げ集団による逃げがスタート直後から活発です。
2級山岳・コル・デ・コメーリャ(Coll de la Comella)への上りは1.3km地点からスタート。
スタートから2km経たないうちにタオ・ゲオゲガンハート(GBR/Team Sky)が集団から独立して一人で上っている一方、集団の後ろでは早くも遅れる選手が。

4km地点でティシュ・べノート(BEL/Lotto Soudal)、モンターニャのトーマス・デヘント(BEL/Lotto Soudal)、山岳賞3位のバウケ・モレマ(NED/TREK-Segafread)らゲオゲガンハートに合流。
2級のコメーリャまで1.1kmのところでデヘントがアタックし、単独先頭に。
デヘントに追走する選手はおらず、そのままデヘントが5 ptsを獲得しました。
2位はモレマ、3位はミハウ・クフィアトコフスキー(POL/Team Sky)です。

下りを利用してクフィアトコフスキー、ダビ・デラクルス(ESP/Team Sky)、ヴィンチェンツォ・ニバリ(ITA/Bahrain Merida)らが合流し、15人の先頭集団に。
この集団には山岳賞2位ルイスアンヘル・マテ(ESP/COFIDIS)のと4位のベンジャミン・キング(USA/Dimension Data)はおらず、山岳賞はデヘントとモレマの一騎打ちになりました。

残り85kmで1級山岳・コル・デ・ベイクサリス(Coll de Beixalís)への上りがスタート。
それを利用してリュイス・マス(ESP/Caja Rural-RGA)が単独で逃げ集団の追走に。
マスを追走するのは4人で、ファビオ・アル(ITA/UAE-TeamEmirates)、イルヌール・ザカリン(RUS/KATUSHA ALPECIN)、ピエール・ローラン(FRA/EF Education First – Drapac)、ウィナー・アナコナ(COL/Movistar)。
まもなくして4人はマスに合流、そのあとさらにルディ・モラール(FRA/Groupama-FDJ)も合流して追走集団は6人に。

ベイクサリスでは残り83kmでモレマが単独アタック。
Mitchelton-SCOTTが前で牽くメイン集団からはミカエル・シュレル(FRA/AG2R)、ナイロ・キンタナ(COL/Movistar)、ジャンルーカ・ブランビッラ(ITA/TREK-Segafread)の3人が前に。
4分差がついているとはいえキンタナが前を出させたくないMitchelton-SCOTTがマッテオ・トレンティン(ITA)が出て吸収します。

再びキンタナがアタックして差を広げようとしますが、ステフェン・クライスヴァイク(NED/Lotto NL Jumbo)、ジョージ・ベネット(NZL/Lotto NL Jumbo)サイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT)よって止められました。
しかし、このキンタナの動きによってメイン集団は分断されています。

モレマを追ったデヘントが追い抜き、単独先頭になってそのままベイクサリスを1位通過。
マイカ、ニバリ、クフィアトコフスキー、マイケル・ウッズ(CAN/EF Education First – Drapac)もモレマに合流して5人でデヘントを追います。

メイン集団からはブランビッラ、アンドレイ・アマドール(CRC/Movistar)、メルハウィ・クドゥス(ERI/Dimension Data)が前に。
3人のアタックをメイン集団は容認し、アルやアナコナのグループから落ちたマスと合流しました。
このグループにいたザカリンは前のニコラス・ロッシュ(IRE/BMC)やデラクルスがいたグループに追いついています。

ダウンヒルを利用する形で、クフィアトコフスキーが牽く集団がデヘントに再合流。
この時点でメイン集団と逃げ集団は2分32秒です。
残り67.1kmのラ・マサナ(La Massana)にある中間スプリントポイントを通過し、その2km後から1級山岳・コル・ドルディーニョ(Coll de Ordino)が始まります。

残り62kmでザカリン、ダリオ・カタルド(ITA/Astana)、オマール・フライレ(ESP/Astana)、ウィルコ・ケルデルマン(NED/Team Sunweb)ら9人の集団がデヘントら先頭集団に合流。
最初の15人の逃げにいたホセ・エラダ(ESP/COFIDIS)がこの集団から遅れています。
その後ろのアナコナやモラールの集団からはブランビッラが抜け出し、ひとりで先頭集団を追い始めました。

メイン集団では、残り60kmでアナコナやモラールの集団を吸収。
前にいるのは、単独走のブランビッラと逃げ集団のみ。
しかしブランビッラも残り58kmで吸収されました。

逃げ集団からはヘスス・エラダ(ESP/COFIDIS)が単独先頭に。
そのままヘスス・エラダがコル・ドルディーニョを先頭で通過しました。
この時点でメイン集団と逃げ集団のタイム差は1分30秒。
メイン集団からは総合9位のヨン・イサギレ(ESP/Bahrain Merida)と10位のトニー・ガロパン(FRA/AG2R)が遅れました。

コル・ドルディーニョのダウンヒルは15km続き、そのまま2回目のベイクサリスの上りへ向かいます。
ベイクサリスの上りへ入る6km前に、ヘスス・エラダが逃げ集団に吸収されました。

2回目のベイクサリスの上りはクフィアトコフスキーとデラクルスのTeam Skyコンビを先頭にスタート。
この時点でAstanaが牽くメイン集団とのタイム差は1分。

2回目のベイクサリスではメイン集団、逃げ集団ともに集団が分裂しています。
残り38kmで総合5位のミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana)がフライレとカタルドを連れてアタック。
先頭集団ではデラクルス、マイカ、モレマ、クフィアトコフスキーが先頭に。
モレマとクフィアトコフスキーがこぼれ、一度はマイカが単独先頭になったもののデラクルスが追い付きました。

先頭がラスト36km地点を通過した時点でマイカが単独先頭、デラクルスが単独追走、14秒差でモレマ、ロペス、カタルド、ニバリの集団、その20秒後ろにメイン集団がいます。
残り34kmを手前に、マイカにロペス集団が追い付き、その直後にアダム・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT)が牽くメイン集団が合流。
集団が1つになりました。

その直後のベイクサリスの山頂に向けてロペスがアタックしましたが、モレマが差す形で先頭通過。
ダウンヒルを利用してキンタナが先頭に出ます。
キンタナが3級のコメーリャに入る残り20kmでロペスがキンタナに合流して先頭はコロンビア人コンビに。

残り17kmでメイン集団からサイモン・イェーツがアタック。
逆転の表彰台を狙うエンリク・マス(ESP/Quick-Step)が一緒に2人を追います。
総合2位のアレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar)はついていけません。

残り13kmでサイモン・イェーツとマスがコロンビアコンビに合流し、先頭集団は4人に。
リチャル・カラパス(ECU/Movistar)が牽くメイン集団とのタイム差は、残り8kmを切って32秒。
残り7kmでキンタナが先頭集団から外れてバルベルデの集団へ戻りました。

キンタナが抜けた先頭集団はロペスが牽きます。
マスはロペスにつきますが、サイモン・イェーツが数秒ほど離されました。
その後方ではデラクルスがメイン集団から抜けて3人を追いかけています。

サイモン・イェーツはマスとロペスを視界にとらえられる範囲で自分のペースで走行。
ロペスとマスは表彰台と新人賞、そしてボーナスタイムをかけて走っています。
残り5km手前でメイン集団からはバルベルデが遅れ、キンタナが待って追走に。
デラクルスはメイン集団に吸収されました。

残り3.5kmでいよいよ今年のブエルタ最後の超級山岳・コル・デ・ラ・ガリーナ(Coll de la Gallina)が始まります。
先頭はロペスとマスの2人。
サイモン・イェーツは17秒差で2人を追います。

バルベルデとキンタナが残り4.5kmを通過する時点でクライスヴァイクとティボー・ピノ(FRA/Groupama-FDJ)、リゴベルト・ウラン(COL/EF Education First – Drapac)の3人とメイン集団とのタイム差は40秒。
残り2kmでサイモン・イェーツと先頭集団のタイム差は20秒に広がり、ステージ争いはロペスとマスに絞られました。

残り3kmで3位集団ではウランがアタック、ピノはウランの後ろにつきますが、クライスヴァイクがあっという間に離されます。
フラム・ルージュもマスとロペスが並んで通過。
サイモン・イェーツは23秒後方にいます。

残り850mでロペスがアタックしますが、失敗に終わりました。
マスがアタックし、ロペスもついていきますがインコースへ攻めたマスがそのままフィニッシュ。
マスはグランツール初の表彰台と新人賞、ロペスは今年のジロ以来のグランツール表彰台を決めました。
サイモン・イェーツは3位でフィニッシュし、グランツール初の総合優勝をほぼ確実にしています。

第20ステージ:ステージ順位

マスがグランツール初のステージ優勝を決めました。

  1. エンリク・マス(ESP/Quick-Step):2h 59′ 30
  2. ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana):+ 00′ 00
  3. サイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT):+ 00′ 23
  4. ティボー・ピノ(FRA/Groupama-FDJ):+ 00′ 54
  5. リゴベルト・ウラン(COL/EF Education First – Drapac):+ 00′ 57
  6. ウィルコ・ケルデルマン(NED/Team Sunweb):+ 01′ 11
  7. ステフェン・クライスヴァイク(NED/Lotto NL Jumbo):+ 01′ 15
  8. ダビ・デラクルス(ESP/Team Sky):+ 02′ 17
  9. ナイロ・キンタナ(COL/Movistar):+ 03′ 09
  10. アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar):+ 03′ 09

キンタナとバルベルデはロペスとマスに3分以上離され、ともに総合順位も落とすことに。

第20ステージ:総合順位

サイモン・イェーツはチーム初のグランツール総合優勝をもたらしました。

  1. サイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT):79h 44′ 30
  2. エンリク・マス(ESP/Quick-Step):+ 01′ 46
  3. ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana):+ 02′ 04
  4. ステフェン・クライスヴァイク(NED/Lotto NL Jumbo):+ 02′ 54
  5. アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar):+ 04′ 28
  6. ティボー・ピノ(FRA/Groupama-FDJ):+ 05′ 57
  7. リゴベルト・ウラン(COL/EF Education First – Drapac):+ 06′ 07
  8. ナイロ・キンタナ(COL/Movistar):+ 06′ 51
  9. ヨン・イサギレ(ESP/Bahrain Merida):+ 11′ 09
  10. ウィルコ・ケルデルマン(NED/Team Sunweb):+ 11′ 11

ケルデルマンが12位から2つ順位を上げてトップ10に。
第20ステージ開始前の総合10位だったガロパンが59秒差の11位に順位を落としています。

第20ステージ:4賞ジャージ+4

マイヨ・ロホはサイモン・イェーツが、モンターニャはデヘントがほぼ手中に収めています。

マイヨ・ロホ(総合首位):サイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT)

マイヨ・ベルデ(ポイント賞):アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar)

マイヨ・デ・ルナレス (山岳賞):トーマス・デヘント(BEL/Lotto Soudal)

マイヨ・ブランコ(コンビナーダ):サイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT)

チーム優勝:Movistar

ステージ優勝:エンリク・マス(ESP/Quick-Step)

敢闘賞:ヘスス・エラダ(ESP/COFIDIS)

新人賞:エンリク・マス(ESP/Quick-Step)※総合2位

敢闘賞はヘスス・エラダが選ばれました。

第21ステージ概要


2018年のグランツールを締めくくるステージです。

  • スタート:アルコンコン
  • フィニッシュ:マドリード
  • 総距離:100.9km
  • 中間スプリント地点:41.9km
  • 山岳:なし
  • ステージ:平坦
  • 開始時刻:17:15(日本時間24:15)
  • 引用元:大会公式サイト内第21ステージコース紹介ページ

アルコンコン(Alcorcón)から首都・マドリード(Madrid)へ向かいます。

コースは非常にフラットです。
カステリャーナ通り(Paseo de la Castellana)の5.9kmのサーキットを11周周ります。

ラスト5kmはやや下り気味に進み、フラム・ルージュの辺りから12周目へ。
最後はキュベレーの噴水(Fuente de Cibeles)の前でフィニッシュ。

このゴールによってマイヨ・ロホや4賞をはじめ、今大会のすべてが正式に決定します。

第21ステージ展望

ここ10年のマドリードでステージ優勝した選手のうち、今大会に出場しているのは2011年のペテル・サガン(SVK/当時Liquigas–Cannondale、現BORA – hansgrohe)と昨年のマッテオ・トレンティン(ITA/当時Quick-Step Floors、現Mitchelton-SCOTT)の2名。

サガンはプントスのバルベルデまで第20ステージ終了時点で32 pts差。
残り59km地点の中間スプリントポイントを先頭通過して4 ptsを獲得、ステージ優勝で25 ptsを獲得、これらを合わせても3 ptsバルベルデには届きません。
サガンがプントスをマドリードで着用するために必須なのは、バルベルデが第21ステージを完走しないこと。
そうすると2位のサイモン・イェーツまでは5 pts差なので、一気にプントス獲得のハードルが下がりますが、可能性としてはないに等しいでしょう。

スプリンター勢はエリア・ヴィヴィアーニ(ITA/Quick-Step)を除いて今大会は未勝利。
最後の最後にステージ優勝を取りに来るのはいったい誰でしょうか。

最後に

きょうの第21ステージは、23:45からJSPORTSで中継!
平成最後のグランツールも最終日です。

お見逃しなく!

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