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【Vuelta a España 2018】ETAPA18

【Vuelta a España 2018】ETAPA18

【Vuelta a España 2018】ETAPA18こんにちは、スポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。

8/25~9/16までの間、グランツールの一つブエルタ・ア・エスパーニャVuelta a España)のコース紹介記事を毎日更新しています。
前日のレースの簡単な振り返りも行うので、レースを見逃した人はもちろん、レースを見た人もおさらいとしてご覧ください。

大会公式Twitterアカウント(@lavuelta)や公式アプリも要チェックです!

La Vuelta 2017, presented by ŠKODA

La Vuelta 2017, presented by ŠKODA

第17ステージを振り返り!

濃霧の激坂フィニッシュとなった第17ステージを振り返りましょう!

【Vuelta a España 2018】ETAPA17

第17ステージ:レース展開

アクチュアル・スタート直後からアタック合戦が非常に活発に行われます。
3級山岳・アルト・デ・ラ・アルボレダ(Alto de la Arboleda)への上りを利用した大集団が形成。
アルト・デ・ラ・アルボレダを上位通過したトーマス・デヘント(BEL/Lotto Soudal)、バウケ・モレマ(NED/TREK-Segafread)、ラファル・マイカ(POL/BORA – hansgrohe)らを含む大集団です。
昨年2位のヴィンチェンツォ・ニバリ(ITA/Bahrain Merida)と3位のイルヌール・ザカリン(RUS/KATUSHA ALPECIN)も、この26人にいます。

32.6km地点の街・サントゥルツィ(Santurtzi)ではオマール・フライレ(ESP/Astana)が逃げ集団の前に出て、故郷のファンの声援に応える姿も。

その逃げ集団は35km地点でメイン集団から2分30秒差をつけます。
逃げ集団からはフランコ・ペリツォッティ(ITA/Bahrain Merida)、ピーター・セリー(BEL/Quick-Step)、メルハウィ・クドゥス(ERI/Dimension Data)、ヴァレリオ・コンティ(ITA/UAE-TeamEmirates)、ジョセ・メンデス(POL/Burgos BH)の5人が遅れ、残り120km地点で1分10秒差に。

46kmからセリーが追走集団を抜け出し、単独で21人の先頭集団を追走。
セリーが先頭集団に合流したのは、残り105km地点です。
ペリツォッティら4人も残り100kmを前に逃げ集団に合流して、再び先頭は26人に。
逃げ集団とメイン集団のタイム差はまもなく7分台になります。

一度逃げ集団とメイン集団のタイム差が8分台になると、タイム差が40kmほどの間は8分台で落ち着き始めました。
3級山岳・アルト・デ・サン・ホアン・デ・ガステルガチェ(Alto de San Juan de Gaztelugatxe)はデヘント、モレマ、ステファヌ・ロセット(FRA/COFIDIS)の順で通過。

残り50.6km地点のゲルニカ(Gernika)通過時点で、集団同士のタイム差は7分11秒まで縮まっています。
メイン集団では、地元バスク地方のチーム・Euskadi-Muriasが牽く姿も。

逃げ集団は今回唯一の2級山岳・アルト・デル・バルコン・デ・ビスカヤ(Alto del Balcón de Bizkaia)へ。
ここからはほぼ10km~15km間隔で山岳ポイントを通過します。
この時点でメイン集団と逃げ集団のタイム差は6分18秒です。

ビスカヤもアルト・デ・サン・ホアン・デ・ガステルガチェと同じ3人が山岳ポイントを獲得。
この時点で第2ステージから山岳賞ジャージをキープしていたルイスアンヘル・マテ(ESP/COFIDIS)の山岳ポイントをデヘントが逆転し、暫定モンターニャに。

メイン集団がビスカヤを通過した時点でタイム差は5分。
136.2km地点のアルト・デ・サンタ・エウフェミア(Alto de Santa Eufemia)への途中、Astanaがメイン集団のペースをかなり上げ、
アルト・デ・サンタ・エウフェミアはデヘント、モレマ、ニバリの順で通過。
山頂通過後のダウンヒルでアレクサンドル・ジェニエス(FRA/AG2R)がアタックし、サイモン・クラーク(AUS/EF Education First – Drapac)が対応します。

残り16kmで24人もジェニエスとクラークに合流。
ラスト10kmの3級山岳・アルト・デ・ゴンチェガライン(Alto de Gontzegaraine)の登坂中に逃げ集団が分断する場面もありましたが、再合流します。
途中でセリーとルーカス・ポストルベルガー(AUT/BORA – hansgrohe)が逃げから遅れました。

アルト・デ・ゴンチェガラインはデヘントとフライレが飛び出してワン・ツー通過し、3位の1 ptsはモレマが獲得。
デヘントはこのステージを完走すればモンターニャ獲得が確定します。
この時点でメイン集団とのタイム差は4分を切りました。

残り7kmでいよいよ1級山岳のビスカヤへ。
6.7km地点でクラークがアタックし、それにアレッサンドロ・デマルキ(ITA/BMC)とアンドレイ・アマドール(CRC/Movistar)が追走しますが、すぐに後続も追いついて

8kmでファビオ・アル(ITA/UAE-TeamEmirates)とヘルマン・ペルンシュタイナー(AUT/Bahrain Merida)が落車。
ペルシュタイナーは比較的早く自転車をこぎ始めましたが、アルは時間をかけて復帰しました。

残り5kmを切ると逃げ集団は分断されていきます。
メイン集団は逃げ集団のチームメイト・フライレと同じくバスク出身のペリョ・ビルバオ(ESP/Astana)が先頭に。

残り3kmの先頭はマイケル・ウッズ(CAN/EF Education First – Drapac)ディラン・トゥーンス(BEL/BMC)。
マイカとアマヌエル・ゲブレグザビエル(ERI/Dimension Data)が追いつき、先頭は4人の小集団に。
残り2.5kmでダビ・デラクルス(ESP/Team Sky)が追い付いて先頭に出ました。

メイン集団ではアレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar)が前へ出ますが、ジャック・ヘイグ(AUS/Mitchelton-SCOTT)がマークしています。
サイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT)、エンリク・マス(ESP/Quick-Step)、ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana)らはいますが、ナイロ・キンタナ(COL/Movistar)とヨン・イサギレ(ESP/Bahrain Merida)はやや後ろ。
ティボー・ピノ(FRA/Groupama-FDJ)とリゴベルト・ウラン(COL/EF Education First – Drapac)は完全にバルベルデらから離れています。

ビスカヤ最大勾配の23.83%地点もデラクルスが先頭で通過。
沿道の観客が大挙して押し寄せているため、選手は一列になって走行します。

メイン集団はが牽き、そのペースにキンタナが完全に遅れました。
アマドールがキンタナのところまで降りてキンタナを牽きます。

先頭集団ではデラクルスがアタックし、クラークが後ろに。
その後ろからはトゥーンスとマイカが追走し、ステージ優勝はこの4人に絞られました。

残り800kmでマイカがペースアップしますが、ほかの3人も後ろに。
ウッズやトゥーンスがアタックをし、残り500mを切ってウッズが単独先頭へ。
そのままウッズが濃霧のフィニッシュラインを先頭で通過しました。

総合上位勢ではマスが最初にフィニッシュ、バルベルデ、サイモン・イェーツ、ロペスの順に続きました。

第17ステージ:ステージ順位

ウッズがグランツール初勝利。
デラクルス、ザカリンといった、今大会では見せ場がいままでなかったエース選手がランクインしています。

  1. マイケル・ウッズ(CAN/EF Education First – Drapac):4h 09′ 48
  2. ディラン・トゥーンス(BEL/BMC):+ 00′ 05
  3. ダビ・デラクルス(ESP/Team Sky):+ 00′ 10
  4. ラファル・マイカ(POL/BORA – hansgrohe):+ 00′ 13
  5. イルヌール・ザカリン(RUS/KATUSHA ALPECIN):+ 00′ 38
  6. アレッサンドロ・デマルキ(ITA/BMC):+ 00′ 44
  7. アマヌエル・ゲブレグザビエル(ERI/Dimension Data):+ 00′ 48
  8. ヘスス・エラダ(ESP/COFIDIS):+ 00′ 51
  9. ジャイ・ヒンドリー(AUS/Team Sunweb):+ 00′ 55
  10. ヴィンチェンツォ・ニバリ(ITA/Bahrain Merida):+ 01′ 48

ちなみに逃げ集団にいなかった選手の最上位はヘスス・エラダ。
バスク出身選手の最上位は13位のホナタン・カストロビエホ(ESP/Team Sky)です。

第17ステージ:総合順位

サイモン・イェーツに先着したマスとバルベルデが8秒マイヨ・ロホまでのタイム差を縮めました。
マスとロペスの表彰台&新人賞争いは14秒差で、まだまだ行方はわかりません。

逆に、いままで外からは見えてこなかったMovistarの最終エースは、キンタナがさらに順位を落としたことからバルベルデになりそうです。

  1. サイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT):69h 05′ 34
  2. アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar):+ 00′ 25
  3. エンリク・マス(ESP/Quick-Step):+ 01′ 22
  4. ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana):+ 01′ 36
  5. ステフェン・クライスヴァイク(NED/Lotto NL Jumbo):+ 01′ 48
  6. ナイロ・キンタナ(COL/Movistar):+ 02′ 11
  7. ヨン・イサギレ(ESP/Bahrain Merida):+ 04′ 09
  8. リゴベルト・ウラン(COL/EF Education First – Drapac):+ 04′ 36
  9. ティボー・ピノ(FRA/Groupama-FDJ):+ 05′ 31
  10. トニー・ガロパン(FRA/AG2R):+ 06′ 05

トップ10の選手で最もタイムを失ったのはピノ。
ウッズから5分26秒遅れのステージ33位でフィニッシュしています。

前日の第16ステージ優勝者のローハン・デニス(AUS/BMC)がDNS、ジョルディ・シモン(ESP/Burgos BH)とマーク・パデュン(UKR/Bahrain Merida)がDNFとなりました。

第17ステージ:4賞ジャージ+4

ついにモンターニャがマテからデヘントに変わりました。
2位はマテのままで、3位のモレマがマテまで4 pts差に。

ちなみに第18ステージはカテゴリー山岳がないので、完走すればデヘントはモンターニャを第19ステージまでキープできます。

マイヨ・ロホ(総合首位):サイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT)

マイヨ・ベルデ(ポイント賞):アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar)

マイヨ・デ・ルナレス (山岳賞):トーマス・デヘント(BEL/Lotto Soudal)

マイヨ・ブランコ(コンビナーダ):アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar)

チーム優勝:Dimension Data

ステージ優勝:マイケル・ウッズ(CAN/EF Education First – Drapac)

敢闘賞:オマール・フライレ(ESP/Astana)

新人賞:エンリク・マス(ESP/Quick-Step)※総合3位

ステージ7位のゲブレグザビエルを擁するDimension Dataが第9ステージに続いてチーム優勝。

ちなみにステージ2位のトゥーンスがスプリントポイント20 ptsを獲得したので、第17ステージ終了時2位のペテル・サガン(SVK/BORA – hansgrohe)を10 pts上回ってポイント賞2位に。
バルベルデとトゥーンスは24秒差です。

敢闘賞はバスク出身のフライレが獲得しました。

第18ステージ概要

ブエルタのTT以外のステージとしては珍しい、山岳ポイントのないステージです。

  • スタート:ヘヘア・デ・ロス・ガバジェロス
  • フィニッシュ:リェイダ
  • 総距離:186.1km
  • 中間スプリント地点:127km地点
  • 山岳:なし
  • ステージ:平坦
  • 開始時刻:13:08(日本時間20:08)
  • 引用元:大会公式サイト内第18ステージコース紹介ページ

ヘヘア・デ・ロス・ガバジェロス(Ejea de los Caballeros)からリェイダ(Lleida)へ、南東に向かう186.1kmのステージです。

カテゴリー山岳がないことからもわかる通り、上りらしい上りはありません。
スタート地点とフィニッシュ地点の標高差を見ても、全体的に緩やかに下っています。

最後の5kmはラウンドアバウトが6回登場します。
5回目と6回目は右折するので、位置取りや合流に気を付けたいところ。

ラスト2kmから50mほど下ったあとは、フラム・ルージュ手前からラスト200mにかけて緩やかな上り坂。
最後の200mは平坦で、ここで集団スプリント勝負が繰り広げられるでしょう。

第18ステージ展望

リャイドをフィニッシュ地点としたステージは、ここ10年で2回登場。

2010年第12ステージではマーク・カヴェンディッシュ(GBR/Team HTC–Columbia、現Dimension Data)、2015年第12ステージではダニー・ファン・ポッペル(NED/当時Trek Factory Racing、現Lotto NL Jumbo)がステージ優勝。

どちらも集団スプリントでスプリンターが制しています。
今大会と異なる点は2つあり、一つは2010年と2015年は反時計回りのコース設計で、どちらもアンドラ公国をスタート地点にしていること。
もう一つは今回登場しない2級山岳・コル・デ・ボイソルス(Coll de Boixols)を上っていること。

今回はよりスプリンター向きになっています。
このあとスプリンターにチャンスがあるのはマドリードのみなので、未勝の選手は何が何でも勝利したいステージです。

最後に

きょうの第18ステージは、23:00からJSPORTSで中継!
明日のブログは19:30に更新します。

お見逃しなく!

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