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【Vuelta a España 2018】ETAPA12

【Vuelta a España 2018】ETAPA12

【Vuelta a España 2018】ETAPA12

【Vuelta a España 2018】ETAPA12こんにちは、スポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。

8/25~9/16までの間、グランツールの一つブエルタ・ア・エスパーニャVuelta a España)のコース紹介記事を毎日更新しています。
前日のレースの簡単な振り返りも行うので、レースを見逃した人はもちろん、レースを見た人もおさらいとしてご覧ください。

大会公式Twitterアカウント(@lavuelta)や公式アプリも要チェックです!

La Vuelta 2017, presented by ŠKODA

La Vuelta 2017, presented by ŠKODA

第11ステージを振り返り!

今大会最長の207.8kmを走った第11ステージを振り返りましょう!

【Vuelta a España 2018】ETAPA11

第11ステージ:レース展開

今大会最長の第11ステージでは、逃げ集団形成に向けた動きがスタート直後から活性化。
ヴィンチェンツォ・ニバリ(ITA/Bahrain Merida)がアタックすると、今回のステージ終盤のレイアウトと同じコースを走った2016年大会第6ステージでステージ3位のファビオ・フェリーネ(ITA/TREK-Segafread)ら6人の選手が合流します。
しかし、この集団は10km地点を通過したあとで集団へ戻りました。

ニバリ集団がなくなったあと、ディラン・トゥーンス(BEL/BMC)、ルーカス・ポストルベルガー(AUT/BORA – hansgrohe)、トーマス・デヘント(BEL/Lotto Soudal)の3選手が集団を飛び出し、20km地点を過ぎて30秒以上の差をつけます。
そのあと11人の選手による追走集団が形成されましたが、メイン集団がペースを上げて追走集団を吸収。
この時点で3人の先頭集団とのタイム差は20秒を切りましたが、33km地点で集団は再びひとつに。

再び形成された逃げ集団は6人の選手で形成。

  • フランコ・ペリツォッティ(ITA/Bahrain Merida)
  • アレクサンドル・ジェニエス(FRA/AG2R)
  • ダビデ・ヴィレッラ(ITA/Astana)
  • アレッサンドロ・デマルキ(ITA/BMC)
  • ローレンス・デプルス(BEL/Quick-Step)
  • ニコラス・シュルツ(AUS/Caja Rural-RGA)

最初の3級山岳・プエルト・デル・パドルネロ(Puerto del Padornelo)はペリツォッティ、ジェニエス、ヴィレッラの順で通過しました。
その後リチャル・カラパス(ECU/Movistar)とバウケ・モレマ(NED/TREK-Segafread)のグループと、メルハウィ・クドゥス(ERI/Dimension Data)とミハウ・クフィアトコフスキー(POL/Team Sky)、ヘスス・エラダ(ESP/COFIDIS)のグループが先頭集団に合流しますが、後者のグループは50km地点でメイン集団へ。

メイン集団から一人の選手がメカトラブルで遅れました。
1993年以降に生まれた選手で総合最上位の選手に贈られる新人賞暫定トップのミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana)です。
ロペスは単独でメイン集団を追います。

60km地点を過ぎたころ、メイン集団では再びニバリが飛び出そうとするものの失敗。
続いてベンジャミン・キング(USA/Dimension Data)とジャンルーカ・ブランビッラ(ITA/TREK-Segafread)が集団から抜け、1分前を行くロペスの元へ向かいます。
そのころにはメイン集団と先頭集団のタイム差は約9分まで広がりました。

小さな逃げ集団の誕生と消滅をかなり繰り返し、その間にロペスがメイン集団に戻ります。
その後方では第6ステージを制したナセル・ブアニ(FRA/COFIDIS)がリタイアしました。
ブアニがリタイアしたあと、アレクシー・グジャール(FRA/AG2R)とゲオルグ・プライドラー(AUT/Groupama-FDJ)がDNFに。

その後も逃げ集団が生まれては消えるのを繰り返し、19人の逃げ集団が形成。
これで逃げ集団がようやく決まりました。

逃げ集団の中には総合16位のティボー・ピノ(FRA/Groupama-FDJ)やペリツォッティ、デマルキ、トゥーンス、モレマといった前半から逃げに加わっていた選手も含め、次のメンバーが名を連ねています。
この集団はコースが後半戦に入ったところで40秒ほどの差をつけています。

  • ナンス・ピーターズ(FRA/AG2R)
  • オマール・フライレ(ESP/Astana)
  • ニコラス・ロッシュ(IRE/BMC)
  • ラファル・マイカ(POL/BORA – hansgrohe)
  • レオ・ヴァンサン(FRA/Groupama-FDJ)
  • ティシュ・べノート(BEL/Lotto Soudal)
  • ジャック・ヘイグ(AUS/Mitchelton-SCOTT)
  • ウィナー・アナコナ(COL/Movistar)
  • ライアン・ギボンズ(RSA/Dimension Data)
  • ピエール・ローラン(FRA/EF Education First – Drapac)
  • ホナタン・レストレポ(COL/KATUSHA ALPECIN)
  • セルヒオルイス・エナオ(COL/Team Sky)
  • セルヒオ・パルディリャ(ESP/Caja Rural-RGA)
  • ミケル・ビスカラ(ESP/Euskadi)

ピノが暫定マイヨ・ロホになる場面もあり、この逃げ集団とメイン集団とのタイム差は残り80kmを過ぎたあたりで4分14秒まで広がりました。
しかし、この日唯一の2級山岳・アルト・ド・トリベス(Alto do Trives)に入ってからは集団同士のタイム差が縮まり、逃げ集団が山頂を通過するころには3分30秒を切るように。

ラスト65kmになると、ピノとトゥーンスが飛び出し、17人の集団に20秒差をつけます。
追走を試みる選手もいたものの失敗に終わりましたが、2人は10kmも行かないうちに元の集団に戻りました。
ヴァンサンが牽く逃げ集団とMovistarが牽引するメイン集団とのタイム差はフィニッシュまで50kmのところで3分30秒に。

2km後、モレマがアタック。
モレマはしばらく単独で逃げましたが、残り37km地点でピノ、デマルキ、マイカ、ヘイグ、エナオの集団に吸収されます。
この時点でメイン集団とのタイム差は3分です。

その後もロッシュとペリツォッティ、レストレポなどがピノ集団に追いつきます。
メイン集団後方では遅れ始める選手もその頃にはちらほら現れはじめ、プントスのペテル・サガン(SVK/BORA – hansgrohe)もそのひとりに。

デマルキ、ロッシュ、レストレポが先頭に出ますが、ロッシュは24kmを残して脱落。
最後の山岳・アルト・デル・ミラドル・デ・サベソス(Alto del Mirador de Cabezoas)の頂上まで5kmを残してデマルキが単独先頭になり、後続との差を広げます。
しかし、山頂手前でレストレポがデマルキに追いつき、その後ろにいたロッシュは逃げ集団に合流しました。

残り10kmにさしかかっても、メイン集団とのタイム差は3分をキープ。
グループ・ピノとのタイム差も50秒に。
デマルキまたはレストレポのステージ優勝が現実味を帯びてきます。
後方からはペリツォッティとピーターズが2人を追い始めました。

ラスト5kmになると2人はペリツォッティに52秒、ピノ集団に1分半近くの差をつけます。
EF Education First-Drapacがペースを上げるメイン集団とのタイム差は3分前後から変わっていません。

デマルキのペースにレストレポが付いていけずに脱落。
そのままデマルキが逃げ切ってステージ優勝しました。

第11ステージ:ステージ順位

ピノ以外の総合勢はアレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar)を先頭に12位集団でフィニッシュ。
彼らに対し、ピノはこのステージで12秒を稼ぎました。

  1. アレッサンドロ・デマルキ(ITA/BMC):4h 52′ 38
  2. ホナタン・レストレポ(COL/KATUSHA ALPECIN):+ 00′ 28
  3. フランコ・ペリツォッティ(ITA/Bahrain Merida):+ 00′ 59
  4. ナンス・ピーターズ(FRA/AG2R):+ 01′ 24
  5. ディラン・トゥーンス(BEL/BMC):+ 01′ 45
  6. ティシュ・べノート(BEL/Lotto Soudal):+ 01′ 46
  7. ラファル・マイカ(POL/BORA – hansgrohe):+ 01′ 46
  8. ニコラス・ロッシュ(IRE/BMC):+ 01′ 48
  9. セルヒオルイス・エナオ(COL/Team Sky):+ 01′ 50
  10. ティボー・ピノ(FRA/Groupama-FDJ):+ 01′ 50

大ベテランでいうとステージ2勝で総合2位、なおかつコンビナーダを着用するバルベルデに注目がいきがちですが、今ステージ3位のペリツォッティは今大会の最年長選手。
1月に40歳になったペリツォッティはツール・ド・フランスにも出場し、総合60位でパリのステージを完走しています。

第11ステージ:総合順位

トップ10の顔ぶれに変化はないものの、エマヌエル・ブッフマン(GER/BORA – hansgrohe)がタイムを8秒失い、5位と6位は同タイム差です。

11位以下ではダビ・デラクルス(ESP/Team Sky)とファビオ・アル(ITA/UAE-TeamEmirates)が遅れています。

  1. サイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT):41h 03′ 00
  2. アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar):+ 00′ 01
  3. ナイロ・キンタナ(COL/Movistar):+ 00′ 14
  4. ヨン・イサギレ(ESP/Bahrain Merida):+ 00′ 17
  5. トニー・ガロパン(FRA/AG2R):+ 00′ 24
  6. エマヌエル・ブッフマン(GER/BORA – hansgrohe):+ 00′ 24
  7. ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana):+ 00′ 27
  8. リゴベルト・ウラン(COL/EF Education First – Drapac):+ 00′ 32
  9. ステフェン・クライスヴァイク(NED/Lotto NL Jumbo):+ 00′ 43
  10. ジョージ・ベネット(NZL/Lotto NL Jumbo):+ 00′ 47

ブアニ、グジャール、プライドラーがDNF。
第2週は2日目を終えて5名の選手がすでにブエルタを去っています。

第11ステージ:4賞ジャージ+4

第10ステージでサガンに譲ったプントスを、1日でバルベルデが奪回。
コンビナーダは第10ステージ同様キングが代理着用します。

マイヨ・ロホ(総合首位):サイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT)

マイヨ・ベルデ(ポイント賞):アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar)

マイヨ・デ・ルナレス (山岳賞):ルイスアンヘル・マテ(ESP/COFIDIS)

マイヨ・ブランコ(コンビナーダ):アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar)

チーム優勝:アレッサンドロ・デマルキ(ITA/BMC)

ステージ優勝:BMC Racing Team

敢闘賞:バウケ・モレマ(NED/TREK-Segafread)

新人賞:ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana)※総合7位

敢闘賞はモレマが第5ステージ以来の、今大会2度目の獲得。
チーム優勝はステージ1位、5位、8位(デマルキ、トゥーンス、ロッシュ)と、3人をトップ10に送り込んだBMCが文句なしの受賞です。

第12ステージ概要

第12ステージは中級山岳ステージ。
明日からの上級山岳3連続に向けて、各選手の戦い方に注目が集まります。

  • スタート:モンドニェード
  • フィニッシュ:ファーロ・デ・エスタカ・デ・バレス-マニョン
  • 総距離:181.1km
  • 中間スプリント地点:157km
  • 山岳:Alto de Cadeira(3級)、Alto de San Pedro(3級)
  • ステージ:中級山岳
  • 開始時刻:12:17(日本時間19:17)
  • 引用元:大会公式サイト内第12ステージコース紹介ページ

モンドニェード(Mondoñedo)をスタートし、スペイン最北端の街・ファーロ・デ・エスタカ・デ・バレス-マニョン(Faro de Estaca de Bares. Mañón)へ向かう、181.1kmのステージです。

中級山岳ステージとしてはステージ全体の標高が低く、2つある3級山岳も勾配が緩いのが特徴。

アクチュアル・スタート早々にアルト・デ・カディーラ(Alto de Cadeira)への上りが始まり、170km以上を残して早くもステージ最高標高地点に到達します。
アルト・デ・カディーラを下ってからは100km近く、標高110m以下のガリシア海岸沿いを進みます。

2つ目の山岳・アルト・デ・サン・ペドロ(Alto de San Pedro)を上り切るのは、ラスト50kmを切ってから。
エスタカ・デ・バレス岬へ行く道を一度はスルーして直進し、残り20km地点の中間スプリントポイントを通過してから反時計回りに行って最北端の岬へ向かいます。

ラストは道幅が非常に狭く、上のラスト1.5km地点辺りの下りきったところで左折すると2車線から1車線になります。
とても複数のチームがトレインを形成できるような状態でないことは確かです。

幅員減少の時点で後方にいるとそのままステージ順位に影響する上に、道幅が狭いため少し後方にいるだけでタイム差もあっという間についてしまいます。
総合勢はもちろんステージ優勝やフィニッシュ地点のスプリントポイントを狙う選手は、ラスト10kmあたりから集団前方にいることが絶対条件です。

第12ステージ展望

ラストのコースレイアウトからしても、逃げ切り有利なステージです。
第11ステージで逃げに乗り切れなかった選手はステージ優勝を狙いたいところ。

第11ステージのような大きな逃げ集団が形成されるか、3~5人の少数精鋭になるかはわかりませんが、道幅がぐっと狭まるラストの前からロングスパートをできる脚力が勝負のカギになりそうです。

もちろんスプリンター勢にもチャンスがあるレイアウトなので、Quick-Step floorsやBORA-hansgroheなどのスプリンターを擁するチームがどこまで逃げを容認するかもポイント。
ルーカス・ポストルベルガー(AUT/BORA – hansgrohe)らこれまでのステージでも集団でペースメイクをしてきた選手たちの動向にも目が離せません。

最後に

きょうの第12ステージは、22:30からJSPORTSで中継!
明日のブログは18:57に更新します。

お見逃しなく!

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