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【Vuelta a España 2018】ETAPA10

【Vuelta a España 2018】ETAPA10

【Vuelta a España 2018】ETAPA10こんにちは、スポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。

8/25~9/16までの間、グランツールの一つブエルタ・ア・エスパーニャVuelta a España)のコース紹介記事を毎日更新しています。
前日のレースの簡単な振り返りも行うので、レースを見逃した人はもちろん、レースを見た人もおさらいとしてご覧ください。

大会公式Twitterアカウント(@lavuelta)や公式アプリも要チェックです!

La Vuelta 2017, presented by ŠKODA

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第9ステージを振り返り!

逃げ切リステージ優勝が決まった第9ステージを振り返りましょう!

【Vuelta a España 2018】ETAPA09

第9ステージ:レース展開

逃げ集団は11人。
モンターニャのルイスアンヘル・マテ(ESP/COFIDIS)、アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar)に代わってコンビナーダを繰り下げ着用するベンジャミン・キング(USA/Dimension Data)を含む、以下のメンバーです。

  • ディラン・トゥーンス(BEL/BMC)
  • トーマス・デヘント(BEL/Lotto Soudal)
  • レト・ホレンシュタイン(SUI/KATUSHA ALPECIN)
  • トム・レーゼル(NED/Lotto NL Jumbo)
  • バウケ・モレマ(NED/TREK-Segafread)
  • ヘスス・エスケラ(ESP/Burgos BH)
  • リュイス・マス(ESP/Caja Rural-RGA)
  • ケネット・ヴァンビルセン(BEL/COFIDIS)
  • アリツ・バグエス(ESP/Euskadi)

20km手前ではマイヨ・ロホのルディ・モラール(FRA/Groupama-FDJ)が路肩でストップ。
モラールが合流したメイン集団は初日の新人賞・バンジャマン・トマ(FRA/Groupama-FDJ)が牽引。
メイン集団と逃げ集団の差は30kmで4分近くに。

30kmを過ぎたあと、メイン集団後方で落車が発生。
落車自体の規模は大きくないものの、巻き込まれた選手はかなり重症。
ロイック・シェトゥ(FRA/COFIDIS)やガリコイツ・ブラボ(ESP/Euskadi)が巻き込まれました。
シェトゥはジャージのバックや足元もビリビリに破れています。

この落車で一番の重傷を負ったのがミカエル・シュレル(FRA/AG2R)。
しばらく立ち上がれずDNFかと思われましたが、レースドクターとともにレースに復帰しました。

52.3km地点の1級山岳・プエルト・デル・ピコ(Puerto del Pico)はマテ、モレマ、キング、デヘント、マスの順で通過。
ピコを下ってまもなく、2級山岳・アルト・デ・グレドス(Alto de Gredos)の上りが始まります。
こちらもマテ、モレマ、キングの順で通過し、タイム差は5分以上になっています。

45.3km内に通過する3つのカテゴリー山岳の最後、3級山岳・プエルト・デ・ペーニャネグラ(Puerto de Peña Negra)へ。
ここはマテ、デヘント、キングの順で通過。

Groupama-FDJが牽くメイン集団と逃げ集団のタイム差は最大6分38秒、残り100kmで6分28秒に。
キングは第8ステージ終了時点でモラールとのタイム差が6分34秒だったので、キングが暫定マイヨ・ロホになることもありました。

一時的にタイム差は縮まりましたが、ペーニャネグラの下りで8分近くまで広がります。
残り50km地点では差がさらに広がり、9分30秒前後に。

逃げ集団に変化があったのは、ラスト30km地点。
デヘントが集団を抜け出しました。

すぐ後ろについていったのはキングで、マス、モレマ、トゥーンスもつき、5人が先頭集団に。
2kmでホレンシュタインが先頭集団に追いつき、6人になります。
その間メイン集団もタイム差を詰め、8分を切るようになりました。

ラスト20kmを切ってマテとキングが飛び出し、その先の石畳区間ではキングが単独先頭。
後方の追走集団にはマテが合流し、5人に。
さらに後方はエスケラとレーゼル、ヴァンビルセンとバグエスの2人ずつのグループを形成しています。

Team SkyやAstanaが交代で牽くメイン集団と先頭のキングとのタイム差は、キングが残り15km地点を通過した時点で6分12秒。
そのころ、メイン集団はようやく石畳区間を通過し始めます。

ラスト9.8kmでいよいよ超級山岳・アルト・デ・ラ・コバティリャ(Alto de La Covatilla)へ。
プロフィール上は平均勾配7.1%、最大勾配12%ですが、最初と最後(あわせて約3km)は勾配がぐっと緩くなるため、中間区間の上りはプロフィール以上に急勾配。
この時点で、キングとマスが吸収されて6人になった2位集団とのタイム差は1分30秒、メイン集団との差は6分20秒です。

残り10kmを切り、再びマスが前に出て単独2位に。
ほかの5人はすぐにはついていきませんでした。
しかし残り8.5kmでモレマがマスに追いつき、そのままマスを抜いて一人でキングを追います。

残り5kmをキングが切るころには、モレマとのタイム差は30秒を切るように。
マイヨ・ロホのモラールはラファル・マイカ(POL/BORA – hansgrohe)が牽くメイン集団のペースについていけず、単独で遅れました。
モラールの前にも、エンリク・マス(ESP/Quick-Step)やイルヌール・ザカリン(RUS/KATUSHA ALPECIN)などメイン集団から遅れる選手が。

徐々にキングとモレマのタイム差は縮まっていましたが、20秒前後からタイム差が一定になります。
モレマはキングを視界にとらえるものの、タイム差を縮められずにいる状態です。

セップ・クース(USA/Lotto NL Jumbo)が牽くメイン集団では、ミハウ・クフィアトコフスキー(POL/Team Sky)が遅れます。

キングがフラム・ルージュを通過して、2人のタイム差は25秒にかえって開きました。
そのまま第4ステージに続いてキングが逃げ切り成功。
モレマは50秒近く遅れて2位でフィニッシュしました。

メイン集団では、総合有力勢のミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana)やナイロ・キンタナ(COL/Movistar)らがアタック。
バルベルデやサイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT)はいません。

ウィルコ・ケルデルマン(NED/Team Sunweb)、ヨン・イサギレ(ESP/Bahrain Merida)、ロペス、キンタナ、リゴベルト・ウラン(COL/EF Education First – Drapac)が抜け出し、そのままステージ4位から8位に入りました。

第9ステージ:ステージ順位

第2ステージ・第8ステージのバルベルデに続いて、キングも第4ステージに次ぐステージ2勝目を挙げました。

  1. ベンジャミン・キング(USA/Dimension Data):5h 30′ 38
  2. バウケ・モレマ(NED/TREK-Segafread):+ 00′ 48
  3. ディラン・トゥーンス(BEL/BMC):+ 02′ 38
  4. ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana):+ 02′ 40
  5. ナイロ・キンタナ(COL/Movistar):+ 02′ 40
  6. ウィルコ・ケルデルマン(NED/Team Sunweb):+ 02′ 40
  7. リゴベルト・ウラン(COL/EF Education First – Drapac):+ 02′ 43
  8. ヨン・イサギレ(ESP/Bahrain Merida):+ 02′ 46
  9. サイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT):+ 02′ 49
  10. ジョージ・ベネット(NZL/Lotto NL Jumbo):+ 03′ 02

11位以降はバルベルデ、ティボー・ピノ(FRA/Groupama-FDJ)、ステフェン・クライスヴァイク(NED/Lotto NL Jumbo)、トニー・ガロパン(FRA/AG2R)、エマヌエル・ブッフマン(GER/BORA – hansgrohe)、ファビオ・アル(ITA/UAE-TeamEmirates)と続きます。

第9ステージ:総合順位

第8ステージ終了時点でモラールと51秒差だったサイモン・イェーツが総合トップに。

  1. サイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT):36h 54′ 52
  2. アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar):+ 00′ 01
  3. ナイロ・キンタナ(COL/Movistar):+ 00′ 14
  4. エマヌエル・ブッフマン(GER/BORA – hansgrohe):+ 00′ 16
  5. ヨン・イサギレ(ESP/Bahrain Merida):+ 00′ 17
  6. トニー・ガロパン(FRA/AG2R):+ 00′ 24
  7. ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana):+ 00′ 27
  8. リゴベルト・ウラン(COL/EF Education First – Drapac):+ 00′ 32
  9. ステフェン・クライスヴァイク(NED/Lotto NL Jumbo):+ 00′ 43
  10. ジョージ・ベネット(NZL/Lotto NL Jumbo):+ 00′ 48

11位以降はアル、エンリク・マス、ダビ・デラクルス(ESP/Team Sky)、ケルデルマン、クフィアトコフスキー、ピノ、マイヨ・ロホをここまでキープしたモラール、ステージ優勝のキングと続きます。

第9ステージ:4賞ジャージ+4

サイモン・イェーツが5月のジロ・デ・イタリアに続いて、リーダージャージを持って第1休息日に入ります。

マイヨ・ロホ(総合首位):サイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT)

マイヨ・ベルデ(ポイント賞):アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar)

マイヨ・デ・ルナレス (山岳賞):ルイスアンヘル・マテ(ESP/COFIDIS)

マイヨ・ブランコ(コンビナーダ):アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar)

チーム優勝:Dimension Data

ステージ優勝:ベンジャミン・キング(USA/Dimension Data)

敢闘賞:リュイス・マス(ESP/Caja Rural-RGA)

新人賞:ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana)※総合7位

マイヨ・ロホ以外では、新人賞が総合11位のエンリク・マスから総合7位のロペスに変わっています。
第9ステージに引き続き、コンビナーダはキングが繰り下げ着用します。

第10ステージ概要

休息日明けの第10ステージは、西へ進みポルトガルとの国境付近を通過するコースです。

  • スタート:サラマンカ-VIIIセンテナリオ・ウニバシダド・デ・サラマンカ
  • フィニッシュ:フェルモセリェ-ベルミージョ・デ・サヤゴ
  • 総距離:177.0kmkm
  • 中間スプリント地点:135.3km
  • 山岳:Alto de Fermoselle(3級)
  • ステージ:平坦
  • 開始時刻:13:21(日本時間20:21)
  • 引用元:大会公式サイト内第10ステージコース紹介ページ

第9ステージのフィニッシュ地点・ラ・コバティリャ(La Covatilla)から80kmほど北上したところにある街・サラマンカ(Salamanca)にある、現存するスペイン最古の大学・サラマンカ大学(Universidad de Salamanca)から第10ステージはスタート。
サラマンカ大学は設立800年を迎えますが、歴史あるキャンパスはとても大学には見えません。

コース内標高差も440m(143km地点の410m~44km地点の850m)と、ブエルタには珍しいくらいの平坦ステージ。

山岳は3級山岳・アルト・デ・フェルモセリェ(Alto de Fermoselle)がラスト30kmを切ったところで登場するのみ。


ラスト5kmもほとんど平坦です。
フェルモセリェ-ベルミージョ・デ・サヤゴ(Fermoselle. Bermillo de Sayago)のフィニッシュ地点では豪華なスプリント勝負を見ることができます。

第10ステージ展望

ご紹介の通り非常にフラットなステージなので、休息日明けにコンディションを崩した選手もどうにか乗り切れるでしょう。
金曜日からは上級山岳ステージが3日間続くので、それまでには立て直したいところ。

今大会の第1週に登場した平坦ステージでスプリンターが勝利したのは、ナセル・ブアニ(FRA/COFIDIS)の第6ステージのみ。
エリア・ヴィヴィアーニ(ITA/Quick-Step)が勝利した第3ステージは中級山岳ステージでした。

次の平坦ステージは、9日後の第18ステージ。
ブエルタなのである程度上れるスプリンターが集まっているはずですが、上級山岳ステージでタイムアウトになる恐れがあるなら絶対にここで1勝したいところです。

ヴィヴィアーニやブアニがバルベルデ、キングに次ぐステージ2勝目をあげるか、プントス2位のペテル・サガン(SVK/BORA – hansgrohe)がバルベルデからプントスをもぎ取るか、それとも他のスプリンターにチャンスが回ってくるか…。
決して「今日は移動ステージだから」と気を抜くことはできないステージです。

最後に

きょうの第10ステージは、23:00からJSPORTSで中継!
明日のブログは18:04に更新します。

お見逃しなく!

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