【Vuelta a España 2018】Descanso1
こんにちは、スポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。
8/25~9/16までの間、グランツールの一つブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a España)のコース紹介記事を毎日更新しています。
前日のレースの簡単な振り返りも行うので、レースを見逃した人はもちろん、レースを見た人もおさらいとしてご覧ください。
きょうは休息日なので、第1週(第1ステージ~第9ステージ)のまとめ記事をお届けします。
大会公式Twitterアカウント(@lavuelta)や公式アプリも要チェックです!
ブエルタ・ア・エスパーニャ2018 第1週 記事まとめ
休息日を区切りにしてまとめています。
第1週はスペイン南部のマラガ(Málaga)から西部の山岳・ラ・コバティリャ(La Covatilla)まで1437.1kmを移動しました。
第1ステージ(8/25)~第9ステージ(9/2)
第1ステージ:マラガ~マラガ/ITT/8.0km
9年ぶりに個人タイムトライアルで幕開けをしたブエルタ・ア・エスパーニャ。
ローハン・デニス(AUS/BMC)が下馬評通りマイヨ・ロホを手にしました。
第2ステージ:マルベーリャ~カミニート・デル・レイ/平坦/163.5km
”平坦詐欺”とも言われ、予想されていた以上にタイム差が開いたステージ。
アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar)が早くもスペイン人選手として最初の白星を挙げ、マイヨ・ロホはミハウ・クフィアトコフスキー(POL/Team Sky)へ。
第3ステージ:ミハス~アラウリン・デ・ラ・トレ/中級山岳/178.2km
ブエルタには珍しいくらいの平坦ステージ。
スプリンター勢による集団スプリントを制したのはイタリアチャンピオンジャージのエリア・ヴィヴィアーニ(ITA/Quick-Step)。
第4ステージ:ベレス-マラガ~アルファカル・シエラ・デ・ラ・アルファグアラ/中級山岳/161.4km
9つある山頂ステージのうち2つ目が早くも登場。
逃げ集団のベンジャミン・キング(USA/Dimension Data)が逃げ切りに成功し、グランツール初勝利を挙げました。
第5ステージ:グラナダ~ロケタス・デ・マル/中級山岳/188.7km
25選手による大規模な逃げが見られたステージ。
サイモン・クラーク(AUS/EF Education First – Drapac)がゴール前スプリントを制しました。
ステージ終了後、マイヨ・ロホはルディ・モラール(FRA/Groupama-FDJ)へ。
第6ステージ:ウエルカル・オベラ~ハビエル-マール・メノール/平坦/155.7km
リッチー・ポート(AUS/BMC)が120km近く逃げ続けるという、意外な展開になったステージ。
スプリント勝負ではナセル・ブアニ(FRA/COFIDIS)がヴィヴィアーニら強敵を抑えました。
第7ステージ:プエルト・ルンブレラス~ポソ・アルコン/平坦/185.7km
クフィアトコフスキーが落車でタイムを失うなど、総合上位勢にも変動があったステージ。
トニー・ガロパン(FRA/AG2R)がブエルタ初のステージ優勝を達成しました。
第8ステージ:リナーレス~アルマデン/平坦/195.1km
逃げ集団が最大12分差の大逃げをしたステージ。
スプリンターや総合上位勢がトップ10にひしめく中、バルベルデがステージ2勝目をあげました。
第9ステージ:タラベラ・デ・ラ・レイナ~ラ・コバティリャ/上級山岳/200.8km
逃げに入ったキングが第4ステージに次いでステージ2勝目。
サイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT)が5月のジロ・デ・イタリアに続いて、リーダージャージを持って第1休息日に入ります。
第1週:総合順位
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1週目を終えて総合トップ10は48秒の中にひしめき合っています。
ちょっとの遅れやボーナスタイムですらマイヨ・ロホのキープが難しいのが、いまのサイモン・イェーツ。
第2週に今の総合トップ10の顔ぶれが変わらない保証はまったくありません。
- サイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT):36h 54′ 52
- アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar):+ 00′ 01
- ナイロ・キンタナ(COL/Movistar):+ 00′ 14
- エマヌエル・ブッフマン(GER/BORA – hansgrohe):+ 00′ 16
- ヨン・イサギレ(ESP/Bahrain Merida):+ 00′ 17
- トニー・ガロパン(FRA/AG2R):+ 00′ 24
- ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana):+ 00′ 27
- リゴベルト・ウラン(COL/EF Education First – Drapac):+ 00′ 32
- ステフェン・クライスヴァイク(NED/Lotto NL Jumbo):+ 00′ 43
- ジョージ・ベネット(NZL/Lotto NL Jumbo):+ 00′ 48
ちなみに総合11位はファビオ・アル(ITA/UAE-TeamEmirates)。
ベネットと20秒差で、サイモンとは1分以上差があります。
総合20位のジャック・ヘイグ(AUS/Mitchelton-SCOTT)までが5分以内にいるので、11位以下からの逆転も十分可能です。
第1週は第8ステージでDNSのマウリツ・ラメルティンク(NED/KATUSHA ALPECIN)を除く175名が完走しました。
今年のグランツールでは各大会の第9ステージまでにジロで6名、ツールで9名でがリタイアしています。
ブエルタでのリタイア選手は現時点では圧倒的に少ないのが特徴です。
ひとりでも多くの選手がマドリードまで完走できるよう、応援しています。
第1週:4賞ジャージ+4
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バルベルデがプントスとコンビナーダの2枚を獲得しています。
コンビナーダはキング(総合18位)が繰り下げ着用予定。
マイヨ・ロホ(総合首位):サイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT)
マイヨ・ベルデ(ポイント賞):アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar)
マイヨ・デ・ルナレス (山岳賞):ルイスアンヘル・マテ(ESP/COFIDIS)
マイヨ・ブランコ(コンビナーダ):アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar)
チーム優勝:Lotto NL Jumbo
新人賞:ミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana)※総合7位
第9ステージ終了時点でLotto NL Jumboが110h 44’52でチーム首位につけています。
1993年以降に生まれた選手を対象にした新人賞は、2位のエンリク・マスがロペスから48秒差(総合11位)、3位のローレンス・デプルス(BEL/Quick-Step)が2分50秒差(総合19位)。
4位のクリスティアン・ロドリゲス(ESP/Caja Rural-RGA)はロペスから10分以上開くので、新人賞争いは三つ巴の戦いです。
最後に
明日から始まる第2週のブログは、下記の時間に更新します!
第10ステージ:09/04(火)19:21
第11ステージ:09/05(水)18:04
第12ステージ:09/06(木)18:17
第13ステージ:09/07(金)18:57
第14ステージ:09/08(土)18:55
第15ステージ:09/09(日)18:44
第2週もお見逃しなく!