Akane Ikeno

sports journarist and ...?

【Vuelta a España 2018】ETAPA03

【Vuelta a España 2018】ETAPA03

【Vuelta a España 2018】ETAPA03こんにちは、スポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。

8/25~9/16までの間、グランツールの一つブエルタ・ア・エスパーニャVuelta a España)のコース紹介記事を毎日更新しています。
前日のレースの簡単な振り返りも行うので、レースを見逃した人はもちろん、レースを見た人もおさらいとしてご覧ください。

大会公式Twitterアカウント(@lavuelta)や公式アプリも要チェックです!

La Vuelta 2017, presented by ŠKODA

La Vuelta 2017, presented by ŠKODA

第2ステージを振り返り!

早くも総合勢に大きな差がついた”平坦ステージ”を振り返りましょう!

【Vuelta a España 2018】ETAPA02

第2ステージ:レース展開

アクチュアル・スタートから10分未満で、以下の7選手の逃げ集団が形成されました。

  • アレクシー・グジャール(FRA/AG2R)
  • トーマス・デヘント(BEL/Lotto Soudal)
  • ピエール・ローラン(FRA/EF Education First – Drapac)
  • パブロ・トレス(ESP/Burgos BH)
  • ヨナタン・ラストラ(ESP/Caja Rural-RGA)
  • ルイスアンヘル・マテ(ESP/COFIDIS)
  • エクトル・サエス(ESP/Euskadi)

UCIワールドチームに所属する3選手は、いずれもグランツールの優勝経験者です。

  • デヘント:2012年ジロ第20ステージ、2016年ツール第12ステージ、ブエルタ2017年第19ステージ
  • ローラン:2011年ツール第19ステージ、2012年ツール第11ステージ、ジロ2017年第17ステージ
  • グジャール:2015年ブエルタ第19ステージ

スタートから7.5kmでいきなり登場する2級山岳・プエルト・デ・オヘン(Puerto de Ojèn)とフィニッシュ地点になるアルト・デ・グアダルオルセ(Alto de Guadalhorce)は、ともにマテ、デヘント、ローランの順で通過。

プエルト・デ・オヘンを下りきったころには7名の逃げ集団とマイヨ・ロホのローハン・デニス(AUS)率いるBMCが引くメイン集団とのタイム差は3分前後で安定します。

残り100kmを過ぎたあたりからタイム差が徐々に縮まり始めますが、メイン集団で落車が発生。
ともにチームのエースナンバーをつけるイルヌール・ザカリン(RUS/KATUSHA ALPECIN)とウィルコ・ケルデルマン(NED/Team Sunweb)が巻き込まれました。
一旦縮まりかけたタイム差は再び広がり始め、残り80km手前で4分差まで広がります。

BORA-hansgroheがBMCとともに集団を引き始めると、逃げとのタイム差が縮まり始めます。
そのころ、”逃げ”の代名詞ともいえるデヘントが逃げ集団から脱落し、残り50kmを切った辺りでメイン集団に吸収されました。

3級山岳・アルト・デ・アルダレス(Alto de Ardales)はマテ、ローラン、グジャールの順で通過。
マテはフィニッシュすればモンターニャを獲得します。

フィニッシュ33km手前でグジャールがペースを上げ、ローランだけが反応します。
彼らについていけないプロコンチネンタルチーム所属の逃げ選手は、6kmほどでMovistarが引くメイン集団に吸収されました。
逃げ続けているグジャールとローランとのタイム差は49秒です。

残り21kmでグジャールが離れ、その2km後にはローランも吸収されて集団は1つに。
集団の前にはTeam Skyが出て”Sky トレイン”を形成します。

この辺りから遅れる選手も。
マイヨ・ロホのデニス、デニスのチームメイトでBMCのエースナンバーをつけるリッチー・ポート(AUS)。
残り8kmになると今大会で1番ゼッケンを着用するヴィンチェンツォ・ニバリ(ITA/Bahrain Merida)も集団についていけません。

残り7.1kmでフィニッシュ地点・カミニート・デル・レイ(Caminito del Rey)への上りがスタート。
ホナタン・カストロビエホ(ESP/Team Sky)を中心としたTeam Skyによる集団牽引が続きます。
モンターニャを着るネルソン・オリベイラ(POR/Movistar)の残り3.5kmでのアタックで集団の人数がかなり絞られました。

ラスト1kmになるとローレンス・デプルス(BEL/Quick-Step)がチームの年間59勝目を目指してアタック。
少しの間デプルスが単独で逃げたものの、後ろから猛追したバルベルデとクフィアトコフスキーの一騎打ちに。
最後はバルベルデがクフィアトコフスキーをかわしてブエルタ11勝目を挙げました。

第2ステージ:ステージ順位

ケルデルマン、ウラン、キンタナ、ピノといった総合有力候補の選手たちがタイム差を最小限に抑える走りを見せました。

  1. アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar):4h 13′ 01
  2. ミハウ・クフィアトコフスキー(POL/Team Sky):+ 00′ 00
  3. ローレンス・デプルス(BEL/Quick-Step):+ 00′ 03
  4. ウィルコ・ケルデルマン(NED/Team Sunweb):+ 00′ 03
  5. ジョージ・ベネット(NZL/Lotto NL Jumbo):+ 00′ 03
  6. トニー・ガロパン(FRA/AG2R):+ 00′ 03
  7. エマヌエル・ブッフマン(GER/BORA – hansgrohe):+ 00′ 03
  8. リゴベルト・ウラン(COL/EF Education First – Drapac):+ 00′ 03
  9. ナイロ・キンタナ(COL/Movistar):+ 00′ 03
  10. ティボー・ピノ(FRA/Groupama-FDJ):+ 00′ 03

主な総合勢では、8秒差に次の5選手が。

  • 14位:ステフェン・クライスヴァイク(NED/Lotto NL Jumbo)
  • 15位:ヨン・イサギレ(ESP/Bahrain Merida)
  • 19位:ファビオ・アル(ITA/UAE-TeamEmirates)
  • 21位:サイモン・イェーツ(GBR/Mitchelton-SCOTT)
  • 22位:バウケ・モレマ(NED/TREK-Segafread)

19秒差の32位にミゲルアンヘル・ロペス(COL/Astana)、落車したザカリンが1分1秒差の47位と続きます。

ラスト10kmを切って遅れたニバリは4分4秒差の81位に沈み、早くも総合争いから1番ゼッケンが脱落しました。
ニバリのゴールからおよそ9分30秒後にフィニッシュしたのがポートとデニスのBMC勢。
ポートは急性胃腸炎から復調しての総合争いが期待されていましたが、2日目にして脱落を余儀なくされることに。

第2ステージ:総合順位

総合は昨日・今日と2日間ステージ2位のクフィアトコフスキーがトップに。

  1. ミハウ・クフィアトコフスキー(POL/Team Sky):4h 22′ 40
  2. アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar):+ 00′ 14
  3. ウィルコ・ケルデルマン(NED/Team Sunweb):+ 00′ 25
  4. ローレンス・デプルス(BEL/Quick-Step):+ 00′ 28
  5. ヨン・イサギレ(ESP/Bahrain Merida):+ 00′ 30
  6. ファビオ・フェリーネ(ITA/TREK-Segafread):+ 00′ 30
  7. エマヌエル・ブッフマン(GER/BORA – hansgrohe):+ 00′ 32
  8. トニー・ガロパン(FRA/AG2R):+ 00′ 33
  9. ナイロ・キンタナ(COL/Movistar):+ 00′ 33
  10. バウケ・モレマ(NED/TREK-Segafread):+ 00′ 35

第1ステージをデニスから22秒差で、第2ステージをクフィアトコフスキーから8秒差でしのいだフェリーネが総合で6位にジャンプアップしています。

第2ステージ:4賞ジャージ+4

昨日デニスが獲得したジャージをすべてクフィアトコフスキーが引き継ぐ形に。
明日の第3ステージはバルベルデがプントスを、デプルスがコンビナーダを着用します。

マイヨ・ロホ(総合首位):ミハウ・クフィアトコフスキー(POL/Team Sky)

マイヨ・ベルデ(ポイント賞):ミハウ・クフィアトコフスキー(POL/Team Sky)

マイヨ・デ・ルナレス (山岳賞):ルイスアンヘル・マテ(ESP/COFIDIS)

マイヨ・ブランコ(コンビナーダ):ミハウ・クフィアトコフスキー(POL/Team Sky)

チーム優勝:BORA – hansgrohe

ステージ優勝:アレハンドロ・バルベルデ(ESP/Movistar)

敢闘賞:ルイスアンヘル・マテ(ESP/COFIDIS)

新人賞:ローレンス・デプルス(BEL/Quick-Step)※総合4位

新人賞はラスト1kmでアタックしたデプルスが獲得。
敢闘賞はモンターニャを獲得したマテがファン投票によって選出されました。

第3ステージ概要

第3ステージは178.2kmの中級山岳ステージです。

海に近いミハス(Mijas)スタートして西へ進んでから大きく迂回し、スタート地点からみて北東に位置するアラウリン・デ・ラ・トレ(Alhaurín de la Torre)でフィニッシュします。
ちなみにミハスとアラウリン・デ・ラ・トレは直線距離ではたったの15km、道路上の距離でも25kmしか離れていません。

  • スタート:ミハス
  • フィニッシュ:アラウリン・デ・ラ・トレ
  • 総距離:178.2km
  • 中間スプリントポイント:152km地点
  • 山岳:Puerto del Madroño(1級)、Puerto del Viento(3級)
  • ステージ:中級山岳
  • 開始時刻:13:06(日本時間20:06)
  • 引用元:大会公式サイト内第3ステージコース紹介ページ

第2ステージのスタート地点・マルベーリャ(Marbella)へ戻るように西へ進み、23km地点のサン・ベドロ・アルカンタラ(San Pedro de Alcántara)で北上。
時計回りに内陸を回ってラスト17.2km地点のベナルマデラ(Benalmádena)を境に海沿いのコースに出て、アラウリン・デ・ラ・トレでフィニッシュ。


サン・ベドロ・アルカンタラ~ベナルマデラは山岳地帯地帯ですが、スタート~サン・ベドロ・アルカンタラ、ベナルマデラ~ゴールはほぼフラットなコースです。
45.6km地点の1級山岳・プエルト・デル・マドローニョ(Puerto del Madroño)は平均勾配こそ4.9%ですが、20.1kmで1,000m近く上ります。

プエルト・デル・マドローニョを越えたあとは75km地点から3級山岳・プエルト・デル・ビエント(Puerto del Viento)への上りがスタート。
3級山岳が終わるとアップダウンを繰り返しながらもベナルマデラへ向けて下っていきます。

中間スプリント地点があるミハスを通過したあとは約10kmで300mを下り、海沿いに。

ちなみにスタート地点と中間スプリント地点は同じ”ミハス”と公式サイトでは紹介されていますが、じつは別の場所。
正式にはスタート地点が”ラ・カラ・デ・ミハス(La Cala de Mijas)”という街で、中間スプリント地点が”ミハス”です。

 

残り10kmを切ってから再び内陸に入っていき、ラスト4.1kmで左折したらあとは直進。
今大会最初のスプリントフィニッシュを観ることができるでしょう。

第3ステージ展望

スプリントステージではないものの、コースレイアウトからもスプリントが予想されます。
1級山岳・プエルト・デル・マドローニョで大幅にメイン集団から離されたとしても、立て直しが可能な距離です。

プントス有力候補のひとりペテル・サガン(SVK/BORA – hansgrohe)は、昨日の第2ステージをリッチー・ポートらと同じ13分31秒遅れの集団でフィニッシュ。
ツール・ド・フランス第17ステージの落車からの復調に時間がかかっているとのこと。

後半に5つの山岳を含む今年のツール・ド・フランス第5ステージでスプリント勝負を制したように、このステージはどちらかといえばサガン向きといえます。
サガンが調子を上げてプントス獲得に近づくか、他チームのスプリンターが活躍を見せるか、注目です。

プエルト・デル・マドローニョでアタックを仕掛けるのは逃げ集団くらいであり、スプリンターで1勝を狙いに行くチームは彼らを”安全圏”に行かせないように注意しなければいけません。

最後に

きょうの第3ステージは、23:00からJSPORTSで中継!
明日のブログは19:19に更新します。

お見逃しなく!

Leave A Reply

*
*
* (公開されません)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください