
【レポ】ツール・ド・フランス
さいたまクリテリウム2017
こんにちは、スポーツライターのAkane(@akane_ikeno)です。
今回は、11/4に行われた2017ツール・ド・フランス さいたまクリテリウムのイベントレポートをお届けします!
11/3に行われた前日祭のイベントレポは下記リンクからどうぞ!
スプリントレース予選・決勝

午前中に行われたのは、スプリントレース。
競輪をロードレースに持ち込んだようなイメージで、ルールは次の通りです。
1チームから1選手が出場し、約3kmのコースを走行して1着を争う。
スタート地点からパレード走行を行い、残り約1km付近にアクチュアルスタートを設ける。
4組(1組あたり3名または4名)に分かれてレースを行い、各組1位となった選手により、決勝戦を行う。
瞬発系筋肉は短時間しか持続できないので、各選手はライバルの脚質や戦略を考慮しながらスパートの機会を窺う。
世界トップレベルのスプリンターたちによる、本場さながらの白熱したスプリントが期待できる。
引用元:大会公式サイト
すべてのレース展開を書くと長くなりすぎるので、リザルトのみ。
グループA:キッテルが決勝進出

- マルセル・キッテル(GER/Quick-Step Cycling/@marcelkittel)
- 別府史之(JPN/Trek Segafred/@Fumybeppu)+0.170
- 山本幸平(JPN/スペシャルチームジャパン for さいたま)+0.860
- 水谷翔(JPN/シマノレーシング)+1.760
グループB:大久保が決勝進出

右奥から畑中勇介、トム・ヴァンアスブルック、フレフ・ヴァンアーヴェルマート
- 大久保陣(JPN/ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)
- トム・ヴァンアスブルック(BEL/cannondale drapac/@Tomvanasbroeck)+0.260
- 畑中勇介(JPN/チーム右京)+0.210
- フレフ・ヴァンアーヴェルマート(BEL/BMC racing team/@GregVanAvermaet)+0.300
グループC:アルントが決勝進出

- ニキアス・アルント(GER/Team Sunweb/@NikiasArndt)
- 新城幸也(JPN/ツール・ド・フランス ジャパンチーム/@YukiyaArashiro)+1.450
- 岡本隼(JPN/愛三工業レーシングチーム/@RB8810_0761dett)
- 窪木一茂(JPN/NIPPO・ヴィーニファンティーニ/@kakka0606)+1.210
グループD:カヴェンディッシュが決勝進出

最終組は3選手でのレースでした。
- マーク・カヴェンディッシュ(GBR/Team Dimention Data/@markcavendish)
- 岡篤志(JPN/宇都宮ブリッツェン)+0.300
- ミカル・クヴィアトコウスキー(POL/Team Sky/@kwiato)+0.600
決勝:キッテルが優勝
スプリンター勝負を制したのはキッテル!
ツール本線では幻のマイヨ・ヴェールとなったロードレース界随一のスプリント力を存分に発揮しました。

- マルセル・キッテル(GER/Quick-Step Cycling)
- マーク・カヴェンディッシュ(GBR/Team Dimention Data)+0.500
- ニキアス・アルント(GER/Team Sunweb)+0.200
- 大久保陣(JPN/ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)+1.220
カヴェンディッシュとアルントのタイム差が逆なんですが、写真を見る感じだとカヴェンディッシュが上位っぽいような…。

個人・チームタイムトライアル
個人タイムトライアル(パラ選手、女子選手、男子ジュニア)も満喫したあとは、プロチームによるチームタイムトライアル。
(ITTの写真なかったです、ごめんなさい…)
1チーム3名でスタートして1周(約2.5km)の所要時間を計測し、最速タイムを競う。
リーダージャージ着用者を除いて同じチームジャージ、同じロードバイクで隊列を組んで走るシーンは通常のロードレースとは異なった迫力があり、空気抵抗の大きい先頭を順番に務めるために3選手が位置を変えていくテクニックが見もの。
引用元:大会公式サイト
UCIワールドツアーの強豪チームを抑えて優勝したのは、宇都宮ブリッツェンでした!
- 宇都宮ブリッツェン(JPN/@blitzen_PR)03’09″39
- Team Sunweb(GER/@TeamSunweb)+0’02”
- BMC RACING TEAM(SUI/@BMCProTeam)+0’05”
- Team Dimention Data(RSA/@TeamDiData)+0’05”
- ブリヂストンアンカーサイクリングチーム(JPN)+0’07”
- 愛三工業レーシングチーム(JPN/@aisan_live)+0’10”
- Team Sky(GBR/@TeamSky)+0’13”
- チーム右京(JPN/@Team_UKYO)+0’16”
- スペシャルチームジャパン for さいたま(JPN)+0’17”
- シマノレーシング(JPN/@SHIMANO_Racing)+0’18”
- Quick-Step Cycling(BEL/@quickstepteam)+0’21”
- NIPPO・ヴィーニファンティーニ(ITA/@NIPPO_Fantini)+0’22”
- cannondale drapac(USA/@EFprocycling)+0’28”
肝心のブリッツェンの写真がないので、他チームの写真を多めに…。






クリテリウムメインレース
いよいよ今大会のメインレース。
ルールは以下参照。
全選手(女子選手・男子ジュニア選手、パラサイクリング選手を除く)が出場し、1周約3kmのコースを19周し1着を争う。
コースレイアウトを2年ぶりに刷新したことで、これまでとは違うレース展開が期待できます。
コクーンシティ脇の折り返しから約300mの直線コースは、白熱のゴールスプリントが期待できる一番の見どころです。
引用元:大会公式サイト



逃げ集団には畑中や別府らが加わるものの、レース前半の間にメイン集団に吸収されます。
新城も何回か逃げを試みたものの、うまく決まりませんでした。

10周目でリゴベルト・ウラン(COL/cannondale drapac /@UranRigoberto)とヴァンアーヴェルマートが逃げ、追走したフルームとバルギルは次の周で2人に合流。
そしてそのまま、UCIワールドチームのエース選手4人による、なんとも豪華な逃げ集団を形成しました。


ラスト2周で逃げ集団からフルームとバルギルが前に出ました。
バルギルがフルームを振り切ってアタックを決め、単独首位の状態でラスト1周へ。


トンネルを抜けた後の上り坂でバルギルはメイン集団に吸収され、ゴール前スプリント勝負に。
別府も最後まで粘ったものの、カヴェンディッシュが先着して初優勝となりました。
(決定的な瞬間が撮れず落胆したのは言うまでもありません…)
表彰式
表彰式のころには雨が強く降り始めました。
ここから先は写真のみでお届けします。









これですべての大会プログラムは終了し、惜しまれながらもさいたまクリテリウム2017は終了しました。
それでは!